こんにちは、東京・アマーリエのティーチャー
上野香緒里です。
私は現在サロン&スクール業と平行して、大学院で西洋哲学を研究中。
みなさんは「SDGs」を知っていますか?
「SDGs:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」は、2015年の国連サミットで採択された2030年までの国際目標です。
貧困や環境問題など、地球規模の問題を解決するために「誰ひとり取り残さない」の共通理念のもと、17の目標と169のターゲットが設定されています。
私は現在、哲学に加えて「SDGs」についての授業も受講していて、SDGsに関するさまざまな分野の専門家の講義を受けています。
先日、JICA国際協力機構の方が、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争後の復興に向けた活動のなかでの、日本とほかの欧米諸国との取り組み方の違いについて、ユニークなお話をしてくださいました。
ボスニア・ヘルツェゴヴィナの内戦は、主に3つの民族による民族間対立が原因です。
国際社会の介入によって紛争が終結した後、各国はそれぞれのやり方でボスニア・ヘルツェゴヴィナの社会復興を支援しています。
そのとき、日本とほかの欧米諸国との間では支援の仕方に大きな違いがあったそうです。
JICAは、現地のある学校にパソコンを30台提供したそうです。
その学校には2つの対立していた民族の子どもたちが在学していました。
ここでは30台という数がポイントなのですが、なぜ30台なのでしょう?
学校全体に送るには少ない気がします。
30台とは、ちょうど1教室分くらいです。
ひとつの教室で2つの民族の生徒たちがパソコンを使うとなると、どちらがいつ使うのかを互いに話し合って決めないといけません。
・・・これがJICAの目的でした。
対立していた民族の子ども同士であえてコミュニケーションをとる(しかも平和的な目的で)機会をさりげなく作り、こうやって各民族間に友好的な関係を取り戻そうとしたのです。
ほかの国はもっと自分たちのやり方で復興支援していたのに比べ、日本は相手を尊重し、自分たちのやり方を押しつけない(無理強いしない)やり方でした。
とても小さな規模の、しかし相手の心情に寄り添い配慮に満ちた、あたたかい取り組み。
この日本の取り組みは大変に評価され、ボスニア・ヘルツェゴヴィナの学校では日本への感謝の機運が高まったそうです。
オーラソーマでは、日本という国や日本人の民族性はマゼンタの質だと言われています。
JICAの取り組みは、まさに「小さきものへの愛」「配慮」といったマゼンタの表現ではないでしょうか。
やっぱり≪日本はマゼンタの国≫なのでしょうかね。
上野香緒里 プロフィール
オーラソーマスクール&サロン「アマーリエ」代表
英国公認オーラソーマティーチャー/レベル3(上級)
リコネクションプラクティショナ-/レベル1・2・3
奇跡のコーススタディティーチャー
コズミックダイアリー(13の月の暦)講師
ユニオミスティオイルセラピスト、レイキヒーラー
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