「オーラ」とは「放射」、「ソーマ」は「身体」
「オーラソーマ 光と身体(その1)」より ドミニク・ヨーマン
人生が何であるかについては、それこそ人の数ほどの見解があるでしょうね。
そしてそれらの見解のほとんどは、自分の人生が何であるかの途中段階での見解といったものだと思います。
私たちには自分の周りのほんの僅かの環境しか見えていません。
そして「自分」といったとき、それが自分の身体を指していることは間違いありません。
とすると、たとえば地球の人口が七〇億だとすれば、私たちは七〇億分の一の体験と知見に基づいて人生全般を憶測し、それぞれの人生観を築いていることになります。
自分の判断と意志で、人生を切り開くことができると信じて。
ところが、個体としての物質という世界観が崩壊し、量子力学的世界観が浸透してくるにしたがって、私たちが自分と信じてきたこの身体が、じつは深く環境と関わり合い、環境の中に織り込まれているものであることがだんだん知られるようになってきました。
まわりの物理環境と思考や気分や感情といった精神的環境のなかに、いわゆる自分が深く織り込まれていることがわかってきたのです。
つまり、私たちがいう自分とは、環境の一部であり、しかも私たちが信じていること、考えていることの一部であることがわかってきてしまったということです。(^^;)
つまり、私たちとは、自分たちが考えているものだということです。
不思議な世界に入ってきたものですね。
「オーラソーマ」は、そのような世界観のゲシュタルト崩壊が起こっているこの時点で、地上に降ろされたひとつの癒しのツールであり、世界観再構築のためのツールです。
私たちとは、「ソーマ」つまり身体であるだけでなく、「オーラ」として環境中に放射し、また環境からのエネルギー放射を浴びている存在なのだと。
オーラソーマシステムはその色のエネルギーの特性を使って人体に着地しているエネルギーを診断し調整しようとするのだと思います。
ではドミニク・ヨーマン氏の記事「オーラソーマ 光と身体」から、そのあたりの話題に触れている部分をご紹介しましょう。
—————————————————————— オーラソーマ 光と身体
ドミニク・ヨーマン
オーラソーマはカラーシステムの名前で、1983年に生まれて以来、この惑星を取り巻いてきました。 そのシステムの中心にはイクイリブリアムとして知られる色のコンビネーションのボトルがあります。 キラキラと光る水とオイルでなる2層の色のコンビネーションは、無理強いしない魂のセラピーの方法を備えています。 コンサルテーションにおいて、クライアエントは最も惹かれる色のコンビネーションを選ぶようにすすめられます。 そしてこの選択は、魂の見地から、クライアエントの人生における洞察の基礎と、コンサルテーションを通して現れる状況にバランスをとる主要な道具を与えます。 このシステムやその方法については、他で多く書かれています。 ここではオーラソーマのカラーシステムからの洞察とともに、光とボディーの関係を探ってみましょう。
まさにオーラソーマ(Aura-Soma)という名前が、このシステムがこの主題と親密にかかわっていることを示します。 この名前は最初のボトルが誕生した後、すぐインスピレーションで受け取られたものです。 「オーラ」とは「放射」、あるいは「エネルギーフィールド」を意味します。 この領域は光と色によって知覚されます。 「ソーマ」はたとえば精神身体医学においては「身体」を意味します。 オーラソーマという名前は、このシステムの意図とそれが与えることのできる可能性を表しています。 その可能性とは、エナジーフィールドと光と体のつながりです。 オーラ(Aura)とソーマ(Soma)が(英語表記では)ハイフンによってつながれています。 光のフィールドと体が分かれているものではなく、実際はより深い根底にある一つの調和の二つの側面であり、とぎれのない一つのエネルギーの一部であるからです。
この考えは科学の世界においてはもはや異質のものではなく、現実の中で、科学研究の先端で働く量子物理学者によって生み出されたものです。 今世紀の初頭から、彼らの発見は科学の理解における発展を見ることによって、生命をつくる最も小さな個は、まったくのところ固体ではなく、エネルギーの力であるという気づきを導いてきました。 私たちが、自分自身を、そして私たちを取り巻く宇宙をどのように見るかに最も深い関係を持った研究です。 体もその一部である物質世界というのは、固体ではなく、普遍のものでもなく、ただエネルギーフィールドでつくられたものです。 その領域では、エネルギーの力は不規則にONになったりOFFになったりするようで、それが最も小さな微粒子が現れたり、消えたりする原因となるのです。物質世界のすべて、それは我々の肉体を含む、構造と固体を持つものすべてが、可能性として存在の中で瞬間に現れたり、消えたりしていると考えるのは、私たちの現実のレベルでは理解するのがほとんど不可能です。最も深いレベルの現実において、科学は光と身体の関連性を発見しています。
私たちが生きる物質世界において、光と色がどのように相互に関連しているかをさらに調べてみましょう。 世界は色のついた物体で満ちています。 今日、私たちが利用する技術の魔法によって、色は主として表面的になっていて、消費者が選択する物の実体と構造に付随するものになっています。 しかし自然界、つまり私たちがその一部としてとどまる現実の世界において、色は個々の物の本質への基本的な手がかりを与えるものとして見ることができます。 色は物体の持つギフトや質を知らせる暗号(記号)として機能するのです。 たとえばラベンダーとアメジストのバイオレットはどちらも鎮める質を示しています。 これはシグニチャー(署名。記号)の科学と呼ばれます。 その秘密と知識は静かに時代を通じて受け継がれています。
『リビング・エナジー』Vol.4(p77-78)
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現象世界の一部である身体も思考も感情も、たえざる変化に晒されていますよね。
そういう環境のなかで、つねに自分を意識していることが、人間に与えられた過酷な試練なのでしょうか。
つねに崩壊していく自分を思考と感情で取りまとめていくのは大変ですよね。(^^;)
本当に、人生ってなんなんでしょう。
pari 記
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