伊藤アジータさんより≪2026年、数秘が教えるあなたへのメッセージ≫

2026年も、もうそこまで来ましたね。

来年は2026年、数秘で見れば、2+2+6=10=1の年。

これは、グレゴリオ暦を使っているこの惑星地球がまとうオーラ、エネルギーの周波数です。

ここに住む誰もがこれからの1年、1というエネルギーの後押しを受けることになります。

今回のメルマガではシンプルに、この1を深掘りしてみたいと思います。

その前に、数秘チャートのお話を。

数秘チャートは、占星術のバースチャートに似ています。

実際の誕生日と、生まれた時の名前から、その人独自の人生の青写真を見ていくことのできる、古代からの叡智のツールなのです。

そして大切なことは、これはあくまで青写真だということ。

個々人がそれをもとに、どんな人生を実際に創っていくのか、どう具体化していくのかは、それぞれの人に完全にゆだねられています。

そこにこそ、意識の存在としての私たちの尊厳があり、喜びがある。

気づきがあれば、どんな青写真であろうと、その人独自の、ユニークで祝福に満ちた人生を創っていくことができるのですから。

私はみなさんに、とくにこの点を強調したいと思います。

気づきの光は、すべてに祝福をもたらす魔法の鍵。

なんと素晴らしいことでしょう!


それでは、1のエネルギーのお話に移りましょう。

まさに形が表しているように、まっすぐに立つという在り方・生き方が強調される年となるでしょう。

一人ひとりが自分の内側と繋がって、「私」を生きる。

この世界にたったひとり、かけがえがない存在としての自分を生きるというポテンシャルを、世界中の人が後押しされる。

そして1は、新しいはじまり、はじめの一歩でもあります。

だから私たち次第で、新しい年、世界はかなり大きく変わっていくでしょう。

それは、私たちが目の前の現実をどう受け止め、どういうアクションを選択し、どんな一歩踏み出していくのか、にかかっています。

その際に大切なのは、私たちがなんとなく信じていること、外に正解があるのではないか、あるいは、偉い人、つまり専門家が正解を知っているのではないか、という思い込みを見直していくこと。

最終的な答えは内側にあるということをあらためて実感し、その真実にしたがって、現実を創っていく。

こうした在り方から、自分自身の尊厳を取り戻していくことこそ、このエネルギーがもつポテンシャルです。

ここで忘れてはならないのは、私たちはみんな絶えず競争させられ、比較され、いわば呪いをかけられて育てられてきたという事実です。

もちろん、切磋琢磨というポジティブな面もあるにはあるのですが、この呪いの縛りはキツく、やっぱり何の結果も出せてない自分はダメだ、このままではいけない、価値のある存在だと証明したい、せねばと、自分をプッシュしないではいられない、そんな癖にいつの間にか巻き込まれてしまうのも、めちゃよくあることですね。

その思い込みを、本気で見直す必要があるのです。

比較という魔の声が頭のなかにない人はいませんが、その声を真に受けるかどうかは自分次第です。

真に受ければ、1は真っ直ぐ立つことはできなくなり、前にのめったり、腰砕けになるでしょう。

自分はすごい、だの、ダメだ、だの、頭のなかでは、絶えずそんなささやき声がしていたりしますね。

もしも、ああ、しんどいなあ、って感じているとすれば、がんばりすぎ、あるいは、もっとがんばらなくてはという思い込みにしてやられているという現状があるのでしょう。

そんなとき、その思い込み自体に気づきの光を当てて、判断なしに立ち止まり、内側を見ることができれば、そこから変化への糸口が、きっと見つかるはずです。

と同時に、みんなが走っているなかで立ち止まるのは、とても勇気がいることでもあります。

それだけ自分を尊重ができるかどうかは、まさに一人ひとりの課題と言えるでしょう。

がんばりすぎて倒れてしまってから、このことに気づく人も、実はかなり多いのです。

けれどもそうなる前に、不安であっても、自信がなくても、これが今の自分なんだ、と受け容れることができれば、そこから真の自己受容、真の自信が育っていくとわかることでしょう。

ところで数秘で、社会情勢や経済の行方、天変地異について語る人もいるでしょうが、私のフォーカスはあくまで、一人ひとりの人が、気づきとともに、より良い人生を創るお手伝いをすること。

