「クリアーとは何でしょうか?」
オーラソーマシステムが現象世界での生命過程を対象としていることは確かですよね。
大きな括りでいえば、現象世界という二元性の原理が支配する領域での、バランスを扱うシステムだと言えるかもしれません。
現象世界(つまり生命現象)とは絶えず変化していなければならない世界です。
ですから、その過程で様々な要素間のバランスが逸脱し、崩壊することは避けがたいことです。
大宇宙のなかでは絶えずどこかの星が崩壊し、また別のところで別の星が誕生しているのでしょう。
そして人間の身体という小宇宙のなかでも、つねに何かが崩壊し、何かが誕生して、細胞の新陳代謝が起こっているわけでしょう。
ですから、この変化の絶えない生命過程のなかでは、バランスの逸脱による内破と復元による誕生は、いわば生命現象そのものとも言えます。
でも、ここの生命体は、少しでも自分の生命が長かれと願ってしまうわけです。
そして、自ら願う事態が起こったら喜び (^^)/、望まぬ事態が起こったら悲しみ (;_;)、また苦しむ (>_<) わけでしょうね。
個々の生命体は全体のバランスのなかで生かされている以上、快楽と苦痛、喜びと悲しみはその避けられない運命といえるでしょう。
そして、そのなかで少しでも生命体の崩壊を避け、存続を願って、細部のバランスを整えようと努めるのだと思います。
オーラソーマの中核的哲学「色の言語」のテンプレートは「カラーローズ」というのでしたね。
「カラーローズ」とは、二元性が支配する現象世界の“バランスの元型”です。
現象世界は、この元型のなかで踊らなければなりません。
さて、ところで、この「カラーローズ」の中心にある色が「クリアー」でした。
つまり、「無色」、あるいは「透明」、あるいは「白」です。
この色に代表されるものこそが、生命現象の中核にあるはずです。
それは、何なんでしょうね。(?_?)
今回ご紹介するのは「クリアーとは何でしょうか?」という問に対して、オーラソーマアカデミーの代表、マイク・ブース氏が答えたものです。
では、「チーチャーアップデート」のなかからその関連部分をご紹介しましょう。
——————————————————————– クリアーとは何でしょうか?
クリアーは、光を、そしてその結果として意識そのものを増幅させる作用を意味しています。 と同時に強烈な苦しみも意味します。 苦しみを通して、私たちは、内なる意識へ進む道へ向かうことができます。 なぜ私たちは苦しむのでしょう。 仏陀は苦しみの三つの原因を述べています。 手に入れられないものを欲しがること、欲しくないものを手にしていること、どうしていいかわからないこと。 これら三つの原因がすべての病気のパターンを作りだしています。 病気から、あらゆる緊張やストレスから逃れるたったひとつの方法は、もっとくつろぎの状態に入っていくことです。 クリアーによって、私たちは苦しみの理解を探ることが可能になるでしょう。 本当は苦しんでいないということに気づけば気づくほど、私たちはもっと光に近づけます。 人格のすべての型や条件づけされたパターン、こういった幽霊たちを肥料の状態にするほど、私たちの種はより健やかに成長できるでしょう。 クリアーが意味しているのは、私たちがより意識的になり、条件づけされたパターンという幽霊たちに自己同一化しなくなるということです。
『リビング・エナジー』Vol.5(p69) ——————————————————————–
なるほど……。
仏陀が述べる苦しみは、すべて“欲しがる”ことによって起こっていると言えそうですね。(@_@)
本当は苦しんでいない、とは、もしかすると、苦しみは自分が創造している、ということかもしれません。
pari 記
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