タントラ・ヨガにおけるチャクラと神経叢

タントラ・ヨガにおけるチャクラと神経叢
「微細解剖学(サトルアナトミー)への旅」からの抜粋   メアリー
        オーラソーマはカラーヒーリングのシステムです。
色による(あるいは色を介しての)自己セラピーの世界です。
ところで何を癒すんでしょう? (?_?)
改めてそう聞かれると、ちょっと困りますよね。(*^_^*)
オーラソーマに関連して人体を色のスペクトルで覆ったような絵をご覧になったことがありますか?
こんな絵です。 http://aura-soma.co.jp/intro/subtleanatomy.html
この絵も、そして同じページを少しスクロールすると出てくるチャクラの絵も、両方とも人間の身体の位置とある色が関係していると思われる絵ですよね。
ところで、人間の身体がこんな色をしていないことは誰でも知っています。(^^;)
では、これは何の色なんでしょうか?
人間の身体(つまり肉体)のことを物理身体ともいうようですが、このレインボウカラーは、むろん、物理身体の色ではありません。
ええ、この色は通常われわれには見えない、エネルギー身体(微細身)の色と関係しているらしいのです。
オーラソーマが何を癒すのかという話に戻ると、どうやらオーラソーマはエネルギー身体(微細身)を癒すということなんでしょうね。
オーラソーマでは、エネルギー身体を「オーラ」と「チャクラ」という二つの構成要素で考えるようです。
「オーラ」は文字通り“光の身体”として色と直接関係していそうですが、「チャクラ」はどうやらその色(オーラ)の起源(意識の位相)と関係していそうです。
「チャクラ」とは、物理身体とエネルギー身体の“つなぎ目”にある人間の内的バランスを司る中枢を表すインドのヨーガでの呼び名だそうです。
この「チャクラ」というのが、どうも馴染みの薄いわれわれには把握するのが難しいですよね。
なにより、インドの言葉が難しくって。(^_-)
で、今回はそれに初挑戦、まずはおおよその位置の概念を得たいと思います。
メアリーさんの「微細解剖学」に関する記事をたよりに、少しヨーガの「チャクラ」の位置を覚えてみましょうか。
        ——————————————————————– <タントラ・ヨガにおけるチャクラと神経叢>
ヨガの教えによると、身体の各要所に分布する六つの神経中枢(チャクラ)と、それに加えてサハスラーラとして知られる脳中枢(チャクラ)があります。 また、イダ・ピンガラ・スシュムナという三つのナディ(生気の導管)が、これらのチャクラと脳を連結しています。 そして自律神経系(イダ;副交感神経系?、ピンガラ;交感神経系?)と脊髄の中心管(スシュムナ)とは相互に関係しています。
六つのチャクラは六つの自律神経叢とも相互関係にあります。 下・下腹部神経叢はムーラダータ・チャクラ、上・下腹部神経叢はスヴァディシュターナ・チャクラ、腹腔神経叢はマニプーラ・チャクラ、胸部神経叢はアナーハタ・チャクラ、頚部神経叢はヴィシュッダ・チャクラ、視床下部-脳下垂体はアージュニャー・チャクラというふうに関連しています。
現代の解剖学は、前述の神経叢にそれほど重きをおいていません。 が、ヨガの教えでは、器官と内臓機能という点から、チャクラにあたる神経叢が、全身の諸活動を調整していくうえで大切な役割を果たしていると考えています。
大脳皮質すなわちサハスラーラ・チャクラは自律神経と接続して、生命器官の機能に影響を及ぼします。 よって、ヨガの教えでは、このような働きをするチャクラを重要視しているのです。
各々の神経叢は自律神経(交感神経と副交感神経)を主な構成部分とし、さらにいろいろな器官に神経繊維結合を行き渡らせて、各器官で知覚神経と運動神経のどちらにも作用しています。 これらの神経叢を通して、器官や内臓機能の求心路を完全に調節しているのです。 神経は神経叢から自律神経節(イダとピンガラ)に至り、知覚はそこからさらに脊髄(スシュムナ)に達します。 だから局所の反射作用などが起きるのは、脳に知覚神経からの情報が入ってからあとになります。 神経叢に加えて、脊髄レベルに一致する局所の反射弓に該当する器官は一つのチャクラとみなすこともできます。

                 『リビング・エナジー』Vol.4(p18-19) ——————————————————————–
なるほど。
ヨーガの言葉まで覚えるのは無理としても……まずは位置の概略だけ。
第1チャクラ ≒ 下・下腹部神経叢 (ムーラダータ) 第2チャクラ ≒ 上・下腹部神経叢 (スヴァディシュターナ) 第3チャクラ ≒ 腹腔神経叢    (マニプーラ) 第4チャクラ ≒ 胸部神経叢    (アナーハタ) 第5チャクラ ≒ 頚部神経叢    (ヴィシュッダ) 第6チャクラ ≒ 視床下部-脳下垂体(アージュニャー) 第7チャクラ ≒ 大脳皮質     (サハスラーラ)
なるほど、タントラ・ヨーガでは「チャクラ」は七つなんですね。
「オーラソーマ」ではこんな感じみたいですよ。
第1チャクラ:基底部のレッド 第2チャクラ:下腹部のオレンジ 第3チャクラ:太陽神経叢のイエロー 第4チャクラ:ハートのグリーン 第5チャクラ:喉(のど)のブルー 第6チャクラ:「第三の目」のロイヤルブルー 第7チャクラ:頭頂部のバイオレット 第8チャクラ:頭上のマゼンタ
ははー、第1~第7までは、まず同じと言って良さそうですね。
それにオーラソーマの場合は、
第4.5チャクラ:アナンダカンダセンターのターコイズ
を加えて、9つのチャクラとしているそうです。
お勉強しちゃいました。(^^;)
pari 記
     
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