それこそが私のライフワークであり、何よりの喜びなのです。

さらに言うならば、講座では体感をとても重視しています。

知識だけではなく、身体を動かし、ハートで感じて、数というリアルなエネルギーを、実際の生活のなかで自分がどう生きているのか、あらためて見直していくのです。

実際に体験してみると、自分の内側で眠っているポテンシャルに、容易に気づくことができますから。

いつの間にか自分が作ってしまった古い古い枠から抜け出て、新しい人生を創造していくきっかけを手にするのは、なんとも嬉しく、ワクワクすること。

そして外の世界で何が起きようと、自分と繋がっていれば、そこには頼れるリソースがあるとわかってくる。

数秘を学ぶことで、実際、みんなぜんぜん違うんだってこともわかってきます。

だから人とは比べようがないし、自分に与えられたものを活かしていけばいいってこともわかる。

これは、ほんとうにホッとすることですね。

そしてこれは、毎年お話ししていることでもあるのですが、自分自身の「条件づけの数」に気づきの光を当てることは、意識的に生きるうえで、とても大切な要素です。

生まれて数年の間に刷り込まれた行動パターンは、気づきがなければ、いくつになっても私たちの人生を制限し、裏から操ることになるからです。

私は数秘の師匠・マンガラが書いた『わたしを自由にする数秘』という本を10年以上前に訳しました。


https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4881780603/oshoartunity-22/ref=nosim

とても好評で、ありがたいことに、いまだに増刷されています。

みなさんもよかったら、ぜひ一度お読みいただければと思います。

マンガラの深い瞑想体験に基づく知恵が詰まった素晴らしい本です。

講座でも、副読本として愛用しています。

数ごとの条件づけのパターンに気づきを向けることで、その圧倒的な影響力から自由になっていく。

この本は、そのための、毎年毎年のていねいなガイドでもあるのです。

ジャッジのない気づきの光のなかで、無力だったころに作られたネガティブなプログラムは、徐々に、けれども確実に溶けていきます。

と同時に、それは、一朝一夕に起こることではありませんから、愛をもって、じっくり気長に見守っていくことが、なにより大切です。

「三つ子の魂百まで」という言葉がありますが、条件づけのパターンは、実は魂でもほんとうの自分でもなんでもなく、安心安全に生きるための戦略であり、自分を守るための鎧にすぎません。

そのネガティブな影響を、気づきの光とともに解除していくなかで、その奥にあるその人の本質が、自然に輝き出していくのがわかるでしょう。


あなたの条件づけの数を出すには、実際の誕生日の月と日を足して、一桁にします。

それに、今年の数である1を足すと、あなたの個人周期の数となります。

個人周期は、あなた独自の今年の可能性を表した数です。

個人周期は、9年ごとのサイクルで、あなたの人生のバイオリズムを織り成しています。

1の年は種まきの年であり、どんな種を蒔くかが問われる年です。

9年の間に軌道修正することももちろん可能ですが、9年後に甘い実りを期待するならば、意識的に種を蒔くに越したことはありません。

ここでは、その詳細には入っていきませんが、個人周期を生きる際に、新しい年の1をどう活かせるのか見ていくのは、誰にとっても、役に立つことでしょう。

それは、どう自分に力を与えていくか、というテーマに向き合うことでもあります。

この1は、自分の軸をしっかり持つこと、とも言えますが、それは自分だけが良ければいい、という在り方ではなく、宇宙の意図に沿ってまっすぐに立つ、引いては、他の人の中心とも共鳴する自分軸です。

 

ここで、OSHO禅タロットカード・Ⅰのイメージを見てみましょう。

タイトルは「Existance 存在」です。

禅タロットは、Oshoのヴィジョンに基づいて作られた、とてもユニークなカード。

伝統的なタロットでは、Ⅰのカードは「魔術師」と呼ばれ、自分で意図し、行為していくという男性性の質が強調されていますが、ここでは、行為する以前に、しっかり「在ること」がどれほど大切か、「私」という存在がどれほどかけがえがないかが、非常に美しく描かれています。

言葉で説明しなくても、広い宇宙のなかでただひとり、蓮の葉にしっかり抱かれて、裸でゆったり座っているこの人は、宇宙に優しく見守られ、愛を注がれている、ということが感じられる。

