プロセスを信頼する

プロセスを信頼する   
         「マイク インタビュー」から   マイク・ブース
        人間が生きている条件というのは、時代とともに大きく変化していきます。
ある時代にはまったく想像することすらできなかったようなことが、別の時代には当然のこととして前提されていたりします。
たとえば、技術的なことで言うなら、その変化の凄まじさはそれこそ十年一昔でしょうし、最近では数年で状況が一変しているというようなことはザラです。
では、人間の歴史における変化は、人間の進化を表しているのでしょうか?
かなり楽天的でないと、なかなかそうとも言い切れないかもしれませんね。(^^;)
ずいぶん色々なことが変化しているようではありますが、それが人間の進化を表しているかどうかとなると……うーん、それはどうなのか? (-_-;)
たとえば、時代小説などを読んで、そこに描かれ、そこで生きている人たちが、自分などより遥かに大人だと感じたことはありませんか?
たしかにとても貧しい世界に生きているのに、その人たちの日常生活の中での思いが今の時代を生きている自分たちよりはるかに深いように感じられたりする。
それはただ、フィクションだからそう思われるのかというと、発見された昔の人の日記などでそれがけっして特別な人達の思いではなかったりする。
思いが深まったと思われる面もあれば、ただ浅薄になったように思われることもある。
一概に「進化した」などとは、とても言えないような気がしてしまいます。(*^_^*)
ただ、その時代の流行に合わせて、物思いが動いているだけのような。
でもまた一面では、「進化」したとは言い切れないにしても、人間の条件はとても変わってきているようでもあります。
では、人間の条件で変わらないものは何なんでしょうね。
むろん、見方によって変わらないものは色々あるでしょうが、人間がその時代の常識に合わせて“可能性を自己制限している”ということは変わらないかもしれません。
ある意味では人間は、一種の“目隠しゲーム”をしているよう面があるのかも。(^^;)
今自分がしていることが、どのような現実を呼び出しているのかは、けっして知らないわけですから。
マイク・ブースの「プロセスを信じなさい」という言葉を聞いて、そんなことを思いました。
では「マイク インタビュー」から、そのあたりの発言をご紹介しましょう。
       ——————————————————————– マイク
人間の持っている本質のひとつとして、何かひとつの可能性があった場合、最も高い可能性を目指して取り組むというよりは最も低いところに留まってしまうというところがあると思います。
私がオーラソーマのコースを教える上で何かひとつ言えるとすれば「プロセスを信じなさい」ということです。
「プロセスを信頼する」ということはどういうことかというと、より信頼することができればさらに物事が進展していき、そしてそのことで自分自身により多くの力をつけることができる。 その結果、更にいろいろな展開が起こってくるということです。
では実際にどのようなことかというと、人というものは、「この人はどんなことをしているのだろう」とか、「あの人は何をしているのだろう」とか「あっちの場所で何をしているのだろう」とか、ほかの人がしていることに興味を持ってしまうものなんです。 でも、そういうふうにしていると、自分自身のプロセスからフォーカスが外れてしまいがちになります。 そうすると実際にオーラソーマが世界においてどのように展開してきているかということを見過ごしがちになってしまいます。
オーラソーマが成長していくことを信頼すればするほど正しい結果が導かれてくる、物事が完璧に起こってきて、先へと進展していくのだと思います。そのようにして先へ進んでいくことによってもっとエネルギーを得ることができるし、もっと多くの光がもたらされる。 そのことによって、私たちはより自分たちのパワーというものを持つことができるので、より大きな視点で物事を見ることができるようになるのだと思います。
ですから、プロセスを信頼するということは、そこから起こってくる結果につながっていくという可能性があり、かつ、自分自身に責任を持つということにつながっていきます。
                 『リビング・エナジー』Vol.5(p54)
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なるほど。
この「プロセスを信頼する」という言葉は、マイク・ブース氏のこれまでの実践そのものによって裏付けられている言葉なんでしょうね。
ここから何かをもらえるとしたら、とても重要なヒントですよね。
pari 記

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