鮎沢玲子さんの季節で楽しむ日本の色≪【珊瑚色】さんごいろ≫

やっとこの色を取り上げる絶好のタイミングがやってきました。

2月19日から公開された、オーラソーマの新しいポータルウェブサイトをご覧になりましたか?

 

https://www.aura-soma.com/

そこに現れる新しいオーラソーマのロゴは「コーラル」・・・珊瑚の色です。

協力や協調、共同創造を表す三位一体(トリニティ)の形がデザインされています。

ひとくちに珊瑚と言っても実際にはさまざまな色が存在します。

淡いピンク色から、朱色、「血赤珊瑚」と呼ばれる鮮やかな赤色まで。

日本の色名で「珊瑚色」としているのは、やや黄色がかった明るい赤。

 


ピンク珊瑚のような色で、オーラソーマで言えばペールコーラルの色が近いです。

 

http://artbeing.com/aura-soma/equi/B087.html

珊瑚は宝石として古代から珍重されてきました。

 



ギリシャ神話にもキリスト教のなかにも出てきますし、ネイティブアメリカンのシャーマンの儀式に用いられるなど、世界的に魔除けとして価値の高いものとされてきました。

日本には仏教とともに伝来したと言われています。

地中海の珊瑚がシルクロードを経て伝えられました。

珊瑚は海のなかで育つ植物に間違えられることがよくありますが、生物学的には「動物」に分類されます。

海中にいるサンゴ虫という生命体が、ある程度の大きさになると原木に吸着されます。

それが長い時間をかけて累積し、珊瑚へと育っていくのです。

特に宝石の珊瑚になるものは、海底100メートル以上の深海で育つそうです。

浅瀬で育つサンゴ礁を形成する品種とは別で、宝石になるものは成長にとても長い時間がかかります。

まさに、深海の芸術品です。

 



1742年に珊瑚は動物であると確認されて以来、さまざまな研究が進められてきました。

そこで、とても興味深いことがわかったのです。

サンゴ虫のなかには、感覚機能を持つもの、平衡感覚の機能を持つもの、外的から身を護る機能を持つもの、摩耗に対する保護機能を持つものなどが存在するのだそうです。

つまり、それぞれが異なった役割を担って珊瑚を形成していくのです。

このこととオーラソーマにおける「コーラル」の色の言語が、あまりにもぴったり当てはまりすぎて驚きました。

私たちが向かっているのは、コーラルが意味する「新しい人類」です。

一人ひとりが独自性と個性を持って集まっている共同体。

上下関係や主従関係ではなく、互いに認めあい成長しあうことができる、クリエイティブな集団です。

そこには、コーラルの補色であるターコイズの「個性化のプロセス」「創造性」が鍵となっているのです。

宝石としての珊瑚は3月の誕生石であり、結婚35周年は「珊瑚婚」です。

オーラソーマがこの世界に誕生したのは、今から35年前の1983年。

新しいロゴのコーラルが、私たち人類とオーラソーマの「珊瑚婚」を祝福しています。

 

https://www.instagram.com/aurasoma/

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鮎沢玲子(あゆさわ れいこ) プロフィール
有限会社「カラーズガーデン」代表。
英国オーラソーマ社公認ティーチャー。
栃木県宇都宮市生まれ 生家は染物屋を営む。
中学校美術教師を経て、インテリアコーディネータとして14年間
住宅メーカーに勤務。
2002年よりオーラソーマ・プラクティショナーとして独立開業。
2006年より公認ティーチャーとして活動中。

http://ameblo.jp/aurasoma-c-garden/

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英国オーラソーマアカデミー資格講座 レベル1(GW4日間)

日程 2018年5月3日(祝木)~6日(日) 全4日間
会場 栃木県宇都宮市宝木町 カラーズガーデン
費用 86,400円(税込)
講師 鮎沢玲子
詳細はこちら。

https://ameblo.jp/aurasoma-c-garden/entry-12355036168.html

 

 

色見本参考:

https://www.colordic.org/colorsample/2280.html

 

 





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