B13 新しい時代の変化

今週のボトルは13番。 上がクリヤーで下がグリーンのボトルです。
$オーラソーマ 総合情報サイト ブログ-B013 Change in the New Aeon
http://artbeing.com/aura-soma/reading/tarot-B013.html
振ると上下の色が合わさってペールグリーンになります。
$オーラソーマ 総合情報サイト ブログ-B053 Hilarion
http://aura-soma.co.jp/products/equi/B053.html
グリーンはハートチャクラの色であり、ハートとスペース、方向性を表します。
グリーンは木の緑であり、年輪をも表すので、生命、時間、変化や新しいはじまりをも意味します。
とてもフレッシュなイメージですし、このグリーンのキーワードからボトルのメインテーマ「移行と変化にかかわるスペース」や、ヴィッキーさんのキーワード「ハートの開花」も理解できます。
このように、色の言語の基本を理解するだけで、ボトルのメインテーマやキーワードの意味が読み解けることが多いです。
では、アファメーションの言葉「それぞれの終わりには、必ず新しい始まりがあります」は、どこからやってきているのでしょうか?
今回は、タロットの意味のなかにヒントがあるようです。
タロットカードは「死(Death)」です。
$オーラソーマ 総合情報サイト ブログ-13 Death
http://artbeing.com/aura-soma/reading/tarot-B013.html
いろいろなタロットカード、ライダーデックやクローリー、カモワンなどの図柄を見ると、いかにも死神らしく、骸骨がカマを持っている絵が描かれてあり、まわりには骸骨や死体が横たわっていたりします。
$オーラソーマ 総合情報サイト ブログ-Death
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E7%A5%9E_%28%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%88%29
生きている限り、誰も死は避けることができない現象であり、生と死は表裏一体の関係にあることをこれらのカードは表しています。
一休禅師は、死について「生まれては死ぬるなりけり おしなべて 釈迦も達磨も猫も杓子も」「今死んだ、どこへもいかぬここにおる、たずねはするなよ、ものはいわぬぞ」という句を残しています。
でも私たちは、その死に対する恐怖から、直視するのを避ける傾向があります。
蜀山人は「いままでは人が死ぬと思いしが、おれが死ぬとは、こいつたまらん」という狂歌を残しているように、いつかは自分の番が回ってきます。
でも、死に直面するということは、愚者(フール)が人生の探求を歩む上でも避けることのできない大切なプロセスなのです。
死といっても、肉体的な死を意味することもあるし、精神的な死のような体験も含みます。
何事にも、はじまりがあれば終わりがあります。
死があるからこそ、今の生がいかに大切なものなのかということが自覚されます。
また、死を見つめることから、今の自分の生き方をも考えることができると思うのです。 自分の生のなかで何が大切で、何が本質的なものか、を見つめることもできます。 「富や所有物は、あの世に持っていくことはできない」のですから。
至道無難禅師は「生きながら死人となりてなり果てて、思いのままにするわざぞよき」とも言っています。
インドの悟りを得た精神的な指導者として世界的に有名なクリシュナムルティは「死んだ後どうなるのですか?」と問われ、「そこに行けばわかることだ。 今それを知る必要はない」と答えています。
そして「死に備えて、自分自身はどのような準備をしているのですか」と尋ねられ「毎日少しずつ死ぬようにしている」と答えたそうです。
つまり、悟りを得た人の言葉として、死を意識しながらも、今のこの瞬間の生を生きることの大切さを教えられます。
これに関して、私の好きな言葉として・・・至道無難禅師は「生きながら死人となりてなり果てて、思いのままにするわざぞよき」というふうにも言っています。
タロットカードにおいては、死は人生における究極の変化であることから「より充実した新たな人生への変化を生きること。新しいものが生まれるためには、古いものが死ななければならない」ということを意味します。
死は何かの終わりであり、新しいものがはじまる前にはギャップや空虚感を感じることがあります。
古い、これまでの自分(パーソナリティ)が死んでばらばらとなり、新しいものが生まれてくるまでの間には、死のような暗いトンネルの期間を過ごすことがあります。 それは自己の探求にとって、避けることのできないプロセスともなるようです。
ラハシャの著書「ハートからのカウンセリング」を受講された方、またはその本を持っておられる方はご存知かもしれませんが、「人格の層」のちょうど中心のスペースに入る前にある黒い層がそれにあたります。
ハートからのカウンセリング―痛みから愛へ/ラハシャ・フリッチョフ・クラフト ¥2,205 Amazon.co.jp
そしてその層を通り抜けると、これまでの古い自分が死ぬことによって、新しい自分に出会っていくことができます。
メインテーマ:移行と変化にかかわるスペース アファメーション: それぞれの終わりには、必ず新しい始まりがあります。
・・・というのは、そのような死(Death)のタロットカードの理解から導かれる言葉でもあります。
そもそも死神を恐れ、死を不吉だと思うのはどこから来るのでしょうか?