見ているだけで、力づけられ、ハートがあたたかくなりますね。

私は私である以外にない、私は私になるために生まれてきた、というシンプルで基本的なテーマが描かれているのです。

しかし同時に、ほんとうにこういう在り方で在るのは、この地上の誰にとっても、それほど簡単なことではないでしょう。

これさえできれば、とか、もっとあれがあれば、という思いにはキリがありません。

きっといつかは、というように「在ること」を先送りし、何かが手に入ってはじめて自分はOKになるのだという発想に巻き込まれてしまえば、必然的に今の自分にダメ出ししてしまうことになる。

それは、実によくあるパターンです。

そんな思考に気づいたら、これはほんとうなのか? と問い直して手放していく。

そんな地道なプロセスはとても有効です。

目標や目的、ヴィジョンをクリアにするのは大切ですが、今のまま、素のままの自分でいい、何かが手に入っても、入らなくてもいい。

何かができても、できなくてもいい。

何になろうとなるまいと、私という存在は唯一無二だという真実を取り戻すこと。
世界にひとりしかいない自分を、そのまま抱きしめること。

ここにいる自分からはじめる。

ここにOKを出していく。

そこから最高に有能な自分が出現していくことでしょう。

やる必要のあること、やれることをやりながら、育っていくものをゆったり見守っていくという在り方です。

 

ここで、トートタロットのイメージを見てみましょう。

地水火風の4大のエレメントを自由に組み合わせ、望むものを創造していく輝かしい人の姿は、まさに魔術師というタイトルに相応しいですね。

この力強さは、一人ひとりが自分を愛するところから、生まれます。

生まれ持った本来のパワーと繋がっていくのは、ほんとうに素晴らしいこと。

そういう意味で、2026年はとても大切な年です。

一人ひとりが自分を生きることで、集合的にそんな風土が生まれ、環境が整うでしょうから。

自分を揺さぶる声がまわりからやってこようと、揺らがず自分であり続ける、というか、揺らいでもいいから、折にふれて、まっすぐ立っている1のイメージを思い浮かべてみることをお勧めします。

肩の力が抜け、余分な力が入っていない在り方が、きっと体感として感じられるでしょう。

これはほんとうに基本であり、大切なことです。

 

最後に新年を生きる私たちへのアドバイスとして、OSHOトランスフォーメーションタロットを引いてみました。

このカードのタイトルは「天国の門」

天国、そして地獄は、地理的な場所でもなければ、死んでから行くところでもない。

それは、私たちが一瞬一瞬創り出している世界。

そこに気づきがあれば、その場所は天国になるし、気づきがなければ、地獄になる。

このカードはシンプルに、気づきの持つパワーの素晴らしさを教えてくれています。

 

来る年があなたに、たくさんの素晴らしい体験と実りを与えてくれますように!

気づきとともに自分自身をお祝いする機会が、たくさん訪れますように!

そして、そんなひとときをご一緒できれば、とても嬉しく思います。

愛とハグを送ります。

伊藤アジータ 記



伊藤アジータ プロフィール

名古屋生まれ、東京外大卒。
川崎市高津区のヒーリングスペース「プレム・ディヤーナ」主宰。
オーラソーマの創始者ヴィッキー・ウォールの伝記『奇跡のカラーヒーリング』(OEJブックス)の訳者。
1995年~プラクティショナーとして活動を開始、2012年以降は、数秘&タロットの大家
マンガラ・ビルソンの体感型ワークを継承、ユーモアあふれる講師として、気づきと直感ワークの素晴らしさ・おもしろさをシェアしている。

マンガラのトートタロットの解説書『直感のタロット』
この記事でも紹介した『わたしを自由にする数秘』(ともに市民出版社)
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4881780603/oshoartunity-22/ref=nosim
OSHOの講話集『死について41の答え』(めるくまーる)の訳者でもある。

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<2026年・スケジュール>
新春「個人周期を語る・無料オンラインイベント」開催
日程 2026年1月10日(土)
https://mangalajapan.com/archives/8006

オンライン講座「直感ワーク・パート1〜直感の流れに乗る」
器を整え、直感のクリアな声を聴き分けるためのコース
日程 2026年1月26日(月)~27日(火)
https://mangalajapan.com/intuition

※Prem Dhyana http://mangalajapan.com