「dis-ease(病気)からease(楽な状態)へ」とは?

「dis-ease(病気)からease(楽な状態)へ」とは?
      「オーラソーマとは何か」から   エレノア アルバース
       オーラソーマは「二元性の原理」に基づくツールですよね。
“二元性”は現象を可能にするための必須の原理だと思います。
現象のなかに真理があるかどうかはわかりません。
でも、現象世界を対象にするかぎり、また現象世界で生きている(と思う)かぎりは、「二元性の原理」は無視できないと思います。
現象世界は変化の世界です。
永遠に変化しつづける世界です。
この永遠の変化のなかに、“成長”とか“進化”とか言ったものが、あるかどうかはわかりません。
なぜなら、現象世界は“どこか”に、あるいは“何らかの状態”へと、向かっているわけではないからです。
なぜ、そんなことが言えるのか。
それは、もし現象世界が“どこか”に、あるいは“何らかの状態”に向かっているのだとすると、そこに到達したときには、その先進むべき方向が無くなってしまうからです。
そうしたら、現象世界は止まらなくてはならない。
ところが、現象という事象そのものが変化することに依存しているため、止まることはただちに消滅を意味します。
というわけで、現象世界として顕現しているためには、現象世界は止まることはできません。
インドの覚者Oshoは、世界は“完璧から完璧への変化だ”と言いました。
つまり、今現象しているこの世界が、完璧だというわけです。
でも、この現象世界が紡ぐ物語のなかに入っているわれわれには、世界は完璧とは見えません。
だから、成長が必要だと思うしかないわけでしょうね。
現象世界が顕現しているためには変化はどうしても必要です。
でも、その変化が必ずしも“葛藤状態”である必要もまたありません。
それは“調和的状態”であってもかまわないのです。
そしてこの“葛藤状態”から“調和的状態”への変化を「成長」とか「進化」とかいう概念でとらえようとしたのでしょうね。
“調和的状態”とは、そのときその領域でのエネルギーのバランスがとれている状態だと思います。
そしてそれこそが、オーラソーマが働く領域だと思います。
今回はドイツ人エレノア アルバースの「オーラソーマとは何か」から、不調和な状態からより調和のとれた状態へ向かうということの意味を語っていただきましょう。
では、その辺りの部分をご紹介しましょう。
        —————————————————————— 「dis-ease(病気)からease(楽な状態)へ」とは?

オーラソーマ的健康、癒し、そして全体性。
オーラソーマは私たちの真の存在の奇蹟を映し出す鏡です。 オーラソーマは決して人を他の誰かに変えることをしません。 オーラソーマはしばしば私たちの中の好きになれない部分を私たちに見せてくれます。 もし私たちがより深く覗きこんだなら、私たちの過去、時を遡り、私たちがそうであった、そして今あるところのもの全てを見い出すでしょう。 私たちの持つ痛みの全てが深みのどこかにひそんでいます。 オーラソーマはそれを全て表面化させます。 私たちがバランスボトル、ポマンダー、クイントエッセンスを使い始めたとき、前より気分が悪くなることがあるのはそのためです。 もしそれが起こったなら、オーラソーマのエネルギーが働き出したと確信出来ます。 オーラソーマとは、全体となることで癒されることです。 全体となるのを妨げているものを手放すことです。 ドイツ語にHeil-Werdungという言葉があります。 これは「全体になる-癒される」ということを最もよく表わしています。
Heil-Werdungは私たちの存在の様々なレベルを含んだ魂のプロセスなのです。 世界に向けてオーラソーマの最も深い意味を表現することは崖っぷちを行くようなものだということに同感です。 私たちはオーラソーマというものを裏切るべきではないし、それに対して真実でなければなりません。 私たち自身のためにそれと共に真実であるべきです。
単にオーラソーマは意識の成長のためのものだというようにあまりにシンプルに言い切るべきではありません。 オーラソーマの、単に意識のためという一面だけではなく全てを語らなければなりません。 フランクは最近こんなことを言いました。 「オーラソーマは黄金なのに私たちはあたかも単なる金属板であるかのように売っている」  そんな売り方をしていながら、「人々はもうオーラソーマに対してそれほど興味を持っていないのかしら?」などと思うのは馬鹿げています。
金属板はどこにでもあります。 けれどオーラソーマはスペシャルなものです。 オーラソーマは黄金なのです!  GOLD=WHOLE=HOLY=HEIL(HEILIG=HOLY),Heil-Werdung,Heilsam.
Heilsamは人を気分良くさせる、全体的だと感じさせるものです。 (それは微笑みかも知れないし、花、オーラソーマ、音楽かも知れない) Heil-Werdungは健康になるという以上の意味があります。 それはスピリチュアルな言葉です。 私たちのあらゆるレベルが「光になる」プロセスに入ることを意味しています。 
                『リビング・エナジー』Vol.2(p73)

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なるほど。
> オーラソーマとは、全体となることで癒されることです。 > 全体となるのを妨げているものを手放すことです。
アルバースさんはこのように見極めたのですね。
もしかしたら、現象世界とはすべてを手放すための舞台なのかもしれませんね。
pari 記

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