https://artbeing.com/aura-soma/equi/B000.html
このボトルに惹かれて選んだ人は、書籍やインターネットに書かれてある0番の解説を読んで「当たっている!」と思いましたか?
どこからこういう言葉が出てくるのだろうとは思いませんでしたか?
でも、一つひとつの色の意味する言語を読み解いていくと、「なるほど」と理解できるようになっていきます。
色の言語は、オーラソーマを読み解く鍵なのです。 それらの色の意味やイメージを理解してから、またそのボトルの意味を読んでみてください。
そうすると、自分なりにボトルからのメッセージを感じ取ることができるでしょう。
ボトルの下の色の「ディープマゼンタ」
この色は一見すると真っ黒に見えます。
でも光をあててみると、なんともいえない神秘的な色が浮き上がってくるのです。
何度見ても見とれてしまいます。
ヴィッキーさんは、自分の内面を見ていない人は真っ黒に見えるけれど、自分の内側に光をあてていくと、その神秘が見えてくると言っています。
外側の世界にばかりに目を向けるのではなく、自分の内側に目を向けていくということでもあります。
解決策は外側にあるのではなく、内側にある。そういうことにも気づかせてくれるのです。
ゲーテはマゼンタの色を、「アン・シーンカラー」
つまり、「見えない色」と言っています。
私たちは見える世界がすべてだと思っているかもしれませんが、実は見えない神秘のなかに生かされているのです。
私たちは、宇宙の愛に生かされている。そういうことを感じさせる色でもあります。
私たちは生まれたときから愛を求めています。
赤ん坊は愛がなければ生きることができません。
でも、その愛はいつも私たちを取り巻いているのです。
マゼンタはオーラソーマでは、8番目のチャクラの色とも言いますし、「ソールスター」つまりは「ブループリント」、その人の人生の設計図が潜在的可能性として描かれているところ、というような考え方をします。
マゼンタは、すべての色を含んでいる色、とも言えるのです。
そしてディープゼンタは、とてもヒーリングの作用が強力です。
オーラソーマのボトルに、通称、レスキューボトル(救急ボトル)と言われているボトルがありますが、それらはこのディープマゼンタを含んでいます。
現に、この0番のボトルは「スピリチュアルレスキュー」と言う説があります。
ロイヤルブルーがスピリチュアルなことを表すので、そのレスキューになるわけです。
そして、上の色の「ロイヤルブルー」は、ちょうど夜明け前の空の色。
光が微かに届くふかーいふかーい海の底の色。
なんとも言えない神秘を感じる色ですね。
チャクラでいうと、第6チャクラの色です。
第六感とは、よく言ったものです。虫の知らせ。そして、直感力。
普通には聞こえない音が聞こえたり、声を聞いたり、見えないものが見えたり、透視ができたり、いわゆる超能力と呼ばれているものが、この第6チャクラの能力だと考えられているようですね。
これは、地に足がついていないと危ないですよね。
天才となにやらは紙一重、ということにもなりかねない。へたをすると幻想、幻覚、幻聴、ということですから。
「シックスセンス」という映画がありましたが、主人公の男の子は、見えない人(一般には幽霊と言っていますね)が見えます。
でも、幽霊が見えても、ありがたくないですね。でも天使なら見てみたいかも……。
この第6チャクラは第三の目、とも言われています。
二つの肉眼は外側を見る目だとすると、この第三の目は、内側を見る目と言われています。
内側……見えないものを見る目なのです。 物事をあるがままに観るということでもあります。
自分の欲望や期待やエゴに惑わされないで、より高い澄んだ目で、物事を見ることができる能力です。
このボトルを理解する助けとして、タロットに詳しい方は、このボトルに対応するタロットカード「フール」の図柄を見てみると、イメージがわいてくると思います。
この0番のボトルは、タロットカードの「フール」に対応しているのです。
なぜ、そうなのでしょう?
それは、ヴィッキーさんにも最初はわかりませんでした。
ヴィッキーさんのお父さんがカバラのマスターだったこととも関連するようですが、カバラについては、そのうちお話しする機会があるでしょう。
「フール」のカードでは、青年が、崖に気づかずに、なにも知らずに口笛を吹きながら、崖に向かって歩いています。
ライダーデックのタロットカードをお持ちの方は見てくださいね。
それは、ちょうどスピリチュアルの探求に出て行こうとしている象徴と解釈されます。
その青年は、人生を経験していくにあたってのすべての潜在的可能性をすでに持っていて、人生を理解するためのすべての知恵や道具も携えているのですが(棒にかついだ風呂敷包みに入っています)、本人はそれに気づいていません。
そして足下の目の前には崖、「死」の淵が待ちかまえているにも関わらず、そのことにも気づいていないのです。 それは、私たちの状況を象徴しています。
一休禅師も「これまで人が死ぬと思っていたのに、自分が死ぬとは、こりゃたまらん」というような歌を遺しています。
生きているうちは、自分は死ぬとは思っていません。
人が死ぬのはいつも見聞きしているのに、自分が死ぬとは思ってはいないのです。
だから、病気になるとあわててしまいます。
でも、あるとき、自分の死に直面(直視)したときから、スピリチュアルな探求がはじまっていくのではないでしょうか?
そして、このボトルが0番である、というのもおもしろいですね。
すべては、無(ゼロ)からはじまっていきます。
無から生まれて、無に帰る。 そして、その無のなかにすべての潜在的可能性が含まれています。
このように、ひとつのボトルには、その色が持つ意味、タロット、それが対応する生命の木、そして数字、クリスタル、占星術なども関連していきます。
そして、オーラソーマシステムのイクイリブリアムボトルは、この0番のボトルから旅がはじまっていくのです。
えたに 記(2004,7/3)