「ボトルの名前」を知るということは、相手の素性を知ることにも似たところがるようです。
たしかに、すべてが定義で成り立っている現れの世界では、相手の素性を知ることは決定的な意味があるのでしょう。
最近では驚くほどの速さで人間のＤＮＡ鑑定が可能になってきているそうですね。
ヒトゲノムの解読が完了したことによって、ＤＮＡ鑑定によって個人が将来的に罹る病気の可能性まで数値化できるようになったのだとか。
でも、その人の病気の可能性を知ることによって、その人を知ったとは言わないかもしれませんね。(^_-)
人間は病気の可能性（だけ）ではないわけですから、やはりどこの生まれだとか、どんな経歴の方だとかを知ることで、その方を知ったような気になるのだと思います。
しかし、そのような情報の代表格は？、となったら、やはり、「名前」でしょうねぇ。
「名前」は、その方の全体をたった一語で指し示す情報ですから。
「ボトルの名前」にも、そんな意図が込められているのだと思います。
では、日本で初めてマイク・ブース氏の「ネーム オブ イクイリブリアム」に参加された皐夏（さわなつ）由貴さんの「ボトルの名前」から、今回は「B0 スピリチュアルレスキュー」をご紹介しましょう。
——————————————————————– ●Ｂ０ スピリチュアルレスキュー
このボトルの上層はロイヤルブルーであり、第6チャクラと関係があります。 第6チャクラは透視力、超聴力、超感覚と関係し、知覚的にはサイキックと関係するエネルギーセンターです。 しかし、スピリチュアルレスキューというボトルは、単なるサイキックではなくもっと別のレベル、スピリチュアリティへと私たちを導くものです。
たとえて言うなら、ここに1本の木があり、その木の枝には果実がなっているとします。 サイキックとは木の枝の先に実っている果実であり、スピリチュアリティとは木全体です。 私たちはしばしば果実を手に入れたい、という誘惑にかられます。ここで果実というのは、ボトルの上層にロイヤルブルーがありますから、見る・聞く・味わうといった感覚がより明晰になること、ひいてはサイキックな能力という意味です。 しかし、その果実は、単に果実を手に入れるためのものではなく、木全体を手に入れるためのものなのです。 木全体を手に入れれば、結果としてその中に果物も含まれているのです。
自分にはたらきかけること、あるいは瞑想とはスピリチュアルな道を歩いていくことです。 その道を歩いているとき、私たちは木の枝の先にある果実によって誘惑されます。 そのとき、私たちは「普通であること(ordinary)」、つまり自分自身の全体性(whole of ourselves)に戻る必要があります。 私たちが本当のスピリチュアリティに戻る、ということです。 木全体であることに戻れば、果物はもはや注意を向ける対象ではなくなります。
ボトルの名前に「レスキュー」という名前を持つものはすべて、私たちが全体性に戻ることを助けます。 Ｂ０はもっとも強くそれを表しています。 単にボトルの色、ボトルの名前だけでなくボトルの番号「0」においても、始まりと終わり、全体性という意味を持っているからです。
また、下層のディープマゼンタはすべての色を含む色であり、私たちの中にある未知なるものを表します。 ロイヤルブルー／ディープマゼンタという色は、感覚に明晰さをもたらして私たちの存在のもつ影の部分をもっとはっきり見ることに使う可能性であると考えられます。 人生の中で、似たようなパターンの出来事が何回も起こる、特に、それが自分の気に入らないパターンである場合ですが、私たちは意識せずにそのパターンを作り出しているのです。 ですから、無意識に持っているパターンをクリアにしていくことはとても大切です。 Ｂ０は私たちの無意識のレベルにあるものに明晰さを持ってかかわっていくことを助けます。
Ｂ０のスピリチュアルレスキューとは、私たちが全体性に戻ることによって、私たちの影の部分にあるパターンを見ることができるようになる、ということを示しています。
『リビング・エナジー』Vol.5（p73-74） ——————————————————————–
なるほど……。
「レスキュー」ボトルはすべて、私たちが全体性に戻ることを助けているんですね。
「全体性に戻ることによって、私たちの影の部分にあるパターンを見る」……。
現れのなかの何かを排除することで自らを定義し、排除したものを再び包摂することによって全体となり、現れの世界を卒業していくのでしょうか。
pari 記
Twitterブログパーツ
