対応するタロットは法王です。
このボトルをタロットと対応させてみていくことで、ボトルの示唆する意味に、より広い幅と深みが出てきますし、視点を変えて眺めることができます。
タロットは、カバラの生命の木と対応しているものとして見ることができますし、タロットには人生の秘密を解き明かす鍵が秘められている、とも言われています。
そこまで深く考えなくても、ここでは、人生を歩んでいくうえでのヒントとして読んでいただければと思います。
このボトルとタロットの旅には、人生を生きていくうえでの多くの学びと知恵が含まれています。
０番のフールから始まった旅は、ここで法王に出会います。 ローマ法王の法王であり、教会の教皇、ないし司祭と訳されることもあります。
これは、どういう意味なのでしょうか？
フールは、純粋無垢な青年として、人生の探求の旅に出ました。
最初にマジシャンに出会います。 そこで、自分には人生を歩んでいくためのすべての道具を、すでに内側に持っていることを知ります。
次に女司祭と女帝に出会います。 そこで、女性の原型、母性について学んでいきます。 それは最初に子供が母親から学ぶものでもあります。
そして皇帝に出会います。 父親に出会うわけです。 ここでは男性の原型を学ぶことになります。
そして今回は法王です。 皇帝が現世世界での権威の象徴とすれば、法王は精神世界での権威の象徴です。 聖書（聖なる教え）の知識を解釈、ないし伝授する者。
ここで青年は精神的な世界の学びを始めることになります。
子供で言えば、小学校に入るということにも象徴されます。 それは家族という世界から学校、仲間、クラブ、社会に出会っていくことであり、集団に帰属し、そのグループの価値観、信念体系を学び始めるということでもあります。
法王というと宗教的な意味合いが含まれますが、現代社会においては、単に教育機関と教師、というように置き換えて考えることができます。
ですから、そこでは教えること、学ぶことの大切さを意味しています。
このボトルが知識、教師、生徒のボトル、と呼ばれていることとも符合します。
では実際に、このタロットを見てみましょう。
法王がソロモン王のライオンの王座に座っています。
背後から太陽が昇り、虹が頭上にかかり、王は左手からその虹の光を受け取り、オーラソーマのトライアングルのロゴのように、ハートを通り、大地に下ろしています。
ヴィッキーさんは、精神的な知恵もそれが実際に日常生活に生かされていないものは役に立たない、実際に役立てることが大切であることを強調されています。
それが、この法王が、天上にかかる虹、光を大地に下ろすという動作で示しています。 精神的な教えを実際の日常生活に生かすということを表しているのです。
ボトルを体に塗るということもそのひとつかもしれません。 コンサルテーションで得た洞察と気づきを実際に人生に生かしていくということでもあります。
法王の右手には生命の木が白い光で示された木が立っています。
そこにはフォロファントのパス（道）が白く光っています。
そして腰には知恵の木を解き明かす鍵がつるされています。
生命の木については以下をご参照ください。 http://aura-soma.co.jp/intro/advance/tree_of_life.html
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