ザ・シークレット
ザ・シークレット/ロンダ・バーン ¥1,890 Amazon.co.jp
昨年、「ザ・シークレット」という本(ロンダ・バーン 角川書店)とDVDが海外でも一大ブームになりました。 「ザ・シークレット」というのは、人生の幸せや健康、富など、なんでも手に入れることのできる「秘密」のことを言います。
しかもその秘密は歴史上の多くの偉人たちは、その「秘密」を知っていたがゆえに偉人となり、成功をおさめることのできたというのです。
そしてその「秘密」は、ヒンズー教や仏教、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教などの宗教や、エジプトなどの錬金術の伝統でも書物や物語として伝えられているというのです。
では、その「秘密」とは何なのでしょう?
そんな秘密が手に入るんだったら、是非手に入れたいものだとつい思ってしまいますよね。
それは、この本によると、「引き寄せの法則」だというんですね。
そしてそれが宇宙の法則だというのです。
簡単に言えば「引き寄せの法則」というのは「類は友を呼ぶ」というようなことなのですが、それは物理学の言葉で言うと波動の法則でもあります。
つまりこの世のすべてはエネルギーであり、そのエネルギーは振動し、その振動には周波数があり、同じ周波数のものが引き寄せあう、ということなのです。
現在物理学の最先端、素粒子論の超ひも理論によると、素粒子もさまざまな振動でできているということであり、物質はもとより、肉体、心や意識でさえ振動しており、波動であると考えられているのです。
その「引き寄せの原則」によれば、「思いは実現する」というのは、その波動の法則によるわけなのです。
一般に、波動には4つの性質があるとされています。
一つは、同じ波動は引き合うという法則。 類は友を呼ぶ、というのはこの性質ですね。
二つ目は、違う波動は干渉しあってはねつけるという法則。 なんとなくうまがあわない、というのはこれになるかと思います。
三つ目は、自分の出した波動は自分に戻ってくるという法則。 他人に親切にすれば、自分に返ってくるし、悪いことをすればそれも自分に返ってきます。ただ、これは、その相手から返ってくるとは限りません。思わぬときに、思わぬところから返ってきたりもするんですね。つまり、愛した相手の人から愛されるとは限りませんが、でもどこかから、その愛は戻ってくるということでもありますね。
四つ目は、優位の波動が劣位の波動をコントロールできる、というのがあります。 最高の優位の波動は、無我の境地、宇宙と一体となった境地です。あるいは、愛こそが宇宙の最強のパワーを持つということで、愛の波動がすべてに勝るともいえます。
前回、自分は何を引き寄せているかは、今の自分の現状を見れば、それが自分のこれまでの意識の鏡であり、自分が何を引き寄せているかがわかる、いうことをお話ししました。
言ってみれば、人間は放送局のようなもので、あなたの思いが波動となり、その波動の周波数に合ったものを引き寄せている、磁石のようなものだといえるでしょう。
ここで気をつけなければいけないのは、自分が欲しいと思ったことだけでなく、欲しくない、いやだと思ったこと、抵抗しているようなことでも、そのことでかえってその抵抗することに意識の焦点を当ててしまうことになるので、そのいやだと思うことや抵抗していることを自分の意図とは逆に引き寄せてしまう・・・ということです。
例えば、心配すればするほど、その心配事が現実になってしまうということです。
抵抗するほどに避けようとする映像にエネルギーやパワーを注ぎ込んでしまうので、それらをもっと引き寄せてしまうことになってしまいます。
例えば、自転車に乗っていて、行く手にある穴を避けようと思えば思うほど、その穴に意識がいってしい、その穴に落ちてしまうというようなものです。
また意識的に思っていることだけでなく、無意識に、潜在意識で思っていることも引き寄せたりもしているということでもありますね。
しかも、それは現世だけの行為や思いだけではなく、過去生、先祖の思いなども影響するという説もあるぐらいなので大変です。
でも、そこまで言われてしまうと、そういう無意識や潜在意識、過去生まで自分にはどうしようもないわよ! と思うかもしれません。
実は、そういうことも含めて、ただちにすべての意識を転換する、簡単ですばらしい方法があるのです。
次回に続く。。。
尚 記