ロシアとバルト諸国のオーラソーマ(マリアンヌ・ミッケルセン)

今ではオーラソーマが世界中で広がっていることはなんとなく感じられます。
しかし、自分の国以外の地域でそれがどんな広がりを見せているかは、
実際のところは何も知らないわけですよね。
そして、これもあまり意識に上らないことですが、
オーラソーマが広がっていくには
オーラソーマを広げている人達がいるということです。
そして、そのひとりひとりにドラマがある……。

今回ご紹介するのはまるでサスペンスドラマのようなお話です。

オーラソーマの話でよく耳にするのは、
日本を別にすれば、当然のことですがイギリス、
そしてオーストラリア、アメリカです。
アメリカに広がっているのだから、カナダにも行っているでしょう。
そして、ヴィッキーさんのお話にあった北欧の国々、
スエーデン、デンマーク、ノルウェーと言った国々の名前も耳にしたことがあります。

このごろでは、韓国、中国などもその仲間に加わってきたようですね。
さて、こうしてほんのわずかの国名をあげたところで、
あれ、ところで、あの国なんかはどうなのかな(?_?)、と思う国はありませんか。

ええ、大きさで言うと、
ロシアというとても大きな国があります。
でも、ロシアのオーラソーマ事情なんて、
あまり聞いたことがありませんよね。
でも、ロシアとバルト諸国に先鞭をつけた方がいるようです。

ロシアって、ドストエフスキーやトルストイの小説から察するに、
とても精神性の高い独特の国ですよね。
ロシア方面にはどんなふうに広がっているのでしょうね。
ロシアには、レイキ(霊気)も広がっているみたいですよ。(@_@)
すべてはつながっているんですねぇ。

この記事は、マリアンヌ・ミッケルセンさんという方が
まるでサスペンスドラマのようなご自身の体験を
報告してくださっているものです。
では、お楽しみください。


ロシアとバルト諸国におけるオーラソーマ

オーラソーマの目覚めと深いヒーリングの光は東方にも広がっており、
人々は興奮しつつそれを受け入れています。
人々が深い関心と共にスピリチュアルな成長に働きかけていることに、
私はとても感動しました。
そしてマインドを越えて深くフィーリングのレベルに行くのは、
もっと簡単なようです。

東方、特にロシアは、創造力という点では、
「深い愛を通して高次の意図を形にする」可能性をもった、
まさにマジェンタの国だと感じられます。

キリストのエネルギーの核心部分に触れ、
しかもそのエネルギーを人生の中で体験する心構えができており、
犠牲という問題を実際体験しながらも、
愛を通して新しく上昇するエネルギーを感じてもいるのです。

それは目覚めの力であり、
それはより、
自分はここにいるという感覚を強めてくれるものであり、
そこで私たちは光の存在であることを認識するのです。
そして、とても強い創造的なパワー、形作るパワー、
すなわち聖霊の目覚めを体験するのです。
そこでこそ私たちはキリストの意識のなかで、
共に創造するという意図を認識しながら、
目覚めて生きることができるのです。

私には東方は目覚めのプロセスにあって、
強力な役割を担っているように感じられます。

それはほとんどエーテル的にというよりは、
物質的に感じられるものですが、
他のレベルの存在たちが、
物質として姿を現わしたような感じなのです。

私はディープマジェンタと暁の黄金の色である
B90のボトルを思い浮べているのですが、
この暁あるいは黄金の太陽は東方より出ずるものです。
それは何かが本当に、
世界のこの地において明らかになるという感じがします。
そして、それは突然起こりうるのです。
これらの国々で教えるというのは、
とても力づけられる経験であり、
また閃きに満ちたものでした。
なぜなら、内容は同じであっても、
彼らが色によって自分の経験を表現する仕方は違い、
使う言葉も少し違っていたからです。

すべては1994年に始まりました。
私は、ダリア・ブラシウリテという女性から
リトアニアに招待されたのです。
彼女はセントジャーメインのクイントエッセンスを使ったとき、
すっかりオーラソーマに魅入られてしまいました。
このバイオレットの哲学的なエネルギーが
東方のドアを開けたのだといえるでしょう。

