新しいボトルが誕生したとき

新しいボトルが誕生したとき
「日本語版の再創刊にあたって」より      篠原さちえ
       オーラソーマをはじめて知った方がみなさん不思議に思うのは、【ボトルの誕生】という言葉ですよね。
意地悪い表現をするなら、自分で作っておて“誕生”はないだろう、って感じかもしれません。(^^;)
ところが、だんだん事情を知ってくると、なるほど、それなら“誕生”かもな、と納得するようになります。
そしてやがて自分でボトルを使うようになった方は、それがあまりにも当たり前のことなので、そんな昔のことはすっかり忘れてしまって、自分でも【新しいボトルの誕生】を待ち望むようになっていたりします。
そうやって、オーラソーマファミリー、オーラソーマ・シンパの方々は、世の中の常識と離れてしまうわけですよね。(*^_^*)
ま、それはともかく、オーラソーマでは【新しいボトルの誕生】はファミリー全体を通じての一大イベントです。
でもそれは、以前は遠い神秘の工房の出来事であって、簡単にうかがい知ることができるようなことでもありませんでした。
ところが、オーラソーマの本場デヴオーラに、日本人スタッフのサチエさんが入るようになってからは、その噂が日本人の声として流れてくるようになりました。
そして、その声が書き物として最初に現れたのが、日本版『リビング・エナジー』第6号の記事だったのです。
今回は、そのさちえさんのレポートで【新しいボトルの誕生】間近のデヴ・オーラの雰囲気を伝えていただきますね。
では篠原さちえさんの記事「日本語版の再創刊にあたって」のなかから、そのあたりの雰囲気を伝えてくれている部分をご紹介しましょう。
       —————————————————————— さて、当地についてひととおりの紹介が終わったところで、ときおり質問をいただく、新しいボトルが誕生したときのオーラソーマ社での社員の喜びと超多忙な様子を、簡単にみなさまにお伝えしたいと思います。
2003 年春、私の入社後すぐにB103 ハニエルが誕生したときは、渦に巻き込まれたような気分で、世界中のディストリビューターや、ティーチャー、プラクティショナーでメールのない方たちにファックスを送信するという仕事の一部を手伝いました。
B103 The Archangel Haniel
そのあと、カマエル、アズラエル、そして昨年10 月のラツィエルと3 本の誕生を経験しました。 ボトルの誕生がほぼ確実になると、マイクがまずラボに閉じこもります。 周囲の何人かは気配を察して、仕事をしつつも、今か今かとそわそわしながら待ち受けます。 やがて、マイクがボトルを1 本片手に高く掲げ、満面の笑みを浮かべてオフィスに入ってきます。 そのボトルを目にして、あちこちからため息が、そして感嘆の声やつぶやきが聞こえてきます。 そしてマイクのメッセージが録音され、それがタイプされている間に、マイクは生産部のマネージャーや他のスタッフへ指示を出し、クローディアが海外にいる場合は彼女に、そして親しい友人たちに電話で新ボトル誕生のニュースを伝えます。 生産部は、世界中のディストリビューターからの注文数を予測し、すぐに生産体制に入ります。 何千本という本数が数日にわたって生産されるのです。
一方、マイクのメッセージは、日本のASIACT に送られると同時に、ドイツ語、スペイン語などの翻訳が手配され、グラフィックデザイナーも関わり、オーラソーマ社からディストリビューターのみなさまに、AS I ACTからティーチャー、及びプラクティショナーのみなさま全員にニュースが送られます。 そしてもちろん、ただちに日本での販売登録手続きと日本語ラベルの作成に入ります。
このようにして、新しいボトルがテットフォードから世界各地へ発送されはじめるのを見るとき、深い感動を覚えます。 特に、日本への輸出が可能になったときの喜びは格別です。
これを書いている間に、アークエンジェロイに新たにカマエルが加わったというニュースが世界中に流れました。 ラツィエルの誕生、苦味を甘味に変容していく錬金術的プロセスの1 年後にやってきたカマエルから、そのプロセス上で向かい合う自分のシャドウを押しやることなく、目をそむけることなく自己受容を促し、女性性つまり直感を信じる勇気を持つことで、さらなる変容の一歩を踏みだす、というメッセージを受け取りました。 大天使カマエル誕生からちょうど4年となりますね。
オーラソーマプロダクツ社には、私の他に千霞子・マクヴェイという、もうひとりの日本人社員がおり、二人ともみなさまとデヴオーラでお目にかかれるのをとても楽しみにしています。 よろしくお願いいたします。
         『リビング・エナジー』Vol.6(p4-5)

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なるほど。
2003年春、「B103 ハニエル」の誕生はさちえさんの入社直後のことだったんですね。 http://aura-soma.co.jp/products/equi/B103.html
さちえさんにとっては、まさに夢のなかに巻き込まれるような体験だったでしょうね。
地上にこういう世界があるって、なんか楽しいですね。(^^)/
pari 記

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