【マゼンタの色彩心理】:『はじめてのオーラソーマ』第330号

B78 クラウンレスキュー
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はじめてのオーラソーマ No.330 2022.5.27

みなさん、こんにちは。

えつこです。 

今回も「はじめてのオーラソーマ」をお読みいただき、ありがとうございます。

前回のぱりさんのお話は【色は多様なメージで現れる】でした。

まだお読みでない方は、こちらからご覧くださいね。

 


今回のテーマは、【マゼンタの色彩心理】についてです。

DVD『オーラソーマ ヴィッキー・ウォール(日本語字幕付)』では、生前のヴィッキーさんが講義をしている映像をご覧いただけます。DVD『オーラソーマ ヴィッキー・ウォール(日本語字幕付)』

とても盲目には見えないハツラツとした印象で、「B05 サンライズ/サンセット」(イエロー/レッド)がソウルイクイリブリアムそのもので、とてもエネルギッシュでパワフルな女性です。

うしろには若き日のマイクさんも映っています。

その講義会場の背後には、当時のイクイリブリアムセットが映っています。

ざっと30本ほどあるでしょうか。(0:02:23あたりです)

今もイクイリブリアムが並んでいるところを眺めていると、「どうしてこの順番で誕生したのかしら?」と思うことがありますが、特にヴィッキーさんのDVDを観ていると、より初期の時代に誕生したイクイリブリアムたちの神秘というものを強く感じます。

 

先日のマイクさんのグローバルメディテーションでは、新しいイクイリブリアムが誕生するとのお話がありました。

ライムグリーンのイクイリブリアムとのことです。

ライムグリーンは、オリーブグリーンよりもさらにイエローが多く入っています。

「B91 ハートのフェミニンリーダーシップ」(オリーブグリーン/オリーブグリーン)

「B91 ハートのフェミニンリーダーシップ」(オリーブグリーン/オリーブグリーン)からは、たくさんのオリーブグリーンのイクイリブリアムが誕生しています。

それは、私たちが過去を見るときの苦みを甘味へと変えてくれます。

そして新しい時代の到来、ハートのガーデンへと移ることを意味しています。

そのオリーブグリーンの補色である、今回のテーマカラーであるマゼンタは、70「B25 フローレンスナイチンゲール」(バイオレット/マゼンタ)ではじめて誕生します。

ところが、ディープマゼンタは、「B00 スピリチュアルレスキュー」をトップに、以降はずいぶん経ってから「B78 クラウンレスキュー」(バイオレット/ディープマゼンタ)でまた誕生します。

「B78 クラウンレスキュー」はヴィッキーさんが亡くなった翌日に誕生したイクイリブリアムですから、移行を助ける特別なイクイリブリアムです。「B78 クラウンレスキュー」(バイオレット/ディープマゼンタ)

その後、下層がディープマゼンタのイクイリブリアムはレスキューイクイリブリアムと言って、ヒーリングのイクイリブリアムとして何本も存在しています。

過去のアカデミーからのニュースレターでは、ディープマゼンタは睡眠時間のようですと書いてありました。

それは活動前の魂の充電期間のようなものです。

 

最近では、過去からのショックやトラウマをヒーリングするイクイリブリアムとして「B119  セレス」(オレンジ/ディープマゼンタ)が誕生していますが、使った人からは「滋養を受け取った」「やさしいエネルギーを感じた」とのお声を多く聞きました。

マゼンタは「天からの愛」、すなわち「感謝」の質を表しますが、ディープマゼンタは「人類への奉仕」として、何か(上層の色)を助ける役割があります。

それでは、色彩心理の最後の色、マゼンタをおたのしみくださいね。

えつこ


色彩心理学としてのオーラソーマ:

            第27回【マゼンタの色彩心理】


 

前々回の色彩心理では
「ヴァイオレット」を取り上げました

さて、今回は「マゼンタ」ですね。


●マゼンタという色名

ちなみに、マゼンタという色名は
イタリア北西部の町の名前に由来します。

19世紀後半、コールタールから作られた
新しいタイプの紫がかったピンクの染料が発見され、
ヨーロッパのファッション界に
一大旋風を引き起こしました。

この色は最初はその染料の名を取って
フクシン(or フクシア)と呼ばれていました。

それが第二次イタリア独立戦争で、
フランス・イタリア連合軍がマゼンタで
オーストリア軍に勝利したとき、
1859年6月4日、その戦勝を記念して
ファッション界に革命を起こした色の名前が
戦勝地の名前に変更されたのです。

ちょっと物騒なネーミングですね。(^_-)


●現代の技術世界でのマゼンタ

現代社会で「マゼンタ」という色名は
通常はカラー印刷のインクの三原色のひとつ
として連想されると思います。

色彩はシアン(cyan)・マゼンタ(Magenta)・
イエロー(yellow)の3色のインクで作られ、
それに、キープレート(key plate:黒)が
加えられて明度を作ります。

