なにかが私を動かして、私を通じて来るものを、私を介して作りだすのです

オーラソーマのイクイリブリアムは、時代の要精に応じて誕生するのだと言われています。

何かを生みだすためには、それに先立って人の意図があるはずだという思考法に慣れている私たちは、“時代の要精に応じて誕生する”と言われても、なかなかそのままに信じにくいところもあります。

でも、いくら信じにくいと言っても、当初バランスボトルを誕生させたヴィッキーさん自身が完全に失明していたことは確かですし、当時極端に忙しい状況にあった盲目の女性が、一晩でまったく新たな製品を意図的に制作するのが不可能であることくらいは見当がつきます。

しかも、さらに驚くべきことは、ヴィッキーさんから仕事を引き継いだマイク・ブース氏の手によって、現在もその状況が続いているという現実です。

やっぱり、時代がここでひとつの変わり目にさしかかっていることは間違いないのでしょうね。

宇宙船地球号という私たち全員を乗せた大艦は、おそらく現在すでに未知の海域を航行しはじめているのでしょう。

つまり、宇宙の孤児である時代から、すでに見守る仲間たちがいる開かれた海域に入って航行しているのかもしれませんね。

ヴィッキーさんの時代から現在のマイク・ブース氏の時代にかけて、イクイリブリアムの誕生はシームレスにつながっていて、私たちにはその境目がわかりません。

今回のインタビューのなかでもインタビュアーは、そのあたりの機微について質問したかったのだと思います。

ヴィッキーさんからマイクへのバトンタッチがどのように準備されていたのかをマイク・ブース氏が語ってくれています。

では、「マイク・ブース インタビュー」から、そのあたりに触れている部分をご紹介します。


ヴィッキーが亡くなってからも、あなたはボトルの開発を継続されていて、私たちは彼女の生前と死後に生まれたボトルの違いを判別できないわけですが、どうしてそうなるのか、その理由を説明していただけますか?

自分の人生経験のなかでも、それは興味ある点だと思うのですが、44番目のボト
ルの誕生が近づいたとき、ヴィッキーは

「実験室に行ってちょうだい。
 そろそろあなたが次のボトルを誕生させるときね」と、私に言ったのです。

 



それまでは、彼女がたくさんのボトルを誕生させるのに立ち会ってきましたが、
私は文字どおり小さな実験室のなかに立って

「さて、私はなにをしたらいいんだ?」と途方にくれていました。

自分に要求されていることの道筋が、私にはわかっていませんでした。
そこに立って、これからなにが起こるのだろうといぶかっていたのです。

ヴィッキーは著書のなかで、あたかも人の手が自分の手を動かすように、と書いていましたが、それがどういうことなのかを、私はその瞬間、本当に理解しました。
なにかが私を動かして、私を通じて来るものを、私を介して作りだすのです。
それは驚くべき体験でした。


ですから、1991年に彼女がこの世を去る以前、私が彼女とともにいた7年の間に、自分が去ったあとで私が自信を持てるように、あるいはこのプロセスを着実にこなせるようにと、彼女は私がボトルの誕生のプロセスに馴染む機会を与えてくれていたのです。

そのあと彼女が向こう側に行き、私がこちら側に残ったことで、私たちにとっては、それがスピリットの世界への架け橋となり、残りのオーラソーマシステムをスピリットの世界から人類への直接の贈り物としてもたらすための機会となりました。


      『リビング・エナジー』Vol.6(p115)
    「マイク・ブース インタビュー」より   マイク・ブース


【このプロセスを着実にこなせるようにと、彼女は私がボトルの誕生のプロセスに馴染む機会を与えてくれていたのです】

まさにヴィッキーさんの生前にそういう期間があって、こういうシームレスな継続が可能になったんですね。

pari 記

 



Twitterボタン