グリーン/ゴールド

グリーン/ゴールド

 

   『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』より
           ヴィッキー・ウォール

         

 

「どうしてこんなことがあるのか?」と思わず天を恨みたくなるようなことは人生にはつきものです。

もちろんなかには、「今までこれを放っておいたのだから、この結果は当然だな」というふうに、自分でもすぐにその原因が理解できて対処方法がわかるようなこともあります。

でも、そういう場合ばかりでもありません。

どう考えてもこんなことは理不尽だ、としか思えないことだって起こりえます。

たとえば、ある年にある川のある場所に橋を架ける工事で、工事担当者の誰かがその日気分が乗らずに、あるクサビをいい加減に打ち込んだとします。

何年もそれで別に問題はなかったのですが、かなり橋の劣化も激しくなってきて、その時点の担当者がそろそろ補強工事をしなくちゃとスケジュールを組んでいました。

ところが運の悪いことに、その年の台風は例年にない集中豪雨をもたらし、ちょうどその橋脚部分が持ちこたえきれずに橋ごと押し流されてしまった。

ところがその橋が障害物になってその上に流木が重なり、増水した川があたりの堤防を決壊させてしまい、周辺の住民に死者を出す大惨事を引き起こしてしまった。(>_<)

運の悪いことはあるもので、その死者のなかに結婚を間近に控えた娘さんがいました。

娘さんのご両親やお婿さんは、「よりによってこんなときに、どうしてこんなことが起こるのか?」と思わず天を恨みたくなるでしょう。

もちろん、その娘さんが悪いわけではありません。

かと言って、何十年も前にその日夫婦喧嘩をして気分が悪く、あの橋脚部分のクサビをいい加減に打ち込んだその工事担当者が犯人だとも言えないでしょう。

人間が原因を追求し、犯人を突き止めて、誰かに責任を取らせたくなる気持ちはわかります。

でも、どんなことにも、究極的な意味では「どうして?」とか「なんのために?」という問いに対する答えは存在しないのではないでしょうか。

でも、それでもそう問いただして、感情のバランスをとりたくなる気持ちが人間にはあるわけですよね。

話がそれてしまいましたが、今回、ヴィッキーさんが書かれているエピソードは、なんとも言えない感じですね。

ヴィッキーさんが「グリーン/ゴールド」の解説で思い出したエピソードです。

        

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グリーン/ゴールド


http://artbeing.com/aura-soma/equi/B031.html

 

この組合せは、物質面にも、霊的な側面においても、正しいものを選ぶ決意と知恵を表しています。
その両面とも、人が進化するのに必要なのです。
けれども、もっとも賢い、黄金の魂ですら、時として、自分の方向性とスペースを見失うことがあります。(ルシファーのように堕落した天使の例もある通り)


そんなとき、魂は表現されないまま眠り込んでいて、その結果、肉体的にも精神的にも霊的にも、監獄に幽閉された状態になっており、救い出されるのを待っています。


純粋なゴールドの存在(下の部分)が、もう一度外に出て自由になるために、監獄の扉を開ける鍵を握っているのは、上のグリーンの部分です

この組合せには、たくさんの側面と使用法があります。


肉体的、感情的なトラウマを受けた人が、人生にまた立ち戻っていく助けになりますし、この色の組合せを使って瞑想するのも、とてもよいでしょう。

私は、個人的な辛い経験を通して、このオイルのより深い側面を発見しました。

 

このことを今語るのは、人々が自分と、自分に起こっていることをより深く理解する助けとなるようにと思ってのこと、「なぜこんなことが起こったか」ということについては、今はまだ計り知れませんが、そこには、私が確信している以上の理由があることでしょう

とてもすばらしいワークショップが終わった時のこと、感極まった生徒のひとりが、私を力の限り抱き締め、私の肋骨を三本折ってしまったのです

 

激痛が私を襲いました。
しかし、そのことによって学んだことは多く、今では恨みではなく、感謝を感じています。

しかしそのときには、悲惨なことに、外科医に投与された痛み止めは私に合わず、気がついたときには、私は老人病棟に放り込まれていました。

 

痛みはかなりひどく、おまけに目も見えず、もう打つ手はありません。
 

そのとき味わった惨めな思いを、ここでこと細かに述べることはできないし、その気もありませんが、十字架にはりつけにされたようだったとだけ言えば、それで十分でしょう

家に帰る道中にも、痛みはまだ続いていました。


私は必死の思いで、天然の痛め止めであるオーラソーマの「レスキュー」を塗ってみました。
が、驚いたことに、痛みはあいかわらずひどく、ほとんど効き目がありません。

 

あまりに身近な問題は、自分の手に負えないというのは本当で、「あらゆる教師には、教師が必要」という古いことわざがありますが、「あらゆるヒーラーには、ヒーラーが必要」とも言えて、自分や自分の愛する人を癒すのは、なかなか難しいものです。
 

というのも、本当に必要なものを見出すための冷静な目を、なかなか持てませんから。

      
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p172-173)
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きっと、たくましい感じの生徒さんだったんでしょうね。

しかし、さぞやご本人も驚いたことでしょう。(-||-)

pari 記

 

 



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