ニューアース その9
前回の続きです。
ペインボディの怖さについてですね。
ペインボディには、地球に引力があるように、引き寄せの法則が働きます。
つまり、ペインボディの食べ物は自分と同種のエネルギー、それと同じ周波数で振動しているエネルギーなのです。 具体的には、感情的につらい体験はなんでもペインボディの食物なのです。
ペインボディは、ネガティブな思考や感情、人間関係の波乱やトラブルによって太っていきます。 ペインボディは不幸依存症で、一度不幸に支配されると、あなたは不幸を終わらせたくないと思うばかりではなく、周りの人間も同じように惨めにして、それらの人たちのネガティブな感情的な反応をその食べ物にして吸収していくというのだから怖いですよね。
そして、そのペインボディ、ネガティブな感情や不幸を求める何者かは、あなたがそれに気づかないかぎり、すでに内側に住んでいるというのです。
そのことに気づかないとどういうことが起こるかというと、よく見られるのが酔っぱらいです。
お酒を飲み過ぎて暴れる。
それはペインボディに乗っ取られて性格が激変するからです。 そして妻や子供に暴力をふるったりする。 酔いが醒めて後悔して、二度と暴力を振るわないと誓うけれども、後悔してそう誓う本人と暴力をふるうペインボディとは別人格なので効果がありません。 そのペインボディに気づかないかぎり、同じことが繰り返されます。
あるいはまた「恋に落ちた」とします。 でも、実はそれは補完的な相手のペインボディに引かれ合っただけかもしれないのです。 ペインボディは賢くて、結婚の誓いをするまでは身を潜めています。 でもエックハルト曰く、「あなたは夫や妻とだけ結婚するのではなく、相手のペインボディを──相手もあなたのペインボディを──含めて結婚する」というのです。
一緒に暮らしはじめて、あるいは新婚旅行から戻ってまもなく、パートナーの人格が完全に変化したことに気づいたらショックですよね。 そのときは二人だけではなく、そこには二人のペインボディも一緒に同居していると覚悟するしかありません。
「配偶者、パートナーを通してペインボディがしゃべっている。 彼女(彼)の語る現実はペインボディ版のそれで、その現実は恐怖と敵意と怒りと、もっと苦しめたい、あるいは苦しみたいという欲望に完全にゆがめられている」・・・なんてホラー映画みたいです。
そんな怖い話が、この第5章にはちりばめられていますが、ペインボディの正体を知ることで、自分の不幸の正体も知ることができます。 そうすると、そこにはまた希望の光も見えてくるものです。 なぜなら、原因が分かればその対処も分かるからです。
そしてまた、そこでオーラソーマがそのペインボディ退治にも役に立つということもわかってくるでしょう。
その鍵は、ペインボディは「エネルギーの場」だという言葉にあります。
エックハルトが言っている解決法も、オーラソーマで言っていることも、ある意味同じなのです。
それはオーラソーマの根本原理でもある瞑想であり、気づきを高めることであり、今ここにあること、なのです。
それが、オーラソーマでいう「意識の鍵」でもあります。
でも、オーラソーマはそんな難しいことを知らなくても役立つ補助ツールを用意してくれています。
イクイリブリアムボトル、そしてポマンダー、クイントエッセンスについてもいえることですが、それらは「オーラを活性化し、魂をケアする」エネルギーを含んでいるということです。
オーラソーマでは、感情的なショックにはオレンジをつけますね。
これは感情的にバランスの崩れたエネルギーにバランスを取り戻します。 感じなくなって、しこりとなってしまっているエネルギーの場(ペインボディ)に正常なバランスを取り戻すことを助けてくれます。
ペインボディというのは、エネルギー的に見れば、ネガティブな感情がしこりとなっているエネルギーの場であり、そのエネルギーの場のバランスが崩れている状態だということができます。 このあたりの詳しい解説は、「サトルボディヒーリング」をご参照ください。 https://unityinstitute.jp/mail/order_book1.cgi
レッドのエネルギーのバランスが崩れた状態が怒りだとすると、バランスのとれたエネルギーが情熱であり、目覚めのエネルギーです。
怒りがあるということは、そこに情熱がある、ということでもあります。 目覚めのチャンスでもあるのです。
チャクラセットは、それぞれのチャクラのエネルギーのバランスを取り戻してくれますし、コンサルテーションで自分の選んだ2番目のボトルは、往々にしてその人のペインボディに働きかけて、エネルギーのバランスを取り戻してくれるように作用します。 ということで、セラピューティックボトルとも呼ばれています。
自分のペインボディ、あるいはクライアントのペインボディがどのようなものなのか、そのエネルギーを読むことができれば、どのようにオーラソーマを使っていけばよいのかもわかります。
エックハルトは、この章の最後に書いています。
「この地上での悪行の犯人はたったひとりしかない。 人類の無意識だ。 そこに気づくことこそが真の許しである。 許しによって被害者というアイデンティティは消え、真の力が生まれる。 「今に在る」という力だ。 闇を非難するよりも、光をもたらすべきなのだ」
オーラソーマは、まさしくその意識の光をもたらすツールなのです。
尚 記
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