色彩の言語――ヴァイオレット

オーラソーマでのヴァイオレットの一般的な意味合いについては、 http://aura-soma.co.jp/intro/color_language/violet.html
をご覧ください。
今回はバイオレットです。
原色のブルーと原色のレッドを等しく混ぜ合わせた色。 それが第二の色ヴァイオレットです。
クラウンチャクラ。第七のチャクラの色とされています。
ヴァイオレットにはどういう意味があるのでしょう?
クラウンチャクラというのは、頭頂のチャクラで、お釈迦さんとか仏像で、頭が盛り上がっているところです。
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悟りを開くと1000枚の開いたハスの花びらが頭頂で花開くのだそうです。 頭頂のチャクラが開くのです。
そこは個が消えて、全体とひとつになっているところです。 (ヴァイオレットがちょうど「個」を表すイエローの補色になっているのは面白いですね)
言葉を越えた世界です・・・・
言葉では説明ができません・・・・
ということで、終わりにしたいのですけど、そうもいかないので説明してみます。
ヴァイオレットはブルーとレッドを混合した色である、ということからは、男性性と女性性の統合を意味します。
人は外側の肉体の形は男性とか女性の形をしていますが、男も女も内側には男性性と女性性の両方があります。
男性性というのは、いわゆる男らしさ。 積極的で、行動力があり、攻撃的で、勇気があって、探求心がある、というような性質で、女性性というのはいわゆる女らしさ、やさしくて、受容的で、穏やかで、というような性質を意味します。
簡単に言えば、陰と陽の関係です。
男性は通常男性性が女性性よりも多く、女性はその逆ですが、女性っぽい男性、男性っぽい女性、というケースもありますね。
草食系男子というのが女性的な男性、女性性の割合が強い男性、と言えます。
通常、自分が引かれやすいタイプの異性がいます。 どういうわけかこういうタイプの男性(女性)に惚れてしまう・・・とか。
それは実は、内なる異性のタイプを外側に投影しているからだ、という説もあります。
つまり、そうすることで内なる男性性(陽)と女性性(陰)が内側でひとつになるのではなく、内側なる男性ないし女性が外側にその異性を求めてひとつになろうとしているのです。
ですから、瞑想のなかでひとり内側に入っていくことで、内なる男性性と女性性がひとつになったとき、全体と、あるいは宇宙とひとつになったような至福に満ちた満足感があるのでしょう。
外側の男性と女性がひとつになったときに感じる快感は、その男性性と女性性が内側でひとつになったときに感じる快感の、ちょっとしたテイストのようなものかもしれません。
内側での体験というのは、とても主観的なものなので、そして人それぞれが違うものなので、実際にやってみて体験していくことでしかわからないものです。 そして内側の体験を人と比較することもできません。
ヴァイオレットがヒーリングとなるのは、バイオレットの波動そのものが鎮静効果があるということもあるでしょうが、全体とひとつになることで、バランスが回復されるのです。
病気というのは dis-ease、 イージー(気楽でリラックスした状態)であることができなくなったときに生じるものですから、くつろぐこと、リラックスがその全体とひとつになることの第一歩ともいえます。
ですから瞑想の第一歩もくつろぐこと、リラックスすることです。
よく、レイキなどでも、ヒーラーは無となって、ただ中空の竹となり、天からのエネルギーを流すだけだというようなことをいいますが、そうすることでクライアントが全体とひとつになる手助けをしているのです。
ヴァイオレットの質というのは、物事から一歩退いて観照して観ているという質もあります。
それが瞑想ということであり、意識的である、ということでもあります。
オーラソーマでは、シェイクスピアと関連しているという言い方をしますが、自分の行動を舞台で役を演じているかのように観ている自分がいるということです。
このヴァイオレットの質がチャレンジとして現れたときには、全体との分離、つまりは孤独感、悲しみ、などが考えられます。
尚 記
     
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