ディープマゼンタはオーラの色ですか?

ディープマゼンタはオーラの色ですか?
 

         「マイク 質疑応答」より  マイク・ブース

       

オーラソーマにはすべての色を含むと考えられている色が2つあります。

普通の視覚的な日常語で言うなら、「白」「黒」です。

「白」とか「黒」とか、その途中にある「灰色」のグラデーションは、通常は「無色」という言葉でくくられますよね。

つまり、そこには色が無い、色相環に属するための“色の偏り”がないからです。

色彩の世界を再現するには普通「3原色」が必要とされます。

どの2色の原色からも3番目の原色を作りだすことができないからです。

なので色彩現象を再現する印刷のインキにもC= シアン(cyan)M= マゼンタ(magenta)Y= 黄色(yellow)の三原色が使われています。

この顔料の混色は「減法混色」と言って、異なる顔料がどんどん加えられていけば明度が下がり「黒」に近づいていきます。

またテレビなど光学的に色彩を生成する世界でも、R= 赤(red)G= 緑(green)
B= 青(blue)
の3種類の電磁信号が使われるわけです。

この色彩光線の混色は「加法混色」と言って、異なる色彩光線がどんどん加えられていけば明度が上がって「白」に近づいていきます。

どちらの場合も、色相環に属するなんらかの色を表現するには、3原色の色値の「偏り」が必要になるということです。

コンピュータ画面などで色を指定するときに【#ffffff】などという16進数が使われます。

色値は6桁で指定され、それぞれ2桁で3原色の色値を指定します。

【FF0000】は赤【00FF00】は緑【0000FF】は青です。
http://www.page.sannet.ne.jp/mtoga/html/color/bih-h_cx.htm

これはモニター画面など「加法混色」の世界ですが、【FFFFFF】が何色かわかりますか?
そうです、3原色それぞれに最大限の色値ですから、表しているのは「白」ですよね。

となると、【000000】はもうわかりますね?

ええ、どの色彩光線もまったく含まないので、「黒」です。

つまり、【565656】などと三原色に等量の色値を含むと、それは「灰色」のどこかの色だということです。

話をオーラソーマに戻すと、オーラソーマの「クリアー」というのは、3原色の色彩光線要素を等量に含む色ということになります。

3原色のすべての色彩要素が反射されているからです。

そして「ディープマゼンタ」というのは、3原色の色彩光線要素がすべて吸収されて反射されなかった色ということです。

でもこれは、モニター画面などの【000000】とは意味が微妙に異なります。

モニター画面などの【000000】はどの色彩要素も含まない無色ですが、オーラソーマの「ディープマゼンタ」はすべての色彩光線要素を吸収して包含しているボトルなのです。

同じような意味で、オーラソーマの「クリアー」は、すべての色彩光線要素を反射して、受け取らなかった意識を表すボトルと言えるのかもしれません。

その感じ、なんとなくわかりますか。

そんな、ちょっと蛇足的な前置きも頭の片隅において、マイク・ブース氏の今回の回答をご覧になってみてください。

では、「マイク 質疑応答」から、「ディープマゼンタはオーラの色ですか?」という質問いに答えてマイク・ブース氏が語った部分をご紹介しましょう。

       

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質問 
B54はオーラの色ではないと教えられています。
それではディープマゼンタはオーラの色ですか? 
それとも全ての色を吸収しているのでオーラの色ではないのですか?

 



マイク
セットのなかにはオーラボトルとして選ばれることのほとんどない2、3のボトルがあります。
それらがファーストポジションに来ないもう一つの理由があります。
私が話しているのはB54とB26のことですが、どちらもオーラヴァイブレーションとは考えにくいでしょう。
それは誰かがB54の意味するところの完全に透明な状態でこの世に生まれるということは考えにくいからです。
それは起こり得ることではないでしょう。
それは完全なる光明を得た存在が、光明の表現として果たすべきなんらかのワークを持たずに、この世に生まれるということですから。

オレンジに関して言うなら、オレンジは意識の最前線に現れやすい、ショックを表わす色で、ショック体験以前の真のオーラの色を覆ってしまうので、オーラボトルとはほとんどなり得ないでしょう。

ディープマゼンタはオーラの色と言えます。
ディープマゼンタはクリアと違い全ての色を含み、吸収しています。
ディープマゼンタの光線に生まれた人はレッドやヴァイオレットやブルーの光線の人である可能性があり、多かれ少なかれどんな色でもあり得ます。
しかし何が実際に起こったかと言うと、その魂はその内側に存在する影を見つめ、その影のなかにすべての色を見る可能性を第一の目的として、今回生れて来ることを選んだのです。


古今を通じて、他の魂達のためにこの世に戻って来ることを選んだ魂の存在を説くさまざまな精神的霊的伝統が存在します。
ディープマゼンタに関わる物語の一つは、ボディーサットバ(菩薩)の誓いと呼ばれるものです。
全ての衆生が救われるまで、この地球に戻り続けるという誓いです。
この背後にあるのは、ある存在が他の全ての者への奉仕のために自らの悟りを捨てるという考えなのです。
ですからその存在は誓いが果たされるまで何度もこの世に戻って来るのです。

ディープマゼンタはその表現なのです。
これは光明を得ていない存在が内に秘めている可能性を、絶対的明晰さを持って見ることで、私たちはその存在たちが自己救済もしくは光明ヘの道を歩むのを手助けすることができるかもしれないことを意味します。

                 
『リビング・エナジー』Vol.2(p80-81)
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【ディープマゼンタはオーラの色と言えます】

【ディープマゼンタはクリアと違い全ての色を含み、吸収しています】

クリアーはすべての色彩光線を手放して、あらゆる偏りを卒業していった意識エネルギーなのかもしれませんね。

pari 記

 

 



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