引き寄せの法則 エイブラハムとの対話 その4

「引き寄せの法則」とオーラソーマ その6
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前回の続きです。。。
もし考えたことがすぐに実現していたら・・・。
こんな話があります。
ある男が旅をしていて、天国に迷い込みました。 そこは思ったことは何でも実現する、という木が生えていて、その人は、そうとは知らず、その木の木陰で休んでうとうとと寝てしまいました。
目が覚めて、「おなかが空いたなー」と思うと、たちどころにおいしいご馳走が目の前に現れたので、喜んでおなかいっぱい食べました。
すると今度は、のどが渇いたので「飲み物が欲しいなー」と思うと、たちどころにおいしいワインが現れ、それも飲み干したところで、疑問が生じました。
どうして思ったことがすぐに現れるのだろう? ひょっとして、これは何か悪魔の仕業ではないのだろうか? と、思ったとたんに目の前に悪魔が現れたのです。
それを見て驚いた旅人は、自分は殺されてしまう! と思ったとたん、殺されてしまいましたとさ。
・・・というお話。
それはともかく、惰性的な創造にならないために、「意図的に」思考を作用させる方法を学ばないと、望む通りのことを創造できない、という法則です。
ここでの鍵は、意図的に創造する、ということです。
それは、自分は何を望むのかという意図を明確にして、自分の感情に敏感になる、ということです。
ひとつは、明確にヴィジュアライズする(視覚化)するということと、強い感情を持って強く願うということ。
そして、ここで自分の良心に問うということが、とても大切です。
良心というのは本心ということでもあり、自分の「内なる存在」につながっている部分です。
この「内なる存在」というのは、自分がこの人生に生まれてきた目的を知っているのです。
過去生のすべてを知っていて、自分の人生を可能な限り楽しく、有意義に生きることができるように情報を提供してくれているのです。
「内なる存在」というのは真の自分であり、宇宙の生命の源でもあります。
本当のあなたは、実はもっと大きな存在であり、つねに成長を求め、進化し、愛とともにある存在だということです。
その「内なる存在」とつながっているかどうかというのは、自分がいい気持ちがするかどうか、前向きな気持ちがして、わくわくするかどうか、心地よいかどうか、ということでわかります。
ですから、そういう感情を指標、ナビゲーションシステムとして使うことができます。
その感情に敏感になり、心地よくあること、ほっと解放感を感じる方向へと思考を導いていくことが大切ですね。
自分の思考をいちいち監視することは大変ですが、その感情のナビゲーションシステムに敏感であれば、間違った思考やネガティブな思考に支配されることもなくなってくるでしょう。
一時的に自分のエゴだけの欲望を実現させても、結局はそれが長続きしないのは、この「内なる存在」につながっていないからなのでしょうね。
そして三つ目の法則、「許容し可能にする術」・・・。
これは思考が磁石のように、あなたの意図したものを引き寄せ、創造したもの、それを期待し、信じ、実現することを許容すること、なのです。
つまり、それが実現するのだということを自分の中で認めること、信ずることができること、その実現を自分で許容できること。
そうは言っても、やっぱり自分には無理だろうな、そんなことはやっぱり実現することはないだろう、と思っていることは、やっぱり実現しないということです。
それと、これにはもうひとつの意味があります。
私は私であり、私の道を行く。 そしてあなたはあなた、あなたの道を歩むことを全面的に認めます。
・・・ということです。
そして他人の考えや行動も、あなたがそれを自分に受け入れない限り(許容しない限り)、それはあなたに影響しないですよ、ということでもあります。
なかなか受け入れがたいかもしれませんが、よく考えると面白い考え方です。
「わたしはわたしであり、わたしはまたほかのすべての人が、その人のままであることを認める」ということであり、自分の人生の経験はすべて自分の責任なのだということを認めますということですね。
それは自分の人生はすべて自分の責任であり、その責任を受け入れれば、自分の人生は自由に生きられるのだ、ということでもあります。
尚 記