ポマンダー
「カラーのヒーリングエネルギー」から by リチャード・レヴィントン
アメリカのスピリチュアル誌「Yoga Journal」のライター、リチャード・レヴィントン氏のレポートを継続してご紹介しています。
今から三十年前のロンドンでのあるホメオパス(同種療法家)から受けたコンサルテーションが縁で、レヴィントン氏は英国テットフォード州のリンカンシャアのデヴオーラで、マイク・ブースのコンサルテーションを受けます。
それはちょうど糖尿病を患っていたヴィッキー・ウォール女史の最晩年にあたり、このリチャード・レヴィントン氏の滞在中に彼女は亡くなったのでした。
あたかもヴィッキーさんからオーラソーマの広報の一端を担ってくれと依頼されたかのようなレヴィントン氏は、この記事を含めたいろいろなジャーナリズム活動のなかでオーラソーマを人々に伝えていったのではないでしょうか。
特に製品が世の中に知れ渡る前の段階では、製作販売者自身が語る広報と彼のようなジャーナリストが語る広報とでは、人々に伝わる感じがとても違ったかもしれませんね。
今回の記事のなかでレヴィントン氏は、ポマンダーについて語っています。
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ポマンダー
ブースは次に、私にダークグリーンの液体の入った小さなプラスティックの容器を私に手渡した。
「心身の内側に影響をおよぼすためにこれを試してみてください」と、くすくすわらいながら彼は言った。
これはオーラソーマの14本のポマンダーのひとつで、オーラを完全に保護するためのものであり、その同じ色調のなかに49種類の異なったハーブから作られた、香りのある抽出液である。
ヴィッキー・ウォールはこれらのポマンダーを1984年の初めのチェルノヴイリの原発事故に対応して開発した。
その事故によって世界の環境は放射能で汚染され、それは特に人間のエーテル体のオーラに有害である。
私はそのグリーンのポマンダーを3滴手のひらにたらし、手を合わせてこすり、その強い香りを吸い込んだ。
私はグリーンのクリスタルが私のオーラを通リ抜けていくような感じでそれがさわやかに広がっていくのを感じた。
ポマンダーはエーテル体から肉体へとエネルギーをもたらしていくものなのだと、ブースは私に言った。
香りのポマンダーは、芳香植物をミックスした袋を身体の有害なにおいや伝染病を避けるために身につけるものだが、17世紀、エリザベスの時代に、とりわけ黒死病の流行した時期に人気があった。
裁判官の間で一般に用いられたのは裁判官の花束というもので、ハーブとエッセンシャルオイルのポプリを裁判官の机の上にお香のように置いた。
「これは裁判官の判断を助けるための甘い香りをただよわせ、身体を洗っていない罪人の悪臭を防ぐためのものでした」とブースは言う。
もともとポマンダーというのはエーテルの空気清浄のようなものだったのだ。
我々の時代においては、エーテル体は、オーラの汚染、そして、麻薬、生命力のない食物、環境汚染、騒音、不調和な音楽、電磁波の放射、テレビ、広告、さらには他の人々からのネガティヴな思考などの「がらくたのエネルギー」によって、危険にさらされている。
だから、さまざまなポマンダーがクライアントのカラーコードの必要性に応じて選ばれ、そうすることでオーラを回復し、強化し、保護するのである。
そして同時に、自分で選んだオイルを身体の部分に塗ることで、相互に補いつつ効果を高めているのである。
(この項続く)
『リビング・エナジー』Vol.1(p16)
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ヴィッキーさんはこのポマンダーを1984年の初めのチェルノヴイリの原発事故に対処するために作ったんですね。
放射能に汚染された空気の汚れなど、人間の感覚ではとうていキャッチできません。
きっと、われわれが呼吸している空気にも、その地域特有のたくさんの波動が織り込まれているのでしょうね。
pari 記