~チャレンジを超えて人類は進化しつづける~色と光のヒューマンアナトミー

美と癒しの楽園オーラソーマの連載42号は、色と光がどのように感情や思考、細胞レベルに働きかけるかを研究する第一人者、Dr.ロバート・ハシンガーによる「色と光のヒューマンアナトミー」のレポートです。

この講座については、4年前にも一度寄稿させていただいたのですが、今回の視点は、今、全人類が通過している世界の非常事態(COVID-19(コロナウイルス)の蔓延)のなかで必要とされる情報を書かせていただきます。

Dr.ロバートは、パートナーのガーラ・フラミニ先生とともにイタリア在住。

ビーマーライトペンインターナショナル代表でオーラソーマのティーチャーですが、医師でありホメオパシーをはじめとした補完医療のオーソリティです。

 

今回の講座はCOVID-19(コロナウイルス)による戒厳令下のイタリアから中継で3日間にわたりZOOM(オンライン)で開催されました。

Dr.ロバートは、まず講義のはじまりに、このようにお話してくれました。

「色と光のヒューマンアナトミー」では、どうすれば自分自身をケアしウェルビーング(健全さ)を保てるかを3日間通して伝えていきます。

 私たちは国や病院に任せるのではなく、自分自身のウェルビーングに責任を持たなければならないのです

そして、講座のなかでコロナウイルスについての見解も伝えてくれました。

通常、我々は病気をネガティブに捉える傾向があるが、それは間違った考え方です。
 病気がそこに存在するということには理由がある。
 病気は我々の進化の重要要素なのです。

 コロナウイルスについても同じことが言える。
 コロナのパンデミックをもっと広い視点で見なければならない。
 なぜそれが今この時点で起きているのかを追求する必要があるのです

確かに、今この時点でコロナウイルスによってチャレンジを経験しているのは人間だけです。

他の生物(一部のペットなどを除いて)は、いっさいコロナウイルスによる負の影響は受けていません。

人類の進化のために、このウイルスが存在しているのだとしたら、それはなぜなのか?

続けてDr.ロバートは言いました。

“今のイタリアはSFを観ているようで、みんな家に閉じこもり誰も通りに出ていない。
 興味深いのは人々の発するエネルギーが恐怖のエネルギーになっていること。
 
 しかし、恐怖心を持つことは良い態度ではありません。
 「恐れの感情」は直接、免疫系に影響を与えるからです。
 恐怖を持てば持つほど我々は弱くなっていくのです。
 残念ながら免疫系と感情は深く関係しているのです

「恐れの感情」が私たちの免疫を弱め、そして恐れれば恐れるほど、よりコロナウイルスが侵入しやすくなるとは。

では、まったく「恐れを持たない」ことが得策なのかというと、そうでもありません。

リスクを高めるもうひとつの要因は「愚かさ」です。
 危険があるという真実を受け入れず、やりたいことをやることです。
 正しい態度とは慎重であること。
 そして、必要なことに注意を向けて、自分にも人にもケアをする。
 これを別の言葉では常識というのです

では、私たちはどのように、この状況の危険性を直視しつつ恐れの感情に飲み込まれずに、自分にも人にもケアを実践していけばよいのでしょうか。

これら一連のワークを通して、私たちはどのように進化していけるのでしょうか。

ところで、コロナウイルスは新規のウイルスではなく、人類が歴史のなかで長く共存していたウイルスだそうです。(風邪もコロナウイルスがもたらします)

COVID-19はコロナウイルスのなかの亜種として、バリエーションは新しいが何千年もの歴史のなかで、人はコロナウイルスの母体に対して免疫を持っており、だからこそ80%の人は免疫が働き、排除できるのだそうです。

また、「細胞」と違い、ウイルスはそれ自体では増殖できないため、増殖の場所を必要とします。

細胞膜はなく溶けやすい膜で包まれているだけなので、石鹸はウイルスに対して最大の武器となるのです。

しかし、コロナの名称の由来ともなった外側の突起が、このウイルスを非常に危険な「忍者」のようにしており、いったんこの忍者を家のなかに入れてしまうと退治が難しくなるので、入れないことが非常に重要だとDr.ロバートは言います。