他のタロットカードに見られる死神の絵が不吉なイメージであるせいか、オーラソーマのカードには、そのような死神の姿は描かれていません。
死ぬときに美しい女性が青年(天使)に導かれて、吐く息とともに天上へと導かれていくような美しい絵が描かれています。
天使がそこで手にしているのは命を肉体につなぐ「シルバーコード」です。
赤ん坊がへその緒によって母親とつながっているように、人は天とシルバーコードによってつながっているのです。
このチャイルドセットの上のクリヤーはそのシルバーコードを表しているとヴィッキーさんは「オーラソーマ奇跡のカラーヒーリング」のなかでも語っています。
オーラソーマ―奇跡のカラーヒーリング (OEJ Books)/ヴィッキー・ウォール ¥1,785 Amazon.co.jp
蝶が飛んでいるのは、変容のプロセスであることを示しています。
この絵を見ると、死ぬときに息を吐いているように見えますが、死ぬときは息を吸って死ぬのだということを最近聞きました。 だから、息を引き取る、と言うのだそうです。(本当かどうかは知りませんが、話が面白いので紹介します)
そして、生まれてくるとき赤ん坊は、「おぎゃー」と息を吐いて生まれてくるのだそうです。
つまり、この考え方の背後には、人間は、この肉体の生で終わるのではなく、また次の生があるのだということです。
そのように人生を考えることができれば、死神はもう必要でなくなった肉体を脱ぎ捨てて、新しい人生への準備をしてくれているということになり、それほど不吉な存在ではなくなります。
だって、考えてもみてください。
あなたはあと1000年も生きる、と言われたら、どうしますか?
そして、死に対するいろいろな考えをみていると、死に対して、ふたつの基本的なアプローチがあるのがわかります。
科学的なアプローチと宗教的なアプローチです。
科学的アプローチは、できるだけこの肉体を生きながらえさせ、死や運命をコントロールしていこうという方向です。極端な場合は、いつまでも病院で延命装置で生きながらえさせるということにもなります。
もうひとつは宗教的なアプローチで、死や運命に対する世界観や考え方、気づきを拡大させ、死や運命を見つめ、受容していく方向です。
人間は肉体を持って生きている限り、自己保存の本能からできるだけ長生きしたいと思うのは当然です。また、愛する人にも長生きして欲しいと思います。
けれども、今まで誰も死を逃れた人がいないという事実がある以上、いつかは自分も死ぬので、そのときにどのようにするのかを考えることが、今の生を有意義に生きることにもなると思いますが、みなさんはどのように考えられるのでしょうか?
この13番のタロットは多くのことを考えさせてくれますね。
死を見つめることが、今の生をより深く見つめることにもなります。
そしてまた、今の生を授かっていることの奇跡を思うとき、人の命の尊さにもより気づかされます。
・・・というわけで、以下のリンクより今日のメッセージをもらってみましょう。 $オーラソーマ 総合情報サイト ブログ-今日のタロット
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