金魚鉢のガラス

金魚鉢のガラス

「魂の万華鏡」から  Penni Du Plessis

       

今はかなり特殊な時代のようです。

前世紀の最後あたりから、私たちの惑星地球はまったく新しい時代に突入していくのだという、いわゆるスピリチュアルな噂話が流れるようになりました。

もちろん、すぐに信じた人たちもいましたが、大多数の人たちにとっては、それはまったく無縁な情報でした。

 

しかしまた、ときには、そういうものは単に依頼心の強い人達がハマるトンデモ情報にすぎない、と判定する賢い方々もいました。
 

そして、まさにそれが事実であることを示すかのように、これまでのところ、地上に新しい時代はまだ来ていないようです。

しかし同時に、一見これまでどおりの地球世界がつづいているようでありながら、しかしまた、いつの間にか、不可逆的な巨大な変化が起こり続けているようでもありました。

何よりも大きな変化、そして誰も否定できない変化は、技術の世界に起こり続けているようです。

そのひとつは、全世紀後半からはじまったインターネットの普及がいやが上にも加速しつづけている情報通信の拡大と、どうやらそれとシンクロして拡大しているらしい【情報公開傾向】の拡大です。

まだまだこの傾向は、誰の目にも見えるほどの顕著な傾向とはなっていないかもしれませんが。

そしてもうひとつは、【AI技術】の飛躍的発展です。

こちらのほうは、かなり衆目を集める形で進行しています。

もうそれほど遠くない未来に、無人公共交通機関が実現されてしまうのではないか、と思われるほどです。

そしてこれらの変化は、じつは不可逆的であり、私たちの惑星は明らかにこれまで経験したことのない領域に突入しつつあるようです。

しかもその傾向は、いや増しに拡大し加速しつづけているようでもあります。

一説によると、これは宇宙的なイベントであり、知らないのはこの惑星の住人だけなのだとも言われてきたものです。

さあ、それはわかりませんが、たしかに、技術の発展段階には特異点というのがあって、そこで遭遇されるブレイクスルーは、とてもなかの住人が想像できるようなものではないのだ、というような噂話もあるようです。(*^_^*)

といったことは、一応置いておいて、今回ご紹介するのは、宇宙空間とも言えるほど広大な意識の海のなかに置かれたひとつの金魚鉢のお話です。

この金魚鉢のなかにはいろいろなタイプのお魚たちがいて、いろいろな議論を戦わせていたようなのです。

なかなかおもしろいですよ。ご覧になってみてください。

       

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魂の万華鏡   Penni Du Plessisi

最近「ライトボディとは何か」という本を読みましたが、そのなかにこんなすばらしい寓話がありました。

想像してみてください。

 

昔、海の底に大きな金魚鉢がありました。

その鉢はしっかり密閉されていて、外側からだけ見えるガラスで作られていました。
金魚鉢のなかで泳いでいる金魚たちには、鉢のなかだけしか見えません。

 

 

鉢の外側の海水、他のいろいろな魚や植物たちの生態には気づいていません。

やがて、金魚鉢のガラスが少しずつ薄くなってきました。
少しずつ海水が、金魚鉢のなかの真水にまざってきました。

 

金魚たちは、この環境の変化に対応するためにとても速く進化しなければなりません。

 

ガラスが薄くなるにつれて、彼らは他の生き物たちを垣間見ることができました。

では、このことに対するさまざまな反応を見てみましょう。
他の魚たちを敵とみなす金魚たちがいました。
そして、この緊急の侵略から金魚鉢を必死で守ろうとします。
彼らは他の魚たちを邪悪な者としてみなしています。

 

そして、自分たちの恐怖を隠すため、まわりの緊急事態に自分の恐怖を投影しています。

あるいは、海の魚たちは今までずっと、金魚鉢を支配してきた、だから、自分たちはやがて食べられてしまうだろうと、思いこんだ金魚たちもいます。

 

金魚鉢のガラスが溶けるにつれて、びくびくしながら、彼らは他の魚たちに出会う日を待っています。

ガラスの向こう側にいる魚たちを、神聖で力強い自分たちより優れている者と考える金魚たちもいました。
彼らは自分の内側の威厳をすべて捨ててしまいました。

 

そして特別な者として選ばれるか、あるいは価値のない者にされるかということを思い悩んでいました。
彼らは、「マスター」からの隠されたメッセージを読み取り、そのメッセージに基づいて自分の行動、信念を作ろうとしています。

そして、最後のグループの金魚たちは、他の生き物たちを 驚くほど多様な世界での兄弟、すばらしい者とみなしました。
彼らは、他の生き物たちと出会い、もっと学べる時が来るのを心待ちにしていました。
広大な海水のなかを泳ぐ準備をしながら、彼らは恍惚感を味わっています。

あなたはどの魚にあてはまりますか?
あなたは敵と闘うのに忙しいでしょうか?

 

あなたの聖なる剣をおごそかに抜いて、秘密政府、未知なる者、暗闇の力と闘うのでしょうか?

 

これは、あなたの地上での天国のビジョンに本当にふさわしいものでしょうか?
あなたは、地球外生物が地球を支配しようと企んでいると心配していますか?

 

次に必要な食料源があるのかどうか恐れながら生きていますか?

 

どうやったら、こんなことが、私たち人間はすべてあらゆる次元でのマスターであるという観点とうまくかみあうでしょうか?

         
『リビング・エナジー』vol.5 (p19)
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いわゆる、スターピープルと言われる方々が作った寓話なのかもしれませんね。(^^;)

いずれにせよ、起こることになっていることが起こるのです。

それまでの変化を、またそれからの変化を、いずれも楽しむか、あるいは苦しむかしかないでしょうね。

pari 記

 

 



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