ここから、Dr.ロバートが明かしてくれた、コロナウイルスが免疫を突破し、肺に到達しミッションを達成するまでの、まるで映画『ミッションインポッシブル』張りのアトラクションを解説してくれました。

ウイルスの最大にして唯一の使命とは「世界支配」だそうです。

なので鳥やコウモリなど、空を飛び世界中に連れていってくれる生物のなかに住み、世界支配を狙っているのですが、彼らよりも人間はウイルスにとって5つ星ホテル以上に居心地がよいため人にも侵入するそうです。

そして、コロナウイルスは非常に賢く、人に侵入する方法を見つけました。

銀行強盗にたとえると、侵入は警備の張り巡らされた入り口の突破が最初の難関で、そこを突破すれば簡単になかに入れます。(警備員とは私たちの人体にとっては免疫です)

第一関門の警備(免疫)を突破し、できるだけ早く見つけられにくい場所に入りこみ、生きのびることが、ウイルスの次なるミッションですが、見つけられにくい場所とは肺なのです。

しかし肺にたどりついたら、細胞のなかに入り込まなければならず、これは容易なことではありません。

なぜなら細胞には細胞膜という防衛隊がいるからです。

細胞膜を突破しなかに侵入するには、ウイルスは画期的な方法を使うことが必要となりますが、これがコロナウイルスの最大の恐ろしさと言えるでしょう。

コロナウイルス独特の“スパイク状の突起”は非常にホルモンと似ており、ホルモンと同じように細胞の受容体に結合することができるそうです。

そして、肺の細胞の受容体にコロナが結合すると、細胞はコロナが血圧を調節するホルモンだと勘違いし、細胞膜の門を開き、細胞内にウイルスを入れてしまうのです。

やがてウイルスによって細胞内は占領され、肺の細胞が本来果たすべき機能が果たせなくなり、瞬く間に肺炎の重症化へと至ります。

いったんウイルスが肺の細胞のなかに入ってしまうと、肺は非常に広いスペースのため、そこで免疫系が働くのは容易ではないうえ、肺炎になると呼吸不全により酸素が減るため、エネルギー生産が減少し、生体全体の衰弱へとつながりここで持ちこたえられなければ死に至るのです。

重要なのは、最初の第一関門である「免疫力」の強化であるのは言うまでもありません。

第一関門で防御できなかった場合、肺の細胞膜を騙して容易に侵入する巧妙な手口を持ったコロナウイルスとの戦いは非常に困難になるからです。

ここで、Dr.ロバートは、コロナウイルスの蔓延してしまった今の環境下で、私たち一人ひとりが生存するためのアドバイスをくれました。

まず、第1に「ウイルスを入れないこと」

これは、手洗い(水では不十分、ウイルスの膜を溶かすために石鹸を使う)や、手洗い前に顔を触らない、うがいなどに加え、国ごとに奨励されていること、(たとえば日本なら“3つの密”を避けること)を徹底し、
とにかくウイルスを身体のなかに入れない細心の注意を払うことです。

第2に「免疫系のところで入れないようにすること」

健康であれば、第一関門で免疫が戦い、ウイルスを身体のなかに入れさせません。

しかし、免疫の力は常に変化しているため、ふだん元気な人でも、突然免疫力が落ちることもあるのです。

それは、免疫系は非常にエネルギーを必要とするからです。

睡眠や栄養が足りず、エネルギーが落ちると免疫系の力も落ちやすくなります。

第3に「エネルギーをキープすること」

免疫系を高めておくために必須なエネルギーを高めるためには何ができるのでしょうか。

それは・・・

第1に、睡眠と栄養を十分とり、また呼吸を深め、エネルギーがたくさんある状態をキープすること。

第2に、心理面と感情面のバランスを取ることが重要です。

特にこの環境下での恐怖を癒すことが非常に重要です。
(恐怖心は免疫を下げるため)