その時から、私とダリアはラトビアとモスクワを共に旅し、
いつも彼女がコースの通訳をしてくれました。
ダリアは、スピリチュアルな意味でも、物質面でも
オーラソーマと共に働きたいという強い意志を持っていました。
彼女は世界のこの地域での仕事の窓口のような存在で、
オーラソーマのディストリビューターでもあります。

マイクはこの地での仕事の発展に、
多大な助力をしてくれました。
私たちは最初からリトアニアで
いくつかワークショップを行いましたが、
そこでのエネルギーは大変柔らかく、
流れのあるものです。
それは黄色の光がゴールドに移って行くような感じです。
クツミ(クートフーミ)のように、
内なる知恵を認め、
内なる種子がスピリチュアルなレベルにおいて、
悟りへのドアを開くのです。

そしてそのマスターの弟子となり、
私たち自身がその仕事を成就することを知るのです。
私たちはラトビアでもいくつかのコースを開催しました。
ラトビアのエネルギーはもっと赤っぽく、
ディープレッドとさえいえるもので、
もっと勢いのあるエネルギー、けれどもまた、
特に最初はほとんどエネルギーの壁といえるような
特別な抵抗の感情も感じました。

最初の2日間は、
壁ごしにワークしているようなものだったのです。
ラトビアはヒーラーがたくさんいる国のようです。

レイキはこの国々でもよく知られ、使われています。
ラトビアには、レイキのマスターとして、医師として、
また今ではオーラソーマ・セラピストとして
働いている女性がいるのですが、彼女は本当に、
これから多くの人々にメッセージを伝えていく人でしょう。
これらの国でワークショップを開催することは、
かなりの仕事です。

というのも、西欧のようにはコミュニケーション網が整っていないからです。
彼らのパイオニアのエネルギーには頭が下がります。
私たちは、モスクワに初めてやってきたとき、
赤の広場にオーラソーマの旗を立てる代わりに、
オーラソーマのロシア到着を祝い、
クレムリンを前にシャンパンボトルで乾杯をしました。 


私が着いたその夜は、ほんとうにうれしかったものです。
そこでの仕事は私にとって、とても大きな癒しになりました。

というのも、彼らがオーラソーマをハートの奥深くで受け取り、
ボトルをまるで宝石のように自由に体験してくれたからであり、
1本のボトルは彼らにとって、
お金には代えられない貴重なものだったからです。

けれども、そこで仕事をすることは、
大変チャレンジに満ちたことでもあります。
というのも、環境がとにかく違うからであり、
私たちは特別な方法でラトビアと
リトアニアの国境を越えさえしました。

国境で足止めを食わされた私たちは、
ラトビアでのワークショップを控えており、
ぐずぐずしているわけにはいかなかったのです。

ダリアと私は、国境を越える手助けをしてくれるタクシーの運転手を見つけ、
車の後部座席で耳も聞こえず
物も言えない障害者のふりをしました。

私は彼の友人の奥さんのパスポートを
借りなくてはなりませんでした。(ビザがなかったのです)
国境の警備員は運転手に、
私の病気の助けになるようにと、
ラトビアの有名なヒーラーの居所を教えてくれました。
車の中でじっと座って国境を越えるのは、
本当に独特の気分でした。

私はほんとうにこんなことをするのは気が進まなかったのですが、
こうでもしない限り、
3日も5日も書類の手続きにかかってしまうということで、
それではラトビアの人たちのコースに間に合わないのです。
私たちはただ、行動することに決めたのです。

そして私たちは、50ドルとウオッカ1ビンで国境を越え、
オーラソーマの講義の30分前にお腹を空かし、
くたくたになってラトビアのリガにたどり着いたのです。

私はそのタイミングに感無量となり、
ほんとうに謙虚になり、守られていることを感じました。
もし私たちが国境を越えなかったら、
ワークショップは行なわれなかったわけで、
それは実にグリーンの瞬間だったのです。

グリーンはまさに、決断の色。
私は仕事を通し、たくさんの思いやりを経験しましたし、
そこでの人々が、異次元のレベルでの
強いコミュニケーションの能力があることを知りました。
私は彼らが新時代の強力な担い手となると確信しています。


『リビング・エナジー』Vol.1(p37-38)



ロシアは、大きな癒しを経験できるような
キャパシティの大きなお国柄なんでしょうね。
そんななかでも、色は言語の違いを超えて伝わっていく……。

pari 記

 

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