「在庫はいますか?」

「在庫はいますか?」
 「オーラソーマというライフワーク」より    柏村かおり
       「生物学」は動物と植物を研究対象とする学問であり、地球の鉱物圏を対象とする学問が「地学」であるのは、今も変わりはないのでしょうね。(^^;)
「生物学」が対象とする動物と植物は有機物、つまり“生き物”であり、「地学」が対象とする鉱物は無機物であって“生き物”ではないというのは、少なくとも前世紀では不動の常識でした。
ところが前世紀の半ばころからスピリチュアルな情報が入ってくるとともに、サイエンスの世界からも波動宇宙論とでも言うのか、なんとなく現象世界すべてが相互に密接に織り込まれた波動世界であるというイメージが起こってきました。
とはいえ、だからといって、何らかの意味で“動くもの”が“生き物”であり、鉱物などは“生き物”だという感じはしません。
しかし考えてみると、いわゆる「地学」の世界でも、海の波は動き続けていますし、火山も爆発するんですよね。(@_@)
となると、鉱物の世界は“動かない”から生き物ではない、という前提自体が成り立たないことにもなるような。(*^_^*)
でも、まあ、感覚的な常識というのは、そんなに簡単に変わるものではありませんから、やっぱり鉱物が“生き物”だという気がしないのは当然です。
オーラソーマのボトルに入っているのがハーブのエネルギーであり、活性化された鉱物の波動エネルギーだということは知識としては聞いています。
またオーラソーマの世界では、イクイリブリアムボトルを「リビングエナジー(生きているエネルギー)」と呼んでいることも、確かに知っています。
でも、そのことと、オーラソーマボトルを“生き物”として扱っているかどうかは、まったく別ですよね。
ところが、オーラソーマの創始者のヴィッキーさんは、どうもボトルを“生き物”として扱っていたのかもしれません。
たしかに、ヴィッキーさんのボトルの扱い方には、そんなことを感じさせるものがあります。
そして、そのことを鋭く感じさせてくれたのが、今回ご紹介する柏村かおりさんの記事でした。
では、柏村さんの記事「オーラソーマというライフワーク」から、そのあたりの雰囲気を伝える内容をご紹介しましょう。
       —————————————————————— ●◎ 生きた宝石
私は、ヴイッキーさんの言葉にある、「このギフトをただの化粧品におとしめるわけにはいかない」という言葉の重要性を、本当の意味で理解し、守っていくことが私たちの責任だと思っています。
オーラソーマのすばらしさは、生きた宝石である100本以上のボトルの存在です。 コンサルテーションはどの瞬間も美しく、静かな奇跡を招きます。 クライアントは、ボトルの前に立った瞬間に運命のボトルと出会い、奇跡の種を受け取ります。
ボトルは、古代からの智恵と自然界の恩恵を凝縮した生きた宝石です。 イギリスで豊かな愛情に包まれて誕生し、その瞬間にどの人のサポートに向かうかも決まっているといわれています。 それは私たちにブループリントがあるのと同じです。 クライアントが選んだボトルを手にしたとき、待ち望んだ出会いがときと海を超えてようやく果たされたのですボトルとクライアントは、一期一会の出会いをしています
ただ実際は、選ばれたボトルは再び棚に戻されて、裏から新しい「在庫」と呼ばれるボトルが手渡されていくことが多いようです。 理由としては「日本では購入する商品は在庫から新しいものを渡すのが習慣だから」「クライアントがディスプレーを買うのはいやがる」「けっこう色が変わってしまっていて出せない」ということです。
これでは「生きた宝石」という言葉は、ただの音に過ぎず、その本当の意図はどこに行ってしまうのでしょうか?
もちろん、それは私たちがクライアントに言いきかせることではなく、私たちが内側で認識することが大切です。 たとえばペットショップに行って出会った犬を抱かせてもらい、気にいったから「在庫はいますか?」と聞くでしょうか? ボトルの色が変わってしまったので棚からさげるということもよく耳にしますが、ボトルの色は変容しても、そのエネルギーはなにひとつ変わっていません。 そしてヴィッキーさんがのこしてくださった言葉の中には、「もしアルケミーボトルを棚から下げたら、あなたはそのボトルが出会うはずの人との縁を立ち切ってしまう」ともあります
また、以前は三位一体と呼ばれたボトルとポマンダーとクイントエッセンス。 クライアントが選んだボトルとともに、このポマンダーやクイントエッセンスを一緒に施していくことが最善でした。 そして、休むことなく進化し続けるオーラソーマでは現在、そこにカラーエッセンスとアークエンジェロイがい強いサポーターとして加わり、五本柱を推奨しています。 これらはクライアントが連れ帰ることにとても意味があります。
私たちはコンサルテーションの時間をとることはできても、そのあとクライアントの人生には寄り添うことはできません。 その私たちの代りに、ボトルを中心にした5つのプロダクトたちが彼らの人生に寄り沿います。
            『リビング・エナジー』Vol.7(p64)

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なるほど。
これは驚きました。(@_@)
たしかに、「ペットショップに行って出会った犬を抱かせてもらい、気にいったから『在庫はいますか?』」とは言わないですね。(^^;)
こういう極端な比喩によって、事態を明確にする語法があるんですね。
pari 記

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