そして、エネルギーの活性化に「色」を使うことができるのです。

生体エネルギーの基本的活性化は色によってなされているのですが、それに気付いている人は少なく、ほとんどの人は色によって自分を活性化できていません。

色を意識する学びと、色を実際に自分自身に与えるという両面で、色による自分と人の活性化をしていくことができるのです。

このメルマガの読者の方は、オーラソーマやビーマーライトペンを学ばれていたり、経験したことがあると思いますので、ぜひ色を使い、ご自身を活性化させてください。

たとえばビーマーライトペンを使うなら、恐れの感情をケアするにはグリーンを、またエネルギーの活性化を意図してレッドマゼンタを使うことができるでしょう。

また、万が一、感染してしまったら、できるだけたくさんのエネルギーを活性化し、そのエネルギーを免疫に与えることを意図してレッドマゼンタを使うのもサポートになるでしょう。

注)この提案は医学的な治療や効果を意味してはいません。

コロナウイルスは、非常に進化したウイルスではあるけれど、私たちの免疫系も実は進化をしています。

そしてワクチンの進化よりウイルスの進化の方が早いため、我々の免疫力を高めることがいちばん大切です。

くり返しになりますが、正しく注意を払い、自分をケアし、できる限り自分の身体で対応する(ウイルスを入れないように努め、免疫系でシャットアウトする)ことが、とても大切です。

ところで、イタリア人の101歳の女性が、コロナウイルスに罹り、重症の合併症を引き起こし入院したものの、治って退院できたのはなぜでしょうか。

それは、その女性の持っている「ライフエネルギー」が非常に強く、回復するだけの「ライフエネルギー」があったからだと、Dr.ロバートは言いました。

「ライフエネルギー」とは、思考・感情・身体を動かすエネルギーであり、計測は不可能なもので、ライフエネルギーが豊かであれば健康な長寿を叶えていけます。

今回、私たちは細胞よりも小さなウイルスを前に、人類全体の脆弱さが露呈されました。

これが終わったからといって、前の世界に戻れるわけではありません。

また外出禁止の状況において、内側に入り自分自身と直面することが避けられなくなりました。

人類の進化のために、このウイルスが存在しているのだとしたらそれは、免疫力の向上をも含めた身体・思考・感情のレベルを引き上げることにあるのかもしれません。

強烈な恐れに対峙して恐れを超えていくときであり、101歳の女性を生還させた生命そのものの力である力強い「ライフエネルギー」を、私たちのなかから起動させるときなのかもしれません。

オーラソーマではチャレンジとギフトは一体であり、チャレンジのなかから才能・ギフトが目覚めると言いますが、その通りのプロセスを、人類全体が今、通過していると言えるでしょう。

色と光を味方にこの局面を超え、新たな世界を創造していけたらよいですね。

この原稿を書いているのは、日本にも遂に緊急事態宣言が発令された4月7日です。

その数日前にいち早く、ビーマーライトペンレベル1とセルフケア1day講座の「オンラインクラス開講」について、Dr.ロバート&ガーラ先生によりティーチャー向けのレクチャーが開催されました。

今後は、外出自粛要請が出ている今はもちろんですが、ティーチャーのいないエリアに住んでいる方や旅費を節約したい方、またご自宅で受講されたい方にも、オンラインによる講座をご都合のよい日時でお家で受講していただけるようになりました。

ぜひ、ビーマーライトペンジャパンの公式サイトをチェックしてくださいね。

■色と光のヒューマンアナトミー

次回開催はビーマーライトペンジャパンにてご案内致します。

オーラソーマから生まれたビーマーライトペン認定資格講座、レベル1・レベル2・セルフケア1日講座・全国各地で開催中。

※レベル1、セルフケア講座はオンラインクラスもあります。
https://www.blp-japan.com/

◆ルミエーラ叶朋佳(ともか) プロフィール

オーラソーマと女神のヒーリングスクール
Love&Lightラボラトリ
http://www.megamiaura.com/
*AS I ACT認定オーラソーマティーチャー(T3)
*オーラソーマから生まれた色と光のヒーリング
 ビーマーライトペン認定ティーチャー


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オーラソーマから生まれた色と光のヒーリング
ビーマーライトペン 1dayセルフケア講座

※ご自宅で受講できるオンライン講座(ZOOMシステム使用)
日程 2020年4月26日(日)、5月2日(土)、3日(日)
・・・その他、ご希望日(1日)で開催可能

詳細、お申込みはこちら。
https://www.megamiaura.com/%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%9A%E3%83%B3%E8%AC%9B%E5%BA%A7/

 

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