B12 新しい時代の平和

今日から3月です。 春の足音が聞こえて来る頃ですね。
そして、今回のボトルの名前は「新しい時代の平和」。
まさにこのボトルの名前のように、2012年は新しい時代の平和となるように願うばかりです。
そのために、オーラソーマがその「新しい平和」にどのように平和に貢献できるのでしょうか?
オーラソーマのイクイリブリアムのボトルに「イクイリブリアムは意識への鍵です」と書かれてあるように、その鍵は意識の持ち方にあります。
自分自身の内面の意識を変えることが「平和」への鍵になっていきます。
インドで生まれ、世界的な精神的指導者として有名なクリシュナムルティは「あなたが世界だ」というふうに言っています。
平和のためのデモが闘争になったり、平和のための戦争が起こったり、平和を口にしながら戦争がなくならないのはどうしてでしょう?
クリシュナムルティは、あなたの内なる世界が外側の世界の状況を作りだしているのだと言っています。
そういう意味では、オーラソーマはその内面に働きかけるツールであり、このボトルは平和のための鍵となる、平和の意識に働きかけていくツールとも言えるでしょう。
昨年は、109番のボトルが誕生し、さらなる新しい時代への幕開けを感じます。
外側の世界は、大きな変化と同時に、新しい時代に向けて進むなか、まだまだ大きな混乱の渦中にあるようです。
そのなかで求められるのは、自分自身を知り、確立していくことだともいえるでしょう。
オーラソーマは、まさにその自分自身に気づきをもたらし、自分の生きていく方向を見定めることに役立つツールともなるものです。
さて、このボトルに対応するタロットは、「吊された人(The Hanged Man)」です。
「新しい時代の平和」という名のボトルなのに、逆さにつるされるなんて縁起でもない、と思われるかもしれませんが、この吊るされた人をよく見てください。
そうすると、実はすばらしいメッセージが隠されていることを知って驚くでしょう。
このカードには、多くの逆説と矛盾が同時に存在しています。
$オーラソーマ 総合情報サイト ブログ-12 The Hanged Man
http://artbeing.com/aura-soma/reading/tarot-B012.html
すると、その青年の顔が光り輝き、穏やかな顔をしているのがわかります。
そして青年のポケットからは、金貨のようなコインがこぼれ落ちています。
頭の下の地面には花が咲き、足にはブルーの蛇が巻き付いて、十字架に逆さまに張り付けられたような形になっています。
青年の頭に後光が射しているのは、ちょうどお釈迦様やキリストの絵に後光が射しているように、悟りの境地を表していると見ることができます。
そうすると、そのプロセスのなかで、これまでの世界の見方ががらりと逆転して見えてしまうというような経験を象徴して描かれているようにも思われます。
このボトルは上がクリヤーで、下がブルーのボトルでできています。
$オーラソーマ 総合情報サイト ブログ-B012 Peace in the New Aeon
http://aura-soma.co.jp/products/equi/B012.html
振って混ぜるとペールブルーのエルモリアとなります。
$オーラソーマ 総合情報サイト ブログ-B050 El Morya
http://aura-soma.co.jp/products/equi/B050.html
そのメッセージは、「私の意思ではなく、汝の意思をなす」
そして青年は、知恵を表すブルーの蛇によって足を木に縛られて、両手は後ろに縛られているようです。
つまり、ここでは、これまで外側の世界に生き、自分の自我の欲望を満たすために、ありとあらゆる人生を生きてきた青年が、あるときいきづまり、別の世界に気づきます。 それは自分の内面の世界、隠者の世界でもあったわけです。
欲望がある限り、そこには競争もあり、闘争もあり、葛藤が生じてきます。
その原因をさかのぼって熟慮したときに、それらを作り出していた根本的な原因が自分の内面の中にあることに気づいたのです。
その内面の世界においては、外側の世界とは全く異なった原理、法則、価値観が作用します。
外側の世界では自分が得るためには相手から奪い、人に与えれば、自分の持っているものは無くなってしまいます。
内側の世界では、与えることが得ることであり、分かち合い、与えるほどに豊かに増えていくものです。
そのような世界において、青年のそれまで自分の欲望で集めてきた金貨が地面に落ちていっています。 もはや自分のなかにため込む必要がなくなったからでしょう。 自分の内側に真理を見いだせば、これまで背負ってきた重荷や本質的でないものごとははがれ落ちていくことになるのです。
これはある意味、これまでの自分を放棄し、これまでの考え方、価値観、信念を捨て去り、宇宙の法則、存在に身をゆだねるということであり、これまでのエゴを中心とした価値観からはまったく180度異なった、世界を見ることになります。
それがこの逆さ吊りのなかに示されています。
しかしまた、逆さ吊りというのは、苦難を受けている状態であり、人生に裏切られたり、屈辱を受けるような状況であったりもします。 そうした行き詰まりの時においては、落ち込みうつになったり、神経症や精神病になったりすることがあります。
ユングはそのような状況を、自己の存在の深みへと降りていって、その深さを知ることへの招待であり、チャレンジだとみなしています。
つまり、そのようなどうにもならないような状況において、人は全力を尽くし、自分自身を自覚することのできる機会となる、というのです。
どうにもならないような状況に直面したとき、人は自分の意思や知恵を放棄し、人間を超えた成長と発達を促す力に信頼をおくしかなくなるというのです。
まさに無意識を探求し、集合無意識を発見したユングならではの知見です。
そして、これは107番のボトルでのメッセージでもあると思います。
ディープマゼンタの自分の闇を通り抜けることのなかから、自分は誰かということの真実を見いだしていくようなプロセスがここにあるように思います。
外側の世界が混迷した時代にあるからこそ、真の自分を見いだし、発見していく機会となるのですね。
この吊された人のカードは、そのような自分自身を見いだしていくことの勇気を与えてくれるようです。
そして、そのような探求のなかで内なる平和を見いだしたとき、それが「新しい時代の平和」となっていくのでしょう。
お釈迦さんはそのことを悟り、こころの平安を得る方法を説き、その教えが仏教となっていきました。
みなさんにとりましても、この2012年が「新しい時代の平和」を見いだす年となりますように。
・・・というわけで、以下のリンクより今日のメッセージをもらってみましょう。 $オーラソーマ 総合情報サイト ブログ-今日のタロット
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