オーラソーマとスピリチュアリティ
先日友人から、次のような話を聞きました。
彼の学生時代の同級生が、半年前にご主人を亡くしてずっと落ち込んでいたのが、最近ずいぶん明るくなってきたので、どうしたのかと思っていたら、家にオーラソーマの本が置いてあって、彼女はオーラソーマにずいぶん助けられたと話していた、ということらしいのです。
オーラソーマがそういう方の助けになっているということを聞いて、なんだか嬉しい気がしました。
オーラソーマがそのような方たちの精神的なサポートにもなりうるというのは、オーラソーマが見えない世界とのつながりをサポートするというスピリチュアルな側面があるからでもあります。
スピリチュアルとは何かということについては、いろいろな考えがありますが、基本的には自分を超えたなにか不可知、不可視の存在、超越的な次元の「なにか」(宇宙、大自然、内なる神、ハイアーセルフ、魂など)と神秘的なつながりを得て、神秘的な体験ないし自己が高められる体験をするようなことをいうと考えられます。
そこでオーラソーマとはなにか? ということを考えたときに、ひとつの考え方として「目に見えない魂というものを、オーラソーマのボトルの色として目に見える形に表現するシステム」ととらえることが可能です。
そもそも人間とはなにか? ということを考えたときに、大きく二つの考え方(立場)に分かれます。
一般的には、人間を肉体(物質)的な存在としてのみ考える立場(唯物論)と、精神的、霊的な存在、ないし意識が存在を決定づけると考える(唯心論)立場です。
スピリチュアリティの考え方は、唯心論に近いですが、そのなかでも霊魂などの超自然的存在との見えないつながりを信じる、または感じることに基づく、思想や実践の総称をいいます。
オーラソーマシステムでは、人間を「光の身体」として理解しています。
魂の存在を信じ、魂が過去世からこの世にやってきて、自分の使命を果たしていくという考えに基づいてコンサルテーションを行っていくので、スピリチュアリティの立場にたっています。
しかし、オーラソーマはそれだけではなく、イクイリブリアム、ポマンダー、クイントエッセンスは、チャクラやオーラなどの微細身体(光の身体)にエネルギー的に直接働きかけるというシステムを持っています。
ですから人間を単に霊的存在としてではなく、エネルギー的な存在として見ています。 光の身体もエネルギーだと考えれば、霊的存在も含めてエネルギー的な存在と考えているといってもよいかもしれません。
光の身体というのは、チャクラやオーラということをいっています。魂の身体、というふうにもいえるのかもしれません。
そして、コンサルテーションのレベルでは、行動(肉体)のレベル、感情的レベル、思考、精神のレベル、そして霊的(スピリチュアル)的なレベルがあるとしています。
ちなみに感情や思考も精妙なエネルギー現象であり、チャクラやオーラのエネルギー状態とも関係しています。
光の身体であれ、オーラであれ、何らかの形があるものはそこにエネルギーが関与していると考えられます。 また光も物理現象としてはエネルギーを持っています。
オーラソーマは色やハーブ、クリスタルのエネルギーで、それらにエネルギー的に働きかけていくことができます。
しかしオーラソーマでは「光」を「意識」と考える場合があります。 その意識はエネルギーなのか、というと、それはわかりません。 たぶんエネルギーを超えたもののように思われます。
意識というと、気づきや観照する意識、瞑想でもたらされる意識でもあります。 そのような意識には形もなく、時間もなく、空間も超えたものです。
オーラソーマは「意識の鍵」というときには、その意識についてのヒントを与えてくれるもの、ともいえます。
オーラソーマとスピリチュアリティとの関係をざっと見たところでは、以上のような見取り図が可能であり、人間存在のさまざまなレベルにエネルギー的側面、および意識のレベルに働きかけるツールだということがわかります。
少し抽象的な話になってしまいましたが、要するにオーラソーマと親しむということは、人間のより精妙なエネルギーに親しむということであり、それは見えない世界、魂や内なるガイドともつながっていくことでもあります。
そういうことに繊細になっていくことで、人間というものはこの肉体だけの存在ではないということ、したがって、肉体がなくてもつながるものがあること、魂が存在し、魂の結びつきがあるということもだんだん感じられるようになってくるでしょう。
そのような肉体に限られない次元があることに目が開いたとき、肉体がなくなっても、そこにはより自由な存在とのつながりを感じられるのかもしれませんね。
では、オーラソーマの創始者であるヴィッキーさんのお話に耳を傾けてみましょう。
http://artbeing.com/cd/ADVD01.html
尚 記
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