自分のカラーコード
このところ、温かい秋晴れがつづきますね。
ありがたいことです。
ところで、今から二十年以上前のロンドンでホメオパスの診療所を訪れたリチャード・レヴィントンさん、美しいカラーボトルの神秘にすっかり魅せられたようです。
治療の成果がはっきりしてからでしょうか、この療法がいったいどういうことなのか自分で確認したいと思ったのでしょうね。
そのホメオパスに“オーラソーマの本場を教えてほしい”と頼んだのだと思います。
かくして、当時イギリスの代表的なスピリチュアル誌「ヨガ・ジャーナル」のライターという抜群の素養を持ったジャーナリストが、まだ生まれてから間もない頃の「オーラソーマ」と出会うことになるわけです。
当時はまだヴィッキーさんも生存している頃ですから、レヴィントンさんは彼女ともお会いになったことでしょう。
レヴィントンさんは猛吹雪のなかをデヴ・オーラに向かったようです。
もちろん列車で行ったのでしょうが、なんだか吹雪のなかを馬車で突っ走る映画の場面が浮かんでくるような感じです。
情報の受け皿としても、当人の興味の高まりから言っても、まさにドンピシャのタイミングでこの出会いは起こったのでしょう。
前回に続いて「カラーのヒーリングエネルギー」から、レヴィントンさんが「デヴ・オーラのビロード製のひじかけ椅子」にくつろぐあたりの様子をご紹介しましょう。
——————————————————————– 神の飾り窓
彼女の勧めにしたがって、私は、「神の飾り窓」と呼ばれる、70種類(現在は96種類)の人のオーラを調和し、調整する、色のついたボディオイルでできた「バランス」ボトルの色彩の陳列を見るために、その年で最も激しかった猛吹雪の中を北へと旅し、テットフォード州の小さなリンカンシェアの村へと向かった。
これらの長方形のボトルは、それぞれ、上層部はエッセンシャルオイルとアロマエッセンス、下層部は水溶液ベースのハーブの抽出液でできていて、例えば、レッドの上にイエロー、ターコイズの上にピンク、ゴールドの上にグリーンといった具合に二層の色に分かれている。
それらがエレガントに修復された館である、ここデヴ・オーラの会議室のガラスのテーブルの上の私の目の前にずらりと並べられている。 それらはオーラソーマのセラピーのカラーコレクションの代表格である。 おそらく、古代のアートであるカラーセラピーの最も力強く、最も革新的な現代版と言えるだろう。
オーラソーマの創始者たち、(薬剤師で足治療家のヴィッキー・ウォール、クラニオ・オステオパシー療法家のマーガレット・コクビン、そしてマンダラ芸術家のマイク・ブース)によると、オーラソーマは「押しつけがましくない、魂のセラピー」であり、色の生きているエネルギーに基づいた、ある種の強壮剤だと述べている。
そして「神の飾り窓」(1983年の後半に初めてオーラソーマを作ったとき、ヴィッキー・ウォールがつけたオーラソーマの「光輝く宝石」のボトルの呼び名)を通して見たとき、私は「存在の高い次元、自分の中の高次の部分、そして自分のカラーコード」を見い出すことになると言う。
色のついたボディオイルとオーラと私の「魂」との間にいったいどんな関係が可能だというのだろうと私は思った。 どのようにして色が、押し付けがましくなく、癒すというのか? しかも、あのロンドンのホメオパスは「ブルーを話す」ということで何を言おうとしたのか? 私は、デヴ・オーラのビロード製のひじかけ椅子にくつろで座り、あたり一面の雪景色にかこまれて、お茶を飲みながらこれらの思いにふけっていた。
私の目の前には、マイクの求めに応じて、およそ6ダースにもおよぶボトルの中から私が選んだ4本のバランスボトルがガラス製の台の上に置かれている。 これを選ぶことで、おそらく私個人のオーラのカラーコードについての「魂の声明」が目の前に持ち出され、それは私の現在の心身の状況を知るうえでの解釈者の鍵となるとともに、同時にそれを解決する実践的治療法ともなるのだ。
オーラソーマは、色を選択することが診断であると同時に治療ともなる、ユニークなシステムであり、ヒーリングの責任はもっぱらクライアントにかかってくるのである。 「バランス」を選択することで、クライアントは自己診断と自己処方を行い、「飾り窓」から適切な治療薬を取りだすのである。
『リビング・エナジー』Vol.1(p11) ——————————————————————–
なるほど……。
寒さをついての旅から目的地に到着して、しばし落ち着いてゆっくりと状況を整理しているようですね。
きっと、これからマイク・ブースのコンサルテーションを受けるのでしょう。
マイク・ブース氏にとっても、彼はとても大事なお客さんだったと推測されます。
pari 記
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