65番のボトルの名前は「頭は天に、足は地に」
https://artbeing.com/aura-soma/equi/B065.html
ボトルの上の色がバイオレットで下の色がレッドなので、スピリチュアリティを表す7番目のチャクラであるバイオレットを頭として、グランディングを表す1番目のチャクラであるレッドを足として地面に立っている姿が思い浮かびますね。
それはちょうど人間が天と地を結ぶ虹の架け橋であるように、この人間としての肉体を持った生命であるレッドのエネルギー、この物質世界である大地にしっかりと足をつけて生きながら、同時に霊性を持った人間として、そのスピリチュアリティを生きる、という姿を象徴しているようです。
「ゾルバ・ザ・ブッダ」という言葉を思い出します。
「ゾルバ」、というのはカザンザキスの書いた『その男ゾルバ』という本もありますが、アンソニークインが主演し、マイケル・カコニヤスが監督した同名の映画にもなっています。
ギリシャに生きるその男ゾルバ。酒を愛し、女を愛し、人生を謳歌し、失敗も多いが憎めない男。さまざまな人間の生きざまの哀愁を描きながら、ゾルバの人間へのやさしさ、おもいやり。
彼の踊るダンスが印象的です。
まさにこの肉体を持った人生を生きるというのはどういうことなのか。愛や憎しみ、友情、生きることの苦しみ、悲しみと歓び、すばらしさ。失敗や成功。
どんな境遇や状況の中にあってもユーモアを失わず人生を謳歌する姿が描かれています。
かたや「ブッダ」
お釈迦さん。その名はシッダールタ。
シャカ族の王子として生まれ、物質的に何ひとつ不自由なく過ごし、学問や武勇にも優れ、健康そのものでありながら、物思いにふけることが多く、心が満たされない日々を送ったシッダールタ。
結婚して子どもも生まれ、世間的にはすべての幸福といえる条件を満たしながら、人が老い、病み、死ぬことの苦しみを見て、それまでのすべてのめぐまれた生活を捨て、人生の苦悩を解決する道を選ぶべく、出家し、苦行僧として修行する道を選びました。
6年間、断食をはじめとする肉体を苦しめるあらゆる苦行の末、結局それらによっては解脱(心の安らぎ)は得られないと悟り、菩提樹の木の下で静かに座り、内面の葛藤と戦いつつ瞑想にふけり、ある夜明けの明星を見て忽然と大悟し、ブッダ(覚醒した人)となったのです。
この肉体を持った物質的人生を謳歌する享楽主義を象徴するゾルバと、それらのすべての物質的生活や肉体を否定し、瞑想し、ひたすらこころの安らぎを求めた、精神主義を象徴するブッダ(仏陀)。
それらは両方ともが人間の現実であり、人間の可能性でもあるのです。
色でいうと、レッドからバイオレットのすべての虹色の人生を生きるということが、人間としてのすべての可能性を生きることになるのではないかと思います。
オーラソーマのイクイリブリアムボトルはバランスボトルとも言われ、人間のエネルギーにバランスをもたらすのを助けてくれるわけですが、オーラソーマの色はその人生のさまざまな可能性を見て、その可能性を生きることを勇気づけてくれているようですね。
ヴィッキーさんの今週のボトルのメッセージは、「私」が地上に降り立つ・・変容。
「私」というのは、アイ・アム。これは神がモーゼに言った言葉でもありますね。
つまりこれは神が、つまり霊性がこの地上に降り立った、ということなのかもしれません。
それが人間なのですね。
霊性という魂がこの肉体の生を受け、生きていくことの中で、再びその霊性である魂に目覚めていく。
ゾルバとブッダをともに生きていくこと。
「ゾルバ・ザ・ブッダ」
その霊性に再び目覚めたときに、変容ということが起こるのでしょう。
あなたは「私がどこにいて、どこに行くのかを知っている」でしょうか?
このボトルは、人間がどこにいて、どこに行くのかを教えてくれているようですね。
えたに 記
☆B065 頭は天に、足は地に は、こちらに詳細が掲載、ご購入いただけます。
https://artbeing.com/aura-soma/equi/B065.html