『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』:【16 「バランス」ボトルの使い方】から
ヴィッキー・ウォール
私たち人間(つまり自我のことですが (*^_^*))というのは、変化を恐れるために、すべての状況を知りたがります。
状況を知ってさえいれば、なんとか自分の都合のいいようにそれをコントロールできると思うからです。
ということは、私たち人間は、たいていのことは知っていると思っているということです。
たしかに、いろんなことを知っているようでもあります。
だから、たいていのことは知っているのかもしれません。
そうかもしれませんし、そうでないかもしれませんが。(^_-)
ですから、人間の“進化の旅”というものがあるのだとしたら、それは知らない状態から、より多くを知っている状態への旅のようでもあります。
少なくとも、これまではそんなふうに思われてきたようです。
ところが最近、人類はある種の知的進化の特異点、つまり扱う情報量の爆発的拡大という地点に立っているようなのです。
そうすると、これまで自分が知っていると思ってきたことがすべて、単なる思い込みに過ぎなかったことがだんだん明らかになってきてしまいました。
つまり、これまでの知的進化もなにもかも、自分が意図して進めてきたように思っていたのに、もしかして、そうではないのかもしれない、と思い至る時点にまで達したのです。
多くのことを知れば知るほど、広大な“未知”のなかに取り残されるような事態が起こっているとも言えます。
もしかしたら、「なにも知らない」という“脱落点”を求めて、私たちは広大な宇宙空間のなかをさまよっているのかもしれませんね。(*^_^*)
話がそれましたが、ヴィッキーさんはよくバランスボトルの成分について聞かれることがあったようです。
ヴィッキーさんはそれに、どんなふうに答えたのでしょう?
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16 「バランス」ボトルの使い方
オーラソーマ「バランス」システムの使い方は簡単で、それは、存在のすべてのレベルを通して働きます。
肉体レベルにおいては、チャクラ、すなわち見者やヨーガの行者におなじみの「エネルギーの輪」を通して働くのですが、それがどのチャクラであれ、もしもストレスを受けたり弱ったりすると、肉体や感情の問題、ときには心理的な問題が生じることになります。
それぞれのチャクラには、それぞれ対応する「バランス」ボトルがあり、そのチャクラがつかさどる内臓や筋肉、器官のエネルギーの流れを助けますが、これについての詳しいことは、次章をご覧ください。
しかし「バランス」システムは、肉体や感情のバロメーターとなるだけでなく、過去や現在、そして未来の出来事についても、情報を与えてくれます。
なにはさておき「バランス」ボトルは魂の鏡であり、真実の自分の姿を見せてくれるものであり、真の自己があらわになり、理解されたとき、癒しは起こるのです。
「サーチライト」に照らされたとき、真実が明らかにされるのです。
また真理を知るであろう。そして真理は、あなたがたに自由を得させるであろう。
ヨハネによる福音書八章三二節
「バランス」ボトルが診断やセラピーにどう使われるかを述べる前に、お話しておきたいことがあります。
それは、講演のためにイスラエルに出かけたときのこと、いつも通りオイルは注目の的となり、ホテルにまで人がついてくるほどでした。
マーガレットと私は、どこへ行くにも、いつもオーラソーマの製品と一緒です。
その頃には、どこへ行こうと、助けが必要な人がいることがわかっていましたから。
ヒーリングの磁石が、たくさんの人を引きつけるのです。
そして私は招かれてある家を訪れたのですが、それはさまざまな興味を持った人たちの集まりで、すでにオイルを使っている人もいました。
このような幅のある人たちの集まりでは、誰かひとりは必ず「あれこれ言わずにはいられない」人がいるものです。
科学者である男性は、ブルー/グリーンのボトルが自分に効くということをすでに発見していたのですが、私の話の最中に、おなじみの質問をしかけてきました。
「いったいこれは、どんな魔法だっていうんです。たしかに効果があるのはわかりますが、でもなぜなんですか。成分は、なんなんですか」
彼の声には傲慢な響きがあり、オーラが茶色を帯びました。
これは、物事をもっぱら頭でのみ捉えようとしているしるしです。
それは私に言わせれば、「茶色の学問のなかに入っていく」という状態で、それはまさしく彼の考えを染め上げていましたが、しかし彼に悪気はなさそうでした。
とりわけ繊細な魂の持ち主にありがちなことですが、内面のブロックが、完全な理解に通じる道を塞いでしまうことがあるのです。
直感ではなく知性によりどころを見出しているので、水際に立ちながらも飛び込むことができず、ためらってしまうのです。
けれどもそのブロックが取り除かれ、パワフルな魂が力強く現れるのを目にしたときには、どれほど大きな満足を感じることでしょう。
「成分を教えましょうか」
と、私が言ったとたん、その場にいた人たちが頭のなかに、さっと紙と鉛筆を用意したのが分かりました。
私は秘かに微笑みました。
こんな集まりでは、こういう知識ほど興味を引くものはありません。
これから商売になりそうな物について知るのは、とても興味深いものだからです。
「成分を教えましょうか」と私は繰り返しました。
「とても簡単ですから」
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p124-126)
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この先、ヴィッキーさんがどう答えるのかを想像してみてください。(^^;)
もし、この本を読んだことがある方は、当然知っているはずですが、さあ、どんなふうに答えたんでしょうね。(^_-)
次回までのお楽しみです。
pari 記