イスラエルとユダヤ人

イスラエルとユダヤ人

  「オーラソーマとイスラエル」より   武藤悦子

       

「オーラソーマ」がユダヤ教ととても深いつながりを持っていることをご存知ですね。

「オーラソーマ」の創始者であるヴィッキーさんは、ユダヤ教の神秘主義とも言えるカバラのマスターでした。

ヴィッキーさんはお父さんの7番目の子どもでしたが、じつはそのヴィッキーさんのお父さん自身が7番目の子どもだったのです。

ヴィッキーさんは7番目の子どもの7番目の子どもということになりますが、ユダヤ教の伝統ではこれはとても特別な能力を付与された子どもと言われているようです。

ユダヤ教では「7」という数はとても意味が深いらしいのですが、それはユダヤ教の創造神話では神が6日間で世界の創造を終えて7日目に休息を取ったと言われており、それが人間世界の一週間の原型となったと言われているからです。

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1日目 神は天と地をつくられた。(つまり、宇宙と地球を最初に創造した)
     暗闇があるなか、神は光をつくり、昼と夜ができた。
2日目 神は空(天)をつくられた。
3日目 神は大地を作り、海が生まれ、地に植物をはえさせられた。
4日目 神は太陽と月と星をつくられた。
5日目 神は魚と鳥をつくられた。
6日目 神は獣と家畜をつくり、神に似せた人をつくられた。
7日目 神はお休みになった。


 「天地創造」『ウィキペディア日本版』https://goo.gl/DMLXxB
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とても素朴な創造神話で、現代科学の検証にはとても耐えられそうもありませんが、でも、そのような伝統も長い時間の人々の思いを織り込むことで、その伝統固有のエネルギーを集積していることは考えられますよね。

現象世界が人々の思いによって創られていることを考えれば、長い間人々が信じてきたことは固有の磁場を創造して、その同じ形態を再生することになるのかもしれませんね。

このような考え方を最初に提案したのは、生物学者のルパート・シェルドレイクという方で、シェルドレイクの形態形成場仮説とと呼ばれているそうです。

これには有名な公開実験もあって、ある種の客観性が確認されているのだそうです。

それはともかくとして、少なくとも現在の地上の人間のほとんどが1週間、7日のサイクルで生活を営んでいるのは事実ですから、こういう繰り返されたパターンの持つ拘束力というのは間違いなく存在すると思われます。

話がそれましたが (*^_^*)、オーラソーマの最初期の日本人ティーチャーのひとりである武藤悦子さんは、オーラソーマから入って、ユダヤ文化そのものにも強い興味を持たれたようです。

そして、何回もイスラエルの地を訪れているそうです。

では、武藤悦子さんの「オーラソーマとイスラエル」から、そのあたりのお話を伺うことにしましょう。

       

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オーラソーマとユダヤには、大きなつながりがあります。
ヴィッキー・ウォールのお父さんはユダヤ教のハシディズム派の教師であり、ボトルにもイスラエルに関連するものがいくつかあります。


私たち日本人にはイスラエルやユダヤにはなじみがなく、理解しづらいものだと思います。
私はイスラエルに度々足を運び、ボトルに関連する土地を訪れたり、カバラやユダヤ文化と出会う機会に恵まれました。
今回は、そのシェアとオーラソーマとの関連を考察したいと思います。
 
イスラエルとユダヤ人

まずユダヤ人の定義ですが、基本的にユダヤ教を信仰しているユダヤ人のお母
さんから生まれた子どもをユダヤ人としています。


ユダヤ人の歴史は、かつて神から与えられたカナンの地(現在のパレスチナ地方)に住む人たちが、長い歴史のなかで、他国からの征服や侵略のために世界中に散らばり、その地で迫害を受けた末、第二次大戦後の1947年にイスラエルが建国されました。


現在ユダヤ人はイスラエルのみにいるのではなく、上記の定義によるので、ヨーロッパや北米など世界中にいますし、人種もさまざまです。

聖書(ユダヤで聖書という場合は旧約聖書を指し、キリスト教の場合は旧約・新約どちらも指します)はユダヤ・イスラエルの歴史と言えるほど関係が深いものです。

 

オーラソーマでは聖書の「十戒」、「アダムとイヴ」はカバラと、「ノアの方舟」はオリーヴグリーンとのつながりもありますし、大天使などの記述は多数みられます
 

大天使の名前は、ほとんどユダヤの言葉であるヘブライ語で、「ミカエル」などの「~エル」は神という意味です。

また、「水をわけなさい」というヴィッキーが受け取ったメッセージも聖書のなかにある言葉です。

ユダヤの祝日は「ハヌカ」という光の祭りや「ペサハ(過ぎ越しの祭り)」など多数あり、これもまた聖書に基づく宗教的伝統行事です。

私は、かつて過ぎ越しの祭りに出たことがありますが、親戚縁者が集まり大きなテーブルを囲み、聖書の出エジプト記を朗読し、「マッツァ」という種なしパンと「セーダプレート」という特別なお料理を、みんなで一緒にいただくというものでした。

 

これは、神が過ぎ越して行き、災いが及ぶことがなかったという聖書のお話に基づくものです。
今もなお3000年も前の神代の時代の伝統を踏襲しているユダヤの文化に深い感銘を受けました。

この様子は、レオナルド・ダ・ヴィンチによって、イエス・キリストが弟子たちと過ぎ越しの祭りの食卓を囲んでいる「最後の晩餐」に描かれています。

 

 

この「最後の晩餐」の部屋もエルサレムにあり、私も訪れてみましたが、とてもシンプルな場所でした。
この部屋は「ペンテコステの部屋」とも呼ばれ、イエスがこの世を去った日から五旬節目の日に弟子たちに聖霊が降りてきたとも伝えられています。

                『リビング・エナジー』Vol.6(p50-51)

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【ユダヤ人の定義ですが、基本的にユダヤ教を信仰しているユダヤ人のお母
さんから生まれた子どもをユダヤ人としています】

 

そういうことだったんですね。(@_@)


現在のパレスチナが、聖書で「カナンの地」と呼ばれていたところだったとは。

日本の国土もそうですが、イスラエルの地のいたるところに歴史の刻印があるのですね。

pari 記

 

 



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