ルドルフ・シュタイナーの「天使と人間」その1
そこで、いつも問題になってくるのが、天使とはなんですか?・・・という質問です。
今でこそ天使はあたりまえのように語られ、天使グッズ等がブームになったりしていますが、昔、日本には天女はいても、天使という概念はありませんでした。
それもそのはず、天女は仏典などが出典であり、天使は聖書やその外典などが出典で、それぞれ根本が異なるからです。
オーラソーマは、そもそもがイギリス生まれなので、そこでの意味を理解しようとすると、西洋のものの見方や考え方、文化などを理解しなければわからないことが多々あります。
天使もそのひとつです。
今やオーラソーマは、日本が世界で一番盛んな国になっています。 そういうことを考えると、日本人が日本の文化のもとで理解するオーラソーマというものがあっていいはずです。
日本には、これまで固有の文化文明があり、これまで海外の文化や文明を巧みに取り入れて、それらを日本人独自のものにしてきた歴史があるので、将来的にオーラソーマも日本人にあったオーラソーマが生まれてくると思いますし、そのための努力もしていきたいと思っています。
しかしその前に、そもそもそのオーラソーマで語られていることの意味はなにかを理解しておく必要もあると思っています。
そういう意味もあって、天使に関する本があると、日本語、英語にかかわらず、いろいろと読みましたし、このブログでも天使について考えるヒントとして書いてもきました。
その多くは、聖書や外典などからのそれぞれの天使や大天使についての知識や、天使や大天使からのメッセージをチャネリングのように書いていたり、天使たちと出会った体験などを書き留めているものです。
先日、本を整理していると、箱の中から「天使と人間」というルドルフ・シュタイナーの本が出てきました。
その本を見ると、当時かなり読んでいたようで、感銘を受けた形跡もあります。 しかし、パラパラとめくってみると、その内容はほとんど忘れているというか、おそらく当時は何も理解できていなかったように思います。
今、読み返しても、すべてを十分に理解できるような代物ではありません。 わからないことだらけです。
かなり以前、20年ほど前に、一時期ルドルフ・シュタイナーの本を多く読みあさった時期があります。 わからないながら、なにか引きつけられるものがあったのでしょう。
ちょうど天使について、いろいろと考えていた時期でもあったので、こういうときにこういう本が目の前に現れてくるというのは「読め」ということだろうと思い、読みなおしてみたところ、天使の見方についての新しい発見が、いろいろあって面白かったです。
そこで、その内容を書いてみようと思います。
ルドルフ・シュタイナーはご存じの方もおられると思いますが、ドイツで非常に有名な哲学者(哲学博士)、教育者であり、ゲーテの研究にも多くのエネルギーを注いでいます。
ルドルフ・シュタイナーは、マスターボトルでおなじみのマスター、エルモリア、クツミ、ジュワルクール、ヒラリオンなどで有名な「神智学教会」に所属して、ドイツ支部まで任されていましたが、後に見解の相違から「人智学」を創設して、その見解をもとに教育、芸術、医学、農業、建築などに多大の影響を与えています。
なかでもシュタイナー教育は有名で、世界でも900近く実施している場所があるそうで、日本にもいくつかあるようです。
また、オーラソーマ社の農園でも採用している「バイオダイナミック農法」は、シュタイナーの提唱した考えに基づいています。
シュタイナー思想の実践 バイオダイナミック農法入門 (ホメオパシー農業選書)/W.スヒルトイス ¥1,575 Amazon.co.jp
人智学は、霊的な知識(精神科学)についての学問で、そのような霊的な知識から見た場合に、天使や大天使という存在はどのようなもので、どのような役割を果たしているのか。 そして、そのような存在と人間とのかかわりはどうなのか、ということが、この「天使と人間」に書かれてあります。
興味のある方は読んでみてください。
天使と人間 (シュタイナー天使学シリーズ)/ルドルフ シュタイナー ¥2,447 Amazon.co.jp
読むのが面倒な方は、次回をお楽しみに。
尚 記
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