B057 Pallas Athena & Aeolus(パラスアテナとアイオロス)

 

http://artbeing.com/aura-soma/equi/B057.html

ヴィッキーさんのボトルのメッセージ:レットゴー(手放)して信頼しなさい、個人の自立
メインテーマ:過去のパターンを解放する
アフォメーション:私は手放し、信頼します。

これは「B29 立ち上がって、進め」のボトルに光が入ったボトルです。

http://artbeing.com/aura-soma/equi/B029.html

ですから29番のボトルの意味が強まります。

レッドブルーの色の意味が当てはまります。
男性性と女性性の原理、物質的な側面と精神的、霊的な側面。

レッドの情熱、怒り、欲求不満と内なる平和と信頼。
天と地と。
ブルー青写真をグランディングする。

混ぜるとバイオレットになりますね。
ペールバイオレット

B56のサンジェルマンと同じになります。

http://artbeing.com/aura-soma/equi/B056.html

56番のサンジェルマンのボトルが57番58番ペールピンクペールブルーに分離して現れているのはおもしろいですね。

このクイントエッセンスはマゼンタとのつながりもあります。
マゼンタはレッドに少しブルーが入っている色です。
身近な物事に配慮することや、正しく生計を立てること。

さて、このボトルもギリシャ神話と関連しています。
パラスアテナとアイオロス。(母性原理/父性原理)
パラスアテナペールピンクアイオロスペールブルーということですね。

ペールピンクから想像されるのはやさしい、愛情の細やかな女性のような感じで、アートの神様だから、さも優雅なんだろうな・・・と想像していたのですが、調べてみると、なんと戦闘の守護神でもあり、アマゾネスのようだと思いました。



アイオロスは風の神様。

ギリシャの青い海を吹き抜ける風、ということで、ペールブルーはイメージに合いますね。



では、パラスアテナはどんな人?
いや、どんな女神さま?

パラス・アテナはギリシャ神話のオリンポス12神のひとりで、知恵と理性の女神、そして技芸(手芸や織物など)の女神。

戦いの神であると同時に芸術、建築、陶芸、造船や家具の製造と行った工業の分野でも祭祀を受ける女神として知られています。(ローマ神話では女神ミネルバ)

戦いのとき、英雄を守ってくれるのだそうです。
ヘスティアやアルテミスと共に、ギリシア神話三大処女神のひとりとされています。

古代における崇拝の中心地はアテナイでした。
そもそもオリンピックは、ギリシャ神話の女神パラス・アテナを祝福するために行われたのだそうです。

アテネのシンボル、パルテノン神殿は、この女神パラス・アテナ(アテネの語源です)をまつるために建てられたのですね。

(アテナの町とパルテノン神殿を見たときのことを思いだしました)

父は全能神ゼウスの子。

母はティタン神族の海神オケア誕生の話がけっこうおもしろいのです。

ゼウスの最初の妻であったメティスが懐妊したときに、ウラノスが「もし、生まれる子どもが男の子なら、彼はゼウスの権力を奪うだろう」と予言しました。

そのため、これを恐れたゼウスはメティスを飲み込みました。

しかし、胎児はゼウスのなかで生きていて、ゼウスに激しい頭痛をもたらしたのです。

ゼウスが痛みに耐えかねてヘパイストスに命じて斧で頭を叩き割ると、なかから鎧で武装し、すでに成人している女神が飛びだした。

なんと、これがアテナで、ウラノスの預言通り、聡明で気丈な女神となった、ということです。

これを読むとアマゾネスみたいだと思ってしまいます。

こういう物語を読むと、パラスアテナがペールピンクというイメージが危うくなってしまいそうです。

このアテナのお母さんのメティスというのは、すなわちメドゥサ(女性の知恵)のことで、以前は、人間を石に化してしまう力を備えたゴルゴネイオン〔アテナの蛇の髪の毛の仮面〕がそのシンボルです。

このメドゥサの話は小学校のときに絵本で読んでいたので、そこからパラスアテナが生まれたというのは、驚きです。

一方、アイオロスはどういう神さまでしょう?

ギリシャ神話では「風の神」として知られています。
彼はもともと人間だったのですが、ゼウスに愛され風の支配者になりました。

アイオリア島の王様で、洞窟のなかに風をたくわえ、意のままに風を操ることができたのです。

あるとき、トロイヤ戦争の英雄オデュッセウスが無事、航海を終えるよう、西風ゼピュロス以外の風をすべて閉じこめた革袋を与えて故郷に送りだしました。

しかし、これには後日談があって、その袋を財宝だと勘違いした部下たちは、その袋を開いてしまい、元のアイオロス島まで吹き戻されてしまったということです。

オーラソーマのコースがエーゲ海のクレタ島で行われたときにギリシャに行ったことがありますが、青い海に島々が散らばっているのです。

だから帆船の時代には風が重要だったのでしょう。



実はこの57番のボトルは、イクナートンとネフェルティティとも関係があるとも言われています。
こちらのほうが関係性はわかりやすいです。

ネフェルティティはアク・エン・アトン(イクナートン)の奥さん。

というか、王と王妃の関係です。

紀元前1346年(頃)、エジプト第18王朝の若きファラオ、アメンホテプ4世は、父王アメンホテプ3世の逝去で、全権を掌握すると、かねてからの理想を実行に移しはじめました。