CMYKと呼ばれます。

これは減法混色の世界です。

それに対して加法混色の世界、
光源色としてのマゼンタもあります。

テレビなどの三原色は「赤・緑・青」です。

赤(#FF0000)緑(#00FF00)青(#0000FF)
の組み合わせで色彩を作ります。

色彩はRGB値で定義されるわけです。

このウェブカラーでMagentaを指定すると、
赤 (#FF0000)と青(#0000FF)を
一対一の割合で混合した色(#FF00FF)
として扱われます。

括弧のなかの値は16進表記なので、
これは、(R,G,B)=(255、0、255)
と同じ意味です。

つまり、光学的な色彩光線の混色では、
「ブルー」「レッド」の正確な中間は、
「ヴァイオレット」ではなくて
「マゼンタ」なのかもしれませんね。


●「マゼンタ」と「ピンク」の特異性

どうやら、ゲーテが赤と紫の中間に
色彩現象の存在を発見したときは、
マゼンタという色名はなかったようです。

ここで「赤と紫の中間」の意味を
再確認しておきたいと思います。

私たちが見ている色は可視光線の範囲内の
電磁波であることはご存知ですね。

カラーローズ

カラーローズ
8時の「赤」から反時計回りに配置された、

Orange → Yellow → Green → Blue → Violet

といった色は、すべて可視光線の色です。

ところで「Magenta」は、
「Violet」「Red」の中間にあります。

 

つまり可視光線の外側、
赤外線と紫外線の範囲内に現れた色
ということになります。

え、ということは
380nm以下の波長で、同時に780nm以上の
波長の光線ということ?

そんな光線ありえない!(?_?)

ええ、そうなんです。(*^_^*)

そういう色彩光線は存在しません。

ただそういう波長の電磁波は存在します。
可視光線以外はすべてそれに該当します。

というわけで、この「マゼンタ」
他の色と違って、人間の色覚が
知覚した色ではないのです。

これは可視光線以外の電磁波用に
人間の脳が用意した色です。

「マゼンタ」「ピンク」
不可視の宇宙を代表する色として、
物理次元の乗り物である人間の身体に
設計段階から用意された色のようです。

とても意味深な色合いですね。


●オーラソーマにおける「マゼンタ」

チャクラ

第1チャクラ:基底部の「レッド」
第2チャクラ:下腹部の「オレンジ」
第3チャクラ:みぞおちあたりの「イエロー」
第4チャクラ:胸の中心「グリーン」
第5チャクラ:喉の「ブルー」
第6チャクラ:「第三の目」の「ロイヤルブルー」
第7チャクラ:頭頂の「ヴァイオレット」

地上の最古のミステリースクールでは、
「マゼンタ」は頭頂の「ヴァイオレット」
上に現れる第8チャクラ(「魂の星」)の色
として解釈されてきたようです。

マゼンタは私たち個人の「魂の青写真」、
(アカシックレコード)を代表する色
とも言えるようです。

もしマゼンタという色を、
ヴァイオレットからレッドに進む
途中の色と見なすなら、
二元性の解除を意味するとも受け取れます。

極性が存在しなくなってはじめて、
地上(Red)で天国(Violet)の生を
体験できるのでしょう。

アカシックレコード(魂の青写真)は
マゼンタチャクラのなかに、つまり
二元の状態による誤った裁きの彼方に
あるようです。

オーラソーマカラーシステムは、
強烈なピンクマゼンタと、
すべての光を吸収して黒にも見える
ディープマゼンタの両方を認めています。

ある意味、色彩現象にはならない
ディープマゼンタには問題がありません。

それに対して、
色彩現象の一環であるピンクマゼンタは、
神聖なるものとの接続を達成する難しさ、
その接続がありうると信じる難しさを
示しているとされます。

また新たな二元性サイクルに入る道を開く
とも言えるのでしょう。

ピンクマゼンタではレッドの問題はすべて、
拡大されるか否定的に強化されるようです。

では個々のレベルで
「マゼンタ」のエネルギーの
包含に触れておきますね。


●「マゼンタ」エネルギーの音色

【霊体】での響き:

マゼンタには全宇宙のすべてが包含され、
神への最も近い接続だと言われます。

それ自体があらゆるものの代表です。

言葉を換えるなら、
マゼンタは全生命の神聖さに対する
途方もない尊敬を表しています。


【精神体】での響き:

マゼンタはしばしば、
単調なしかし精密な詳細に対する
配慮の象徴と言われます。


【感情体】での響き:

マゼンタ光線のなかに現実化している個人は、
自分が充分であることを知っており、
自己確認の能力を持っているとされます。

彼らは他人の意見(判断)によっては
動揺させられません。

あらゆる判断や結果の善し悪しから
完全に離れていられるために
私生活と職場の両方の人間関係で
非常に調和的にふるまうことができます。


【肉体】での響き:

マゼンタは下垂体と松果体の両方を調和させ、
ホルモン系全体を調整します。

この理由で、女性と男性の生殖器の疾患に
非常に役に立ち、つわりの時期の
朝の吐き気を克服するのに役立ちます。

マゼンタはどこにでも用いることができ、
そのシステムをバランスさせるために
必要なものに応じてエネルギーの流れを
刺激します。

 

さて、
「レッド」から始まった色彩心理の物語は
こうして「マゼンタ」に至って
カラーローズを一巡しました。

色彩心理の話題は、このあたりで
一応の終了としたいと思います。

これまで「はじメル」で連載してきた
「色彩心理学」の内容を以下のページ
https://aura-soma.co.jp/color_psychology
で公開しています。

まだ画像など未完成な部分がありますが、
おいおい仕上げていくつもりです。

次回からはまた別のアングルから
オーラソーマのメッセージを掘り起こして
いきたいと思います。

m(_ _)m

pari 記