鮎沢玲子さんの季節で楽しむ日本の色≪【梨子色】なしいろ≫

 

この時期の楽しみのひとつが秋の味覚「梨」

「梨子色」は梨の表皮の色からついた名前で、明るく渋い黄色です。

 


梨(和梨)は、中国が原産で日本に渡来しました。

多くの品種があり、時期は7月下旬から11月頃まで、秋の味覚を長く楽しむことができます。

みずみずしい果実をほおばると、自然な甘さが口いっぱいに広がる幸せは、何度体験してもあきることがありません。

梨の品種は表皮の色の違いで、大きく「赤梨」「青梨」に分けられるそうです。

「赤梨」の代表的な品種は豊水、幸水など、皮が茶色っぽいもの。

「青梨」は二十世紀梨のように緑色の梨で、甘みが増してくると少し黄色っぽくなります。

和梨の食感はシャリシャリとしていて、「ラ・フランス」などの洋梨の滑らかさに比べて海外では長い間人気がなく、あまり知られてはいなかったそうです。

海外での人気といえば、思いだすエピソードがあります。

私の知人の話です。

アメリカ人のその人は、大学生のころに初めて日本に来ました。
留学のため、最初は一般家庭にホームステイしたそうです。

日本での初めての夜が明けて、ホームステイ先の家族から朝食に呼ばれて行ってみると、食卓には日本の料理のほかに、見たことのないフルーツが乗っていました。

 



それを口に運んだときに、これまで味わったことのない美味しさに驚いたそうです。

それまでは日本の食文化に、自分が馴染めるだろうかと少し不安だったのですが、「こんなに美味しいものがある国なら、ゼッタイ大丈夫!」と確信を持ったとか。

以来、その人は秋になると必ず梨をたくさん買い込んで、毎日食べるそうです。

そして味覚で受け取った「確信」は実に確かなもので、25年以上経った今も、その人は日本で暮らしています。



私の地元である栃木県は梨の産地です。

全国で5位の収穫量。栃木県で生まれた新しい品種があります。

「赤梨」の系統で「にっこり」という、世界遺産・日光にちなんだ名前です。

1996年に品種登録され、重量は800グラムくらいあり、一般的な梨の3個分くらいの大きさです。

大きくてしかも甘い。

もしも今度「にっこり」に出会ったら、ぜひ食べてみてください。

やや遅くて10月下旬ころから店頭に並びます。

 

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鮎沢玲子(あゆさわ れいこ) プロフィール
有限会社「カラーズガーデン」代表。
英国オーラソーマ社公認ティーチャー。
栃木県宇都宮市生まれ 生家は染物屋を営む。
中学校美術教師を経て、インテリアコーディネータとして14年間住宅メーカーに勤務。
2002年よりオーラソーマ・プラクティショナーとして独立開業。
2006年より公認ティーチャーとして活動中。

http://ameblo.jp/aurasoma-c-garden/

 

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英国オーラソーマアカデミー資格講座 レベル2
日程 2016年10月18日~19日、

     11月8日~9日、15日~16日
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時間 10:30~18:00
会場 栃木県宇都宮市宝木町 カラーズガーデン
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定員 6名
講師 鮎沢玲子

お申込み・お問合わせ reiko@colors-garden.jp

その他のスケジュールはこちらで確認できます。

http://ameblo.jp/aurasoma-c-garden/

 

 





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