つまり、それまでのエジプトの伝統的なアメン神を中心にした神殿権力による多神崇拝を否定し、世界に遍在する唯一の創造者である太陽神アトンの一神崇拝を理念に掲げた信仰を確立したのです。

アクエンアトンは、アトンを讃美する平和と恵みの歌をみずから記し、エジプトの主要な土地で、「アトン讃歌」と呼ばれる讃美の詩を岩に刻ませています。

この太陽神アトンの一神教は世界最初の一神教であり、後にあらわれたヘブライの預言者モーセの教えに影響しているという説もあるぐらいです。

この「神は一人」という一神教の信仰は、その後のユダヤ教に受け継がれ、これがキリスト教・イスラム教の源流となったと言われています。

このエジプト宗教改革のあとで、ユダヤ人がエジプトを脱出したこと。

アマルナの遺跡に残るアトン神への賛歌が、『旧約聖書』の詩篇にあるヤハウェ神への賛歌に似ていることから、ユダヤ人というのは、アクエンアトン改革を支持した人々のことではないかという説があるぐらいです。

その後、アメンホテプ4世は、彼の新たな信仰の証として、みずからの名を、公式にアク・エン・アトン(「アトンに愛される者」、アケナトン)に変更しました。

同時に、アモン神の町テーベから、アトン神のために新しく建設された町、テル=エル=アマルナへ遷都しました。

さらに、歴代の王が信仰した宗教の痕跡をけすように命じ、従来のアモン神への信仰を守ろうとする神官団をしりぞけたのです。

これをアマルナ革命、と言っています。

このアクエンアトンの宗教改革は、エジプト美術にも影響を与え、それまでの儀式的な様式から、自然をより写実的にえがく様式に変えたとされています。

しかし、この流れは長つづきせず、アクエンアトンの死後、かの有名な、義理の子ツタンカーメンが王位につくと、首都はテーベにもどされ、神殿勢力は勢いを復活させます。

アトン信仰は崩壊し、再び神殿権力による多神崇拝にもどってしまいました。

そして二人の死後アマルナ時代の文化、遺産は徹底的に破壊され、歴史から抹消されてしまいました。

これは表向きの歴史。
実は、これには裏があります。

でも、これは3000年前も今も変わらない歴史ではあるのですが、実は、陰で夫を操って歴史を操作していたのは、その妻、王妃であったネフェルティティであったと言われています。

ネフェルティティは、クレオパトラと並んで美女の代名詞にもなるほどの絶世の美女だったようです。

「古代エジプトの三大美女」と言えば、紀元前1世紀、プトレマイオス朝の女王クレオパトラ7世、紀元前13世紀、第19王朝の大王ラムセス2世の正妃ネフェルタリ、そしてこのネフェルティティです。

「ネフェルティティ」という意味は「ネフェル」「美しい」「ティ」「やってくる」「歩いてくる」ということです。

ですから「美人が向こうからやってくる」というような意味です。

では、どこからやってくるのか? ・・・ということになりますね。

この人、エジプト人ではありません。
ネフェルティティは外国人で、今のイラクのあたり、ミタンニということろから来たといわれています。

エジプト最後の女王といわれるクレオパトラはギリシャ人。

ネフェルタリはエジプト人です。

ネフェルティティは外国からやってきたので、これまでの既成観念にとらわれず、夫であったアメンホテプ4世をあやつって、さまざまな改革をしたと言われているのです。

つまり、それまではすべてが自然神で、多神教だったのを、すべてひっくり返して太陽神、なかでも夕陽の太陽・・・沈む太陽神、アトン神のみを信仰するようにし、そして、王の名前までも変えてしまったというわけです。

おそるべしネフェルティティ。

このネフェルティティの形を表わしているものが、ツタンカーメンの王墓から出てきた女性で、彫像がいくつかあって、これがネフェルティティではないかといわれています。

いちばん有名なのは、ベルリンのエジプト博物館にある、ネフェルティティの胸像です。

以上が、このボトルにまつわるお話です。

では、パラスアテナとネフェルティティに共通するものはなんでしょうか?

強い、美人。

ギリシャ神話の三大女神、古代エジプトの三大美女。

ピンクがペールになって、強烈になっていますね。

かたや男性の方は、ブルーがペールになって、影が薄くなってなっているのではないかと思われます。

なんて、冗談ですが、これらの物語が、このペールピンクペールブルーのボトルにいかなる教訓とメッセージを伝えているのでしょうか?

みなさんも考えてみてくださいね。

タロットはスォードの8


生命の木は8番目のスフィアである、ホド

えたに 記(2005,7/13)

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http://artbeing.com/aura-soma/equi/B057.html


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