占いとはエソテリックなツールの浅薄な使い方
「マンガラのヌメロロジー」より マンガラ
占いとか未来予測とか、そういう先のことを知りたがる気持ちは、多少なりとも誰にもあるような気もします。
でも、そういうことにとても惹かれる人もいれば、そんなことはほとんど気にしない人もいます。
それはある意味では、とても違うことですが、ちょっと観点を変えると、似たようなことなのかもしれませんね。
先のことを知りたいという気持ちも、先のことは知りたくないという気持ちも、未知に対する恐れから起こっているような気がします。
ただ。その未知に対する恐れへの、対処の戦略がまったく違うだけなのかもしれません。
先のことを知りたがるのは、未知をまず既知にして、それに対処しようという自我の戦略ではないでしょうか。
でも、もしかしたら、自分が死ぬ日の正確な日付を知りたがる人は、そんなにいないかもしれませんね。(*^_^*)
似たような感じで、自分が将来どうなると聞かされると、なんだかそれに拘束されるような感じがして、あまりそんなことは聞きたくない、という意識もありそうです。
それに、今の目の前のことに本当に集中しているときは、そんな未来のことなどまったく気にしないだろうとも思います。
マンガラは、占いが可能なのは、われわれが大部分は無意識的パターンで生きているからだといいます。
なるほど、そう言われるととても納得してしまいますね。(^^;)
—————————————————————— 編:お話をお聞きしていて思ったのですが、ほとんどの人は、ヌメロロジ ーとかタロットといったものは占いの道具だと思っています。けれ どもあなたはそういった使い方をされていませんね。そのことにつ いてお聞きしたいのですが。
占いというのは概して、エソテリックなツールの使い方を浅薄な形で誤って理解したものだと言えるでしょう。 確かに未来を予知することもできるのですが、それがどうして可能かと言えば、私たちが無意識のマインドに突き動かされて行動しているからなんですよ。 それは、コンピューターのソフトのようなものなわけで、機械ならば、いったんプログラムをインストールしたら、ボタンを押したらどう反応するか、予測できるでしょう?
だから、ある人がどんな行動をするか、無意識のプログラムを読むことであらかじめ分かってしまう。 ですから占い師はこのツールを使って、無意識がどんな方向にあなたを連れていこうとしているか、あなたに告げるわけです。
私たちはほとんど、かなり無意識の存在ですから、かなりの程度、予測が可能なのです。 けれども、そこにあるプログラムに意識的になればなっただけ、それにどう応じて動くかという選択が生まれ、プログラムが自動的に行動を起こすことはなくなっていきます。
ですから、こうしたツールの本来の使用法というのは、私たちがもっと意識的になる助けとして使うということ。 そして私たちが気づいていようといまいと、この「生」は、実はそのためにあるのです。 私たちはみな、より意識的になりたいと望んでいます。 それが私たちの内なる存在が望んでいる、自然の進化の方向性なのですから。
けれどもこれは、ニューエイジに関わっている人の、忘れがちな点でもあるかも。 エソテリックな知識を蓄えることに夢中になって、それで終わってしまう。 だから、あらゆる情報を手に入れて、それ自体、すごいことであるかのように思い込んでいる人もいますが、実際はマインドというコンピューターの情報が増えただけです。 それで終わるなら、まったくの無駄だと言わざるを得ません。 それは単なる知識であって、知恵ではありませんから。 ですから、意識のためにこうしたツールをどう使うことができるのかということを知らない限り、こうしたことを学んでも本当は意味がないのです。 自分にもっと気づき、自分がどう反応しがちなのかについてもっと意識的になっていくこと、それがスピリチュアルな生き方への真の入り口だと言えるでしょう。
『リビング・エナジー』Vol.5(p88-89) ——————————————————————–
【私たちはみな、より意識的になりたいと望んでいます】。
【私たちはみな、より意識的になりたいと望んでいます。 それが私たちの内なる存在が望んでいる、自然の進化の方向性】……。
なるほど。
マンガラはそう考えているのですね。
pari 記
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