エッセンスとティンクチャーとの違い
「オーラソーマ:科学の舞台裏で
錬金術のマスター、ヨーゼフ・ルーテイと『オーロラ社』」
クシュブ・ドイッチマン
ヴィッキーさんが誕生させたオーラソーマの製品は、いろいろな意味でとても独特な商品だと言えると思います。
まずひとつ目の独自性は、この製品が地上に姿を現した誕生の経緯です。
これが他の普通の製品のような、地上の人間の開発意図からはじまった製品開発ではなかったということ。
そしてこのひとつ目の独自性に直接つながっているのが、次の2つ目の独自性です。
2つ目の独自性は、製品の効能や機能が、じょじょに発見されながら定着してきた不思議な製品だということです。
今の時代、まったく新しい効能を謳った商品は続々と誕生しています。
それらの効能は実際の使用によって確認されるものもありますし、利用段階では統計的な有意差を持った事実としては確認されないものもあります。
気のせいとか、プラシーボ効果と呼ばれるもので、信じた人には効果があるが、そうでない人には効果が認められない製品です。
オーラソーマ製品の効果も、場合によっては、気のせいだと見なす方もいらっしゃるかもしれませんね。
事実、オーラソーマ製品の効果を実際に敏感に感じる方がいる一方で、ほとんどこれといった変化を感じない方もいるでしょうから。
でも、ここで確認しておきたいのは、オーラソーマ製品の効能は販売者の宣伝からはじまったものではなく、利用者によって発見され、定着してきたものだという事実です。
単なる気のせいで、ひとつの製品グループがここまで普及することはありえません。
オーラソーマ製品にはたしかに、これまで地上に現れた他の製品とは違う何かが含まれているようです。
それはなんなのか?
3つ目の独自性は、オーラソーマ製品には従来地上で知られていなかったような特別な内容成分は含まれていない、ということです。
これは、何を意味するのでしょうか?
それは、オーラソーマ製品に含まれている独自性は、物質的内容成分ではなく、そこに転写されている波動情報だということです。
オーラソーマ製品には、色彩エネルギーと、地上の植物界と鉱物界の代表たちの生命波動が含まれています。
このなかでも特に、鉱物エネルギーの波動転写の中核技術として現在オーラソーマ社が採用しているのが、スパギリックという技術です。
それでは、クシュブ・ドイッチマン女史の記事「オーラソーマ:科学の舞台裏で 錬金術のマスター、ヨーゼフ・ルーテイと『オーロラ社』」から、そのあたりに触れた部分をご紹介しましょう。
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スパギリック・ティンクチャーは、スイスの「オーロラ」社の主としてルーテイ氏と呼ばれる人物によって製造され、2002年9月以降、オーラソーマカラーケアシステム(R)のプロダクトであるイクイリブリアム、ポマンダー、クイントエッセンスにはスパギリック・テインクチャーが含まれています。
大地の鉱物の周波数が直接人間のエネルギー場や精神に影響できるように、地球圏の鉱物が新しい形態に変容されているのです。
スパギリックとは、「分離し、結合する」を意味するギリシャ語から取られています。
スパギリックこそが錬金術の、そしてセラピー的実践ワークにおける錬金術的経験の結果生まれたものなのです。
現代における錬金術師というものについて、私にはまったくなんの知識もありませんでした。
しかし、それでも8月20日の朝8時に、ルーテイ氏が施設の扉を開けて私を迎えてくれたとき、とても驚いたのです。
白衣を着て、入念に頭髪を分け、眼鏡をかけて現れた彼は、一見薬剤師か化学者のようでした・・・しかし、それは彼の口から最初の言葉が出てくるまでのことでした。
私は、まず「エツセンスとティンクチャーとの違いとは正確にはなんですか?」という質問から始めました。
ルーテイ氏は、彼の蔵書から一冊の古文献を取りだして見せてくれました。
それはヤコブ・ベーメという中世の錬金術師の著作でしたが、そこでたちまち時間の回帰が起こり、私はいつの間にか中世の実験室に、そして同時に錬金術の学校のなかにいたのです。
そこにいた生徒は二人だけで、ボーゲル婦人という彼の内弟子の若い女性と私だけでした。
その間ルーテイ氏は、時々その古い文献のあちこちのページを指さしながら答えていました。
「エッセンスというのは・・・すべてのものにとっての第一要因です。
あらゆる生命をもった存在において、命はそこから生まれます。
しかし、そのエッセンスもまた源から生じており、エツセンスとは雨のようなものなのです。
そこからふさわしいスピリットが進化します」
ルーテイ氏は、コーヒーメーカーかなにかの家電製品の使い方のように、ごく気楽に説明していきます。
「しかし、ティンクチャーというのは、不純物から純粋物を分離抽出したものです。
あらゆるスピリットは、これを受け継いでいて、エツセンスをその最高の可能性へともたらします。
つまり、エッセンスとはまだ洗練の必要があるもので、錬金術の過程ではそれははじまりであり、未完成のものなのです。
ブドウ酒はエッセンスです。
圧搾され、発酵しています。
ティンクチャーはつねに三つの力からなります。
ひとつは男性性、ひとつは女性性、そしてこの二つが第三の可能性を生みだします。
それが錬金術的結婚です。
この結婚から、クイントエッセンスが生まれます。
つまり新しい人間の誕生です」
まさにインターミデイエイトコースの情報のとおり、
「ティンクチャーは超自然的なものです。
だから自然法則を超越しています」
と彼はまたつけ加えます。
『リビング・エナジー』Vol.7(p14)
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まるで、映画でも見ているような雰囲気ですね。(^^;)
この記事ができた2002年の2年後、2004年にヨーゼフ・ルーテイ博士は他界されています。
おそらく、中世からの錬金術の最上の部分をオーラソーマ社に伝えることができたことで、その役割を終えていらしたのかもしれませんね。
pari 記