他人がいるから賑やか。でも他人だから地獄なの?:「はじめてのオーラソーマ」第62号

 
 

はじめてのオーラソーマ No.062 2017.04.04

みなさん、こんにちは。

えつこです。

今日もメルマガ「はじめてのオーラソーマ」をお読みいただき、ありがとうございます。

今日は第62号、ぱりさんの「お悩み別 ご相談コーナー」です。

前回のテーマ、「希望」はいかがでしたか?

まだお読みでない方は、ぜひこちらをチェックしてみてくださいね。

今日のテーマは、「他人(依存・支配・自立)」についてです。

無人島にでもいないかぎり、この世は自分と他人ですね。

他人の存在が自分へも影響を与える・・・というのは、日常で誰しも経験があると思います。

経験どころか悩みの種だったりしますね。

ぱりさんの文中にあるサルトルの言葉、「他人は地獄だ」は、強烈な言葉ですが、ある種その通りだとも思います。

では、どこでその地獄が生まれてくるのでしょうね。

ということで、今日のはじメルは、「他人(依存・支配・自立)」について考察してみました。

それでは、ぱりさんの「お悩み別 ご相談コーナー」を、どうぞお読みください。

 

ぱりさんの「お悩み別 ご相談コーナー31回目:【他人(依存・支配・自立)】

春は芽吹きの季節、生命すべてが活性化してきます。

人間界の生命は人生とも言えますから、

人生万般が活性化してくることでしょう。

人生が何かと言えば、

百人いれば百の異なる答えがあるでしょうが、

人生の多くの喜怒哀楽が、人間関係から生じていること。

そこで交わされる言葉によって生じていることは

誰もが否定できないかもしれません。

つまりは、日々の生活のなかで起こる

自分と他人との関係によって生じているわけです。

「自分」がいて「他人」がいるから、

人生のドラマは成り立つわけです。

実存哲学を産んだ前世紀のフランスの哲学者サルトルは、

「他人は地獄だ」と言ったそうです。

サルトルがこの言葉に込めた具体的な意味は知りませんが、

「他人は地獄だ」という言葉だけを聞いても、

まさに、という気がしないでもありません。

他人の視線を意識しているときと、

まったくの自分ひとりだけのときと、

この二種類の状況で、自分の心理状態や

具体的な態度や行動が変化しないような人は、

赤ん坊か悟った方でもないかぎり、

おそらく存在しないかもしれませんね。(*^_^*)

というわけで、

私たちの人生は他人との関係のなかにある、と言っても、

けっして過言ではないでしょう。

それほどに、私たちの喜びや苦しみは、

「他人」「自分」の関係のなかにあると言えます。

なぜなら、人間の喜びや悲しみ、嬉しさや苦しみは、

そのままの自分と「他人」に向けた外的表現との

ギャップのなかにあるからです。

内面そのままの表現が

「他人」に受け容れられたり、また褒められたりしたら、

それは自分にとっては快感です。

でも少しずつ、その快感に中毒になって、

私たちは「他人」からの許容や賞賛を求めて

努力するようになってしまうのです。

そしてやがては、その努力の結果が

「他人」に是認され、賞賛されたら喜びになり、

非難されたら苦しみになるという世界に入ります。

ま、それが人生ですよね。(*^_^*)

赤ん坊には、そんな努力による喜怒哀楽はありません。

赤ん坊は人生以前、悟った覚者は人生以後、

ということになるでしょうか。(*^_^*)

その中間にあるのが

私たちが「他人」を気にしながら生きている

人生というわけです。

「他人」との関係というのは、

私たちの喜怒哀楽にとって、それほどにも決定的です。

また「他人」との個々の関係性は多様多彩です。

ただ、「他人」との関係のなかで

あまりにも無用に苦しまないための勘所はあります。

それは、ごく単純な言い方をすれば、

あまり気にしすぎないことです。(*^_^*)

