タワーのイメージ

タワーのイメージ  マイク・ブース
        「911」として知られるアメリカ同時多発テロ事件が起こったのは2001年のことですから、あれからもう11年も経つんですね。
ツインタワーと呼ばれる世界貿易センタービルに航空機が衝突していくあの映像は、世界中で何度放映されたことでしょう。
そこで作られる集合意識の大きさを考えると、その意味でのマスコミの表現力は圧倒的ですね。
ネット上では日本語ですら、事件後間もなく(1、2年後には)「911陰謀説」を見かけ始めたような記憶があります。
間もなく世間的にも周知されるのかと思っていましたが、そういうふうにはならないものなんですね。(^_-)
ただ「911陰謀説」に関しては、ウィキペディアの情報 http://ja.wikipedia.org/wiki/アメリカ同時多発テロ事件陰謀説 を読むだけでも十二分な説得力があるようです。
アメリカの超党派団体「9/11の真実を求める学者達の会」が指摘している事実だけでも、ツインタワーの崩壊が事前に準備されていたことは自明だと思われます。
それはともかく (^^;)、今回ご紹介する記事でマイク・ブース氏が述べているように、この「タワー(塔)」のイメージは西欧世界の人々にとっては集合意識的な元型のイメージなのでしょうね。
オーラソーマタロットの「16 The Tower」の図柄はこんな感じです。
$オーラソーマ 総合情報サイト ブログ-16 The Tower
http://artbeing.com/aura-soma/reading/tarot-B016.html
これは、古典的なタロットではこんな図柄です。
$オーラソーマ 総合情報サイト ブログ-マルセイユ版タロットの塔
http://ja.wikipedia.org/wiki/塔 (タロット)
「塔」というのは、西欧世界では人間のエゴの驕りと、それを破壊する神の力のような意味合いを元々持っているんですね。
そういう文脈を前提にすると、今回のマイクの言葉はずっとわかりやすくなるような気がします。
ちなみに、「B102 大天使 サミエル」に対応するタロットはこんなふうです。
$オーラソーマ 総合情報サイト ブログ-102 The Tower
http://artbeing.com/aura-soma/reading/tarot-B102.html
もう、直接的にマイクの言葉を図柄に表した感じですね。
では、「サミエル102」(ディープオリーブ/ディープマジェンタ)
$オーラソーマ 総合情報サイト ブログ-サミエル102
http://aura-soma.co.jp/products/equi/B102.html についての「マイク・ブースからのさらなる考察」からご紹介します。
         ——————————————————————– ボトル16番、94番、102番の3本の関係性も、話の流れの中で面白い部分です。 ルドルフ・シュタイナーは、サミエルをタロット大アルカナカード「塔」に帰属させました。 これによって、サミエルは、オーラソーマにとって、「生命の木」に関わる特別な配置の中で果たす役わりを得たのです。 タロットカード大アルカナ16番の「塔」のカードを見つめてみると、それがあのツインタワーとほとんど同一の存在であることに気づくでしょう。 ニューヨークの知人は、実際の何枚かの映像を私に送ってくれました。 その中では、タワーのてっぺんに何かがぶつかり、人々がタワーから落ちていました。 これらの人々は、私たちが「塔」の中で見ているものと似た状況に置かれています。 見てください――稲光が塔へと落ちる。 塔が裂け、空洞が生まれる。 そして炎が塔の上から燃え上がる――ニューヨークでの事件の映像と「塔」のカードは酷似しています。 CNNやあらゆるテレビ局が、この映像を世界中に放映しました。 その日、何百万人もの人々がテレビの前でこれを見ていました。 この映像は、人間の意識内で何ものより古いイメージのひとつです。 これらは、根本的な意識のイメージです。 誰もがこれをテレビで見ていました。 ――飛行機の衝突によってタワーに空洞ができる、タワーの屋上から炎が燃え上がり、人々がタワーから落ちていく――これは何を物語っているのでしょうか? ボトル16の意味を読み取ると、私たちはそれを、回心(metanoia)、実存の変化と呼びます。 単なるマインドの変化、思考の変化、信念体系上の変化ではありません。 この回心(metanoia)とは、実存の中での変化を意味します。 あの映像、イメージを見つめる時、私たちには何が要求されているのでしょうか? 私たちが現実に要求されているのは、実存を変化させることです。 物事の考え方や、感じ方、あるいは世界の見方を変えるだけではなく、自分の実存を変化させることです。 どうやってそれを行なえばいいのでしょうか? どうやってそこへ向かえばいいのでしょうか? 信念体系や理想において、あるいは物事の考え方において、私たちが内側で何かを落とした後で、この実存の変化は起こります。 それは、頭脳からの、考え方に基づくような方法にはなりえません。 瞑想的なアプローチを通した時にだけ、実存の変化へ達することができると、私はとらえています。 言い換えれば、見通す目を得た人、聴く耳を得た人は、より深い瞑想へと向かうことが求められているのです。 これこそが、あのイメージが伝えていることです。 あのタワー「塔」を見つめた時、あなたは、その意味がわかるでしょう。
                 『リビング・エナジー』Vol.5(p108) ——————————————————————–
なるほど……。
「私たちが内側で何かを落とした後で」というのは、われわれが“何かを諦めたら”というのと同じような意味なのか もしれません。
何も手放さないで、人間が変わることなどありえませんものね。
ただ、手放すためには、まず自分が何を掴んでいるのかを知らなければならないのでしょうね。
pari 記
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