初心者のみなさまのためのコーナー・58
このコーナーに寄せられた質問は随時「オーラソーマ通信」にて回答していきます。みなさんの質問をお待ちしています。
この文章は2009年の266号のメルマガに掲載したものからの引用です。
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(過去に似たような質問があるかどうかなど、いっさい関係なく質問してくださって結構です。)
ティアラ さん
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いつも読ませてもらっています。
だいぶ前の内容で“セラピ-やカウンセリングでは、悪いところを矯正していくやり方ですが、オ-ラソーマでは、あるがままを認めて受け入れていき、そこから本当に物事が変容していくのだ”と書いてありましたが、私の場合子供がいて、ある問題があり解決方法としてお母さんが変わらないと子供は変わらないと常に言われていますが、なかなか変われません。
その辺のことをもう少し詳しくお聞かせ願えたらと思います。
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とても逆説なんですけど、変えようという気持ちが少しでもある間はなかなか変わらないもんなんですね。
でも、あるがままを本当に認めて受け入れたときには、自然と変わっていく、ということはあります。
なぜか。
そのことを少しお話します。
そもそもなぜ変えたいんでしょうか?
子供は確かに母親の鏡でもあります。それはそれだけ近しい関係でもあるからわかりやすいですね。母親にとっては分身のようなものでしょうから。
でもそれは親子に限らず、本当はすべては自分の鏡でもあるんですけどね。
「鏡の法則」という本は読まれましたか? それも考えるためのひとつのヒントになるかもしれません。
それはともかく、子供を変えるために、自分を変えようと思うときには、そこにはすでに子供に対する否定、拒否の気持ちがあるんですね。
子供はとても敏感で、そのとき子供は自分は愛されていない、と感じます。あるがままの自分を認められていないのだ。そのままであってはいけない、変わらなければいけない、と。
でも子供は往々にして、自分のある側面を映し出してくれています。自分の見たくない側面、気づいていない側面を。
それは子供に限らず、恋人でも、夫婦でも、あらゆる親子の関係、部下上司の関係でも当てはまったりもします。
なぜこういうかというと、夫婦なら相手が悪いと思えますが、子供だと自分のせいだと思って、自分を非難しがちです。でもそのように自分を非難することも助けになりません。
なぜなら、お母さんが変わらないと子供は変わらないからといて、自分を変えようとするのは、自分を非難していることと同じです。
非難している限り、それは変わらないものなんです。逆に変えられようとすることに抵抗が生まれてきます。
子供にとっては、それでも自分を愛してくれるのか、というサインであったりもします。
子供にとって必要なのは愛です。あるがままでいて、そのままで受け入れられているということです。
それは母親にとっては自分のなかのその部分を愛することでもあります。母親と子供は一体なのですから。自分を愛することが子供を愛することでもあります。
変わる必要はないんです。ただそのままを受け入れてみてください。
そうすると、ほっとして、くつろぐ瞬間が訪れるでしょう。そこから本当のエネルギーが生まれ、内側からの変化が生じてくる可能性が生まれてきます。
普通は、みんなが変わろうとしています。変わることが進歩であり、発展だとみなされています。外側の世界ではそうです。でも内側の世界ではまた別の原理、法則が働いています。
外側を変えることはできるかもしれません。外側の態度や振る舞いを変えることはできます。それも必要なときはあります。というか社会生活では必要でもあります。でもそのように社会や周りからの要求にしたがって外側を変え続けることで、本当の自分を見失ってしまっているということもよくあることです。
そうなると本当の自分がわからなくなり、生きる意味を見出せなくなり、うつになってしまったりもします。
あるがままの自分自身を受け入れてみてください。それができるのはあなた自身です。
それはいつも変わらずにある、あなた自身の本質を見出し、受け入れることです。
そういう自分の魂、内なる宝石に出会っていくことがオーラソーマなのです。
尚 記
過去の「ご質問」と「回答」は以下に分類掲載してあります。(ご参考まで)
http://aura-soma.co.jp/faq/
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