実際は内なる旅をしていたのです
「生きたクリスタルのエネルギーに気づく
―エオラジェムストーンオラクルカード」
ジェームズ・マキオン(サハジ)インタビュー
前世紀の80~90年代ころから、まるで次元の扉が開いたかのように、それまでとは一線を画すような詳細なスピリチュアル情報が地球に流入するようになってきました。
世の中の大部分の人々はそういう情報とは無縁だったでしょうが、この世のあり方に何かしら違和感を感じていて、なぜかそのような一風変わった情報を渇望していた人たちがいたのも事実です。
一人ひとりの個人は、なぜ自分がそのような変わった情報に惹きつけられるのか知らないわけですが、今思うにそれは社会の集合意識が変化する場合には必ず起こる、集団的な現象だったのかとも思われます。
誰かに変性意識状態が起こり、それをつうじたチャネリングによって、まったく新たな情報が降り注ぎはじめる。
するとその人はなんらかの形でそれを表現せざるをえなくなり、別の誰かがその話を聞く。
噂が噂を呼んで、そのチャネリング情報が一冊の本としてまとめられ、出版される運びになる。
すると、その評判を聞いて、いつか外国人の誰かがその本を読むことになる。
そして、その情報に驚いた外国人読者の誰かが、その本を自分の言葉に翻訳したくなる。
一人ひとりの個人にはとても個人的な体験として起こっていても、少し離れてその状況を俯瞰すれば、それらはすべてひとつの大きな社会的交響曲を演奏している個々の楽器のようなものなのかもしれません。
いわゆる異次元からの情報流入は年を追うごとに拡大して、今やもはや一部の人々にとっては新奇なことすらなくなっているとも思われます。
それまで装飾品としてしか認知されていなかった鉱物界の貴石や宝石も、いつの間にか波動(つまり情報)のキーパーとしての地位が確立して、今ではパワーストーンというような表現が定着しています。
今回ご紹介するジェームズ・マキオン氏(通称サハジ)は、このような情報のキーパーとしての貴石やクリスタルの復興というグローバルな潮流の中心的プレーヤーのひとりと言えるでしょう。
彼がその道の指導者に出会ったのは90年代のはじめの頃のことだったようです。
ではジェームズ・マキオン氏のインタビュー記事「生きたクリスタルのエネルギーに気づく―エオラジェムストーンオラクルカード」からそのあたりに触れた部分をご紹介しましょう。
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サハジ
1993年に、私は人生の大きな転換期を迎えていました。
当時、私はフロリダのマイアミに住んでいたのですが、そこで大きなハリケーンがあり、町の半分を破壊してしまいました。
私はそこで何年もビジネスをしていて、ギヤラリーを持ち、ジュエリーをはじめとした多くの美しいものがそこにありました。
しかしハリケーンのあと、私のエネルギーがシフトして、別の場所に移ろうと思ったのです。
そこで、私はヴイジョンを見ました。
最初は、普通の夢だと思ったのですが、実際は内なる旅をしていたのです。
なにか別の次元のリアリティ、別の場所を訪れ、そこでエオラという女性に出会ったのです。
最初に彼女に出会ったときに、彼女は言いました。
「あなたは朝起きたら、ここを夢だと思うでしよう。
でも、あなたは明日の夜も同じ夢を見ますよ。
その次の日も同じ夢を見るでしょう。
そして、あなたはわかるようになるでしよう。
これは単なる夢ではないということを。
これは別のレベルのリアリテイなのです。
もし別の次元という言い方をしたければそれでもいいですし、実際にここは別の存在、別の世界なのです」
すぐに、これは夢ではなく、現実なのだということがわかりました。
そして、彼女は私を生徒として教えはじめました。
彼女には、他にも多くの生徒がいました。
そこにはスクールのようなものが存在し、クリスタルヒーリングのフアウンデーションがあったのです。
江谷
とても興味深いお話ですね。
オーラソーマシステム(R)の創始者ヴイッキー・ウォールも、夢というか、瞑想のなかでヴイジヨンを受け取り、オーラソーマが誕生しました。
ですから、オーラソーマの人たちは、あなたの話を理解するでしょう。
そういった別のリアリティが存在するということも。
ですから、その体験がどのように起こったのか、とても興味があります。
サハジ
ヴィッキー・ウォールが体験したことは、非常にリアルだったということはわかります。
そして、私に起こったことも非常にリアルだったのです。
私たちは、物質的な肉体の世界に生きていますが、同時に別のレベル、サトルボディの世界でも人生を体験します。
私は、このような体験ができたことを幸運に感じています。
ところで、彼女と私は過去世において、古くからのつながりがありました。
それは、ずいぶん後になってから彼女が教えてくれました。
彼女が私にコンタクトした理由は、私の熱意、意図が非常に強かったからだということです。
また、私は彼女のメッセージに耳を傾けることができたということもあるのでしょう。
私は若い頃から、物事がどういう構造になっているのかを知りたいと思っていました。
実際に体験したことを考察し、真理を求め、気づきを求めていました。
そうすることで別のレベルの理解に導かれたのです。
そして、意識について、悟りについて、ヒーリングについても知りたいと思っていました。
そのなかでも、クリスタルには強く引きつけられていたのです。
ですから、私はすでにクリスタルとのつながりを持っていました。
さらに、彼女は次のようにも言いました。
「あなたが、なにかを体験したとき、あなたはその経験に注意を払います。
例えば、クリスタルを見て感じたこと。
または瞑想的な悧験。
多くの人々は、その中でさまざまな経験をしますが、単に想像に過ぎないと思ってやり過ごしてしまいます。
そうすると、せっかくの経験は身にならないのです。
けれども、あなたは私の言葉に耳を傾け、私との間に起きた経験をリアリティとして受け入れました。
あなたはバリア(障壁)を乗り越えたのです。
そして、その経験をリアルなものだと認識し、受け入れました」
彼女との出会いは、別次元の人生を生きるようなもので、人生は目に見える日常よりもはるかに複雑なものだということがわかってきています。
人生は、朝起きて、歯を磨き、朝食を摂って仕事にでかけることだけではありません。
人生とは、それ以上のものなのです。
『リビング・エナジー』Vol.7(p41)
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【1993年に、私は人生の大きな転換期を迎えていました。
当時、私はフロリダのマイアミに住んでいたのですが、そこで大きなハリケーンがあり、町の半分を破壊してしまいました】
異次元との遭遇が起こるときというのは、地上的には何か大きな自然災害のときだったりすることがあるのかもしれませんね。
たとえ、それが意図的な人為災害だったとしても、911とか311と言ったような大災害もまた、異次元の開口という意味でも何かしら大きなエポックを画しているのではとも思われてきます。
pari 記