ちょっと気取った言い方をすれば、

「他人」への過剰な「依存」から離れて、

「他人」との関係で、ある程度「自立」することです。

というわけで今回は、オーラソーマ辞書で、

【他人】というキーワードを検索してみたのですが、

このキーワードでヒットするキーフレーズはとても多いです。

それで今回は、主として

【他人への依存】

【他人の支配】

【他人からの自立】

といったニュアンスを含むキーフレーズを選んでみました。

「他人」との関係で問題を抱えていらっしゃって、

できれば状況を改善したいと思われる方は

下のキーフレーズで思い当たる言葉があれば

よろしければ参考になさってみてください。

他人に依存しがち

「B093 ヘンゼル」

メインテーマ:愛の知恵、深い歓びの集団的コミュニケーション

「他人に依存しがち」とは、そのような状態の克服に向けて人をサポートしようとするエネルギーということです。

 

他人に受け入れられたい

「B038 吟遊詩人II/識別」

メインテーマ:思考からフィーリングへ

「他人に受け入れられたい」とは、そのような傾向の克服に向けて人をサポートするエネルギーということです。

 

極端に他人の期待に応える

「B003 アトランティアン/ハートボトル」

メインテーマ:ハートの問題、人生の感情的な側面

「極端に他人の期待に応える」とは、そのような傾向の克服に向けて人をサポートするエネルギーということです。

 

他人の評価からの自立する

「B011 エッセネボトルI」

メインテーマ:無条件の愛とは何かのフィーリングを得る

「他人の評価からの自立する」とは、文字どおり、その方向に向けて人をサポートしようとするエネルギーということです。

 

他人の支配を許す傾向がある

「B028 メイド・マリアン(ロビン・フッドの恋人

メインテーマ:新たな始まり

「他人の支配を許す傾向がある」とは、そのような傾向の克服に向けて人をサポートするエネルギーということです。

 

他人に面倒を見てもらいたい

「B033 ドルフィン/目的をもった平和」

メインテーマ:平和なコミュニケーション

「他人に面倒を見てもらいたい」とは、そのような状態の克服に向けてサポートしようとするエネルギーということです。

 

他人の顔色をうかがわなくなる

「B038 トルバドールⅡ(吟遊詩人Ⅱ)/識別」

メインテーマ:思考からフィーリングへ

「他人の顔色をうかがわなくなる」とは、文字どおり、そのような方向に向けて、人をサポートをしようとするエネルギーということです。

 

他人から踏みつけにされるがまま

「B049 ニューメッセンジャー」

メインテーマ:フィーリングの表現

「他人から踏みつけにされるがまま」とは、そのような傾向の克服に向けて、人をサポートをしようとするエネルギーということです。

 

他人を理想化してしまう傾向がある

「B037 地上に降りた守護天使」

メインテーマ:有効性

「他人を理想化してしまう傾向がある」とは、その傾向の克服に向けて、人をサポートをしようとするエネルギーということです。

 

自分のための行為には他人の同意を求める

「B046 放浪者」

メインテーマ:愛への新たな始まり

「自分のための行為には他人の同意を求める」とは、そのような傾向の克服に向けて、人をサポートをしようとするエネルギーということです。

 

 

みなさん、いかがでしたか?

今日のイクイリブリアムはバラエティに富んでいましたね。

こうなってくると、人生が他人との関係すべてに乗っ取られているような気すらしてきます。

いかに、「自分を生きるか」

そのことが、他人との関係を変えていくように思います。

相手は変わりませんし、変えようと思うと、相手もより意地になってしまうなど、よぶんなエネルギーが付加されてしまいますね。

逆の立場で考えてみると、相手に無理強いされたときなど、反抗したくなるように感じると思います。

ですから、相手を変えようなんて思わずに、自分がどのように在るか・・・それに尽きるように思います。

そのことをイクイリブリアムがサポートしてくれそうですね。

4月からあたらしい環境がスタートして、あたらしい人間関係がはじまった方もいらっしゃると思います。

ぜひ、今日のはじメルを参考に、あたらしい環境をたのしんでくださいね。

それでは、よい1日を。

えつこ

 

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