天使との遭遇
このごろ、「天使」というのは日本でもごく当たり前の“文化的風物”になってきたような気がします。
天使を話題にしても、それほど“突飛”ではないというか……。
それともこれは、「オーラソーマ」などというものに関わっている人間の偏見というか勘違いでしょうか? (^^;)
それに……「天使」がなんとなく西洋文化を感じさせる感じの言葉であることは、いまでも変わりはないでしょうし。
ただ、そんな日本にも確実に“天使文化”は浸透してきていますし、その触手の先端部分では、天使との実際的な“遭遇”が起こっているんでしょうね。
現在の、ある意味で“秘かな天使ブーム”が起こるきっかけを日本で最初に作られたのは、間違いなく今回ご紹介する中森ジュアンさんだと思います。
その中森ジュアンさんの場合は、それまで何の関心もなく、まったく考えてもいなかった“天使との遭遇”が、たしかに起こったんですねぇ。
今回は日本版「リヴィングエナジー」Vol.5のジュアンさんのインタビュー記事「天使のメッセージ、ヴィッキーのメッセージ」のなかから、「天使との遭遇」の部分を抜粋してご紹介します。
——————————————————————– 天使との遭遇
私は実証主義なんです。 もう十二年ぐらい前に、一番最初は空に天使を見たんです。
それまでは、天使にはなんの関心もありませんでした。 かわいくなくはないですけれども、別に好きで集めるわけでもないし、クリスチャンでもないし、天使というのはたぶん画家が創造したイマジネーションで、あれは画家のイメージの世界のものだと思っていましたし。 ただただ日々が忙しすぎていた時です。 そしてある時突然、ふと空を見上げた瞬間、空一面びっしりいたんですよ、天使が。 見渡す限りいた。 青山ですから、ビルの形の空の谷間にも、絵画にあるような赤ちゃんの天使がびっしりいたんです。 たぶん時間にしたら、何秒間でしょうね。 「あらっ!」という感じでぐるーっと空を見回して、もとにもどったら真っ青な空。 依然世の中は人もいっぱい通っているし、車もいっぱい通っている。 仕事の約束の時間も迫っているし、青山の外苑前ですから、地下鉄の乗り場まで急ぐ途中でね。 「いったいあれはなんだったんだろう?」。 そういうのは私しか見ていないし、証拠もないし、証明もできないし、それに聞いてもわからないし。 そういうことが何年もあったんです。 不思議なことがあっても、誰に聞いても自分一人の問題で。 そのとき歩きながら考えたんですが、たぶんこの空の上には天使のような存在がいるんだと思ったのです。 物理的にいるのかどうかはわからない。 そのときには、この目で見たから天使はいるんだ、と思ったのです。 それは霊眼とか霊視だったんでしょうが、きっと理由があって、私に、神様が何か大きな意味があって、私にわからない何か意味があって、一瞬さっと空のベールをはいで私に見せる必要があったんだろう。 しかし私は理由がわからないし、人にも「あーあ、ジュアンさん、とうとうおかしくなったのね」と言われるのもいやだし。 誰にも口外する気にならなかったですね。
『リビング・エナジー』Vol.5(p28-29) http://artbeing.com/book/LE05.html
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なるほど……。(-_-)
そういうことが、あったんですねぇ……。
それじゃ、見た本人にとっては、どうしようもないですよね。
ほかの誰に信じてもらえなくとも、自分の体験を疑うことはできません。
なにしろ……自分には見えちゃったわけですから。
それから、そういう体験がごく普通の世界に入って行かれたんでしょうね。
pari 記