ヴィッキーが「抱きしめた木」
「デヴオーラを訪ねて」より 黒田コマラ
ヴィッキーさんが誕生させた最初のころのボトルに「B10 行って木を抱きしめなさい」というボトルがあるのをご存知ですよね。
http://artbeing.com/aura-soma/equi/B010.html
この上層と下層が両方ともグリーンのボトルです。
このボトルのネーミングはとても変わっているとも思えますが、同時になにか由緒ありげな雰囲気も感じたりしませんか。
もしかして、なにか西洋の伝統のなかにある諺のようなものから連想される言葉なのかと思ったりしていました。
でも、このネーミングは特に西洋伝統に基づいたものというわけでもなさそうですね。
たまたまインドの神秘家のOshoにも、大学の教授時代に毎日お気に入りの木に抱きつく習慣があったことを知っていたのですが、なにか霊能者が持っている感性に関係するのかもしれません。
ヴィッキーさんがブース夫妻とともに過ごすようになってからは、マイクは毎朝ヴィッキーさんと一緒に散歩したそうです。
それはヴィッキーさんの弱った心臓の筋肉に信号を送って活性化するためだったとか。
そして散歩のなかほどでヴィッキーさんが疲れると、マイクが近くにある木を教えてヴィッキーさんがその木を抱きしめて同調したのだそうです。
そうやってヴィッキーさんはメッセージを伝えるための身体機能を維持しながら地球との交信もしていたのかもしれません。
その毎日の散歩で抱きしめた木というのは、住まいからどれほど離れているのか知りませんが、今では“ヴィッキーのメモリアルガーデン”と呼ばれる庭のなかにあるようです。
今やその木はかなり大きくなって、昔ヴィッキーさんが抱きしめていたころとは随分風格も違ってきているのかもしれませんね。
黒田コマラさんがチャクラウォークに参加したときのレポートのなかでその写真を送ってきてくれています。
では、コマラさんの記事「デヴオーラを訪ねて」からご紹介しましょう。
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デヴオーラは、イギリスのリンカン州にあります。
私が初めてこの地を訪れたのは、もう10年以上も前です。
初めてこの地を踏んだとき、空の広さがとても気に入ったのを覚えています。
イギリス人の友人は、みな口をそろえてリンカン州は平坦な土地だと言いますが、私は足元ではなく上を見る傾向があるのでしょうか、180度に広がる空を見るだけで、心が広がっていくような気がします。
私がもうひとつデヴオーラで好きなものは鳥の声です。
とても澄んだ素敵な歌声を毎日聞かせてくれます。
最後に、今回9月に訪れた際に、デヴオーラの周辺にある土地を散歩したので、写真を見ながら一緒に歩いてみましょう。
写真は、デヴオーラの建物のすぐ横に広がる、オーラソーマ社の新しい土地です。
私にとっても初めて足を踏み入れるところでした。
午前9時ごろマルコムの案内のもとに、ティーチャーコースに参加している仲間と一緒に歩きはじめました。
この土地の面積は忘れてしまいましたが、ここもすごく広いです(笑)。
数日前の雨で、土はぬかるんでいましたが、とてもいいお天気です。
最初、歩きはじめたころは、あたり一面が霧につつまれていましたが、散歩から戻る頃には、風景が姿を現しました。
途中、いろいろな鳥やウサギに出会いました。
この新しい土地のおかげで、今まで見たことのないアングルでメモリアルガーデンの建物を見ることもできました。
散歩の帰り道に、そのままヴィッキーのメモリアルガーデンに立ち寄ります。
このガーデンは、いつくかのセクションに門で分けられており、チャクラに対応しているそうです。
ガーデンのいちばん奥まで入ると、突きあたりに大きな木があります。
この木が、ヴィッキーが毎日散歩の途中で「抱きしめた木」です。
異次元へのポータルとなる木だと私は思っているのですが、ここを訪れるたびにこの木は大きくなって、今では大輪の花のように、枝が広がっています。
この木のすぐ近くに、池があります。
そして池の横に、先ほど違うアングルで見た瞑想ルームの小さな建物が立っています。
なかは8畳ぐらいでしょうか。
イクイリブリアムボトル、ポマンダーやクインとエッセンスが置かれていて、いつでも入って瞑想できるようになっています。
ここで瞑想すると、妖精や精霊、見えない光のビーイングが、たくさんまわりにいることを感じられるような空間です。
まだ誰も来ていない朝に、ひとりここで瞑想をするのはとても素敵な経験です。
ガーデンから帰って、そろそろ一日のコースのはじまりです。
デヴオーラの玄関のドアを入って、いざレクチャールームへと。
ぜひ、みなさんも機会があれば、デヴオーラを訪ねてみてくださいね。
『リビング・エナジー』Vol.6(p57-58)
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この記事にはデヴオーラ近辺のたくさんの写真が掲載されています。
よろしければ、手にとって見てください。
http://artbeing.com/book/LE06.html
pari 記