初心者のみなさまのためのコーナー・228
このコーナーに寄せられた質問は随時「オーラソーマ通信」にて回答していきます。みなさんの質問をお待ちしています。
この文章は2014年の503号/水曜版のメルマガに掲載したものからの引用です。
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(過去に似たような質問があるかどうかなど、いっさい関係なく質問してくださって結構です。)
まりこ さん ——————————————————— オーラソーマって、効きやすい(?)人と、そうでない人の違いはありますか?
効果がぜんぜん分からないんです。(効いた!!)っていう人もいると知って、コツみたいなものがあればと・・・。 ———————————————————
とてもおもしろいご質問です。
私も知りたい。
この理由には、いろいろなケースが考えられるので、ひとことでは答えられませんが、試みてみますね。
ひとつは右脳タイプと左脳タイプによって効果が違うようです。
左脳タイプは理屈でものを考える人。論理脳、分析タイプです。 左脳には言語を司る機能があります。 頭でっかちで、疑り深かったりします。
ちなみに、右脳と左脳は両方がバランスよく機能していればよく、どちらが良くて、どちらが悪いという問題ではなく、それぞれに、頭脳に備わっている機能で、両方が必要ですので、念のため。
右脳タイプは直観型。クリエイティブで、感性、感覚が発達していて、イメージが発達している場合が多いようです。
オーラソーマはエネルギーですので、エネルギーは感覚、直観によって感じ取れるものです。 したがって右脳タイプの人は、その優れた感覚でオーラソーマのエネルギーを感じ取り、効果も感じ取ることができます。
左脳タイプは、感じることよりも、頭で考えて、分析しようとします。 オーラソーマの理屈は分かっていても、感じ取れないと、その効果も感じ取れません。 あるいは、オーラソーマ自体を疑ってしまうことが多いかも知れません。 オーラソーマのエネルギー的な側面は、左脳で捉えることはできません。 それを認識する機能が違うからです。
例えば、モーツアルトの音楽は、耳で聴けばすばらしい音楽であっても、目で見ようとしても見えません。 素晴らしいゴッホの絵画でも、耳を使って見ることはできません。
右脳と左脳の違いについては、「奇跡の脳」をぜひ読んでみてください。 脳出血で左脳が機能しなくなったときに、どのようなことが起こるのかが、筆者の体験でリアルに書かれてあり、両方を統合することがどういう意味を持つのか、脳学者の実体験として書かれてあります。
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動画サイトで「奇跡の脳」の筆者ジル・ボルト・テイラーの講演を見ることもできますので、見てみてください。 20分で右脳と左脳について多くのことが理解できます。
そして、もうひとつは、信じるか信じないかということの違いです。 医学的な言葉を使えば、プラシーボ効果といわれていますが、同じ薬でも、信じて飲むのと、疑って飲むのとでは効果が違います。 どんなに効く薬でも、疑って飲めば聞かないことがあるし、偽の薬でも信じて飲めば効くということがあります。
実際、プラシーボ効果は医学界でも認められており、薬の効果の三分の一がプラシーボ効果だとも言われています。 プラシーボ効果には副作用はなく、ある意味でもっとも効果的で、有効ともいえます。
プラシーボ効果は別の言い方をすれば、人間の「意識」のパワーだとも言えます。
ここのところ、私のお気に入りで何度も紹介しているアニータ・ムアジャーニさんの書籍「喜びから人生を生きる」でも、アニータが癌の末期から回復できたのは、「意識」のパワーからだということがわかります。
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オーラソーマカラーケアシステムは「意識の鍵」だといわれ、人間の意識の可能性に目覚めるためのサポートをするシステムであるので、ある意味、オーラソーマによって「意識」に目覚めた人が、真にその効果を享受できるといってもいいかもしれません。
そういう意味で、オーラソーマで効きやすい人と効きにくい人の違いは、その意識に目覚めるかどうかの違いだともいえるかもしれません。
意識は、人間が生まれながらに持っている、内なるパワーです。
既存の知識やマインドから生きるのではなく、自分の感覚を信頼して生きている人。
自分自身の内なる声を信頼できる人。
そういう人がオーラソーマで効きやすい人といえるでしょうし、オーラソーマは右脳の能力を発揮し、左脳とバランスを取ることを助けてくれます。
左脳は学校教育で使うことで発達していますが、右脳を信頼する教育というのは学校教育ではなかなか難しいようです。
オーラソーマは、そのような右脳の教育をサポートするツールともいえます。
ということで、コツは右脳を使うこと。 自分の内なる声を信頼すること。 自分の感覚を信頼すること・・・といえるでしょう。
とはいえ、オーラソーマ自身には、自然の色、自然の植物、自然の鉱物などの生きたエネルギーも含まれていますし、かつ色のバイブレーションという物理的な作用がプロダクトには備わっていますので、それらを感じ取ることができる感受性がある人は意識的レベルでも感じやすいでしょう。 しかし、左脳タイプで感じ取れない人にはまったく効果がないかというと、そうでもありません。
家庭の主婦の方たちが、まったく信じていないご主人に使ってみたら、意外な効果に驚いて、さらにご主人がオーラソーマを使うようになったという話などもよく聞く話です。
また、実は効果があっても効果とは思っていない、ということもあります。
それは「盲点」というもので、自分の既存の考え、思い込みがあると、その思い込みに合わない現象は見えないことがあります。
また、気づきのレベル、繊細に気づけるかどうかということも影響しています。
それは感受性のレベルとも関係しています。 感じる訓練、慣れとも関係しています。
コツというのは体感するもので、野球でも水泳でも最初からコツを教えることはできませんが、一度やってみたらわかるものですし、一度感じてみて「あ、そうか」とわかるものです。
だまし絵のように、同じ絵を見ても、老婆として見ている人は、そこに若い女性が隠れていることが分からなかったり、その逆もあります。 でも一度、その見方のコツが分かれば、両方を自在に見ることができます。 それが実際に体験できるまでは、なかなか別の絵は発見されないものです。
そういう意味では、まず使ってみて、感じることをしてみてみないことには、感じてくださいといっても永遠にそのコツは分からないでしょう。
しばらく使っていると、あるとき、ふと分かったりすることもあるかもしれません。
そして、そのとき、なにも感じてなくてもいい、と思えることも大切です。
なにも感じていないことを感じている、と思うことです。
「なにも感じていない」と思うのではなく、「なにも感じていないことを感じている」と思うことで、自分の感じる感覚を信頼していくことができるればいいわけです。
そういう自分の感覚を信頼することができるようになれば、オーラソーマが効かないことも、その人にとっては正しいことなので、それを受け入れることだと思います。
ですから、「効果がぜんぜん分からない」のであれば、それでもいいと思います。 そういう、わからないという自分の感覚に素直でいることはすばらしいことであり、それは効果が感じ取れない、ということを感じているわけですから。
オーラソーマが万人に効くとは限りませんし、効かなければその必要はない、ということもあるでしょう。
また、その人にとってのタイミングもあるでしょう。
要するにオーラソーマは、すべてはその人のなかにあることを信頼し、自分自身をあるがままに受け入れ、愛し、ケアするシステムです。 自分自身をオーラソーマを使って、ケアし、愛してあげることができれば、オーラソーマは効いているといえるでしょう。
そういう意味で、コツは、オーラソーマを楽しみ、自分をケアしてあげることができるかどうかです。
尚 記
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