自由な力を手にする「私」
  
    「創世記第1章のイメージワーク」より   江口美和子
  
         
  
  たとえば、大宇宙の創造について考えてみたとしましょうか。
  
  大宇宙と言うからには、そのなかにはすべてが含まれているでしょうね。
  
  あなたはそのなかに入るでしょうか? (*^_^*)
  
  もちろん、あなたも入るでしょうね。
  
  じゃ、あなたがよく知っているあの人なんかは大宇宙に入っているでしょうか?
  
  ええ、もちろん、あの人も入っているでしょう。
  
  それで、大宇宙というからには、そのなかにあなたとあの人しかいないわけではないですよね。
  
  大宇宙のなかにはその他にもたくさん入っているはずです。
  
  すると、大宇宙のなかには私たちが知らないものもたくさん入っているはずですよね。
  
  むしろ、私たちが知っているもののほうが少ないかもしれません。
  
  というか、私たちは大宇宙についてはほとんど何も知らないと言っても良さそうです。
  
  なにしろ、私たちが知っているのは私たちが知っていることだけですから。(*^_^*)
  
  それでも、私たちは大宇宙の創造について想像したりするんですよね。
  
  ということは、大宇宙というのは、私たちが知らないもの、知ることができないものの集合みたいなもの、と言えるかもしれません。
  
  でも、そのなかには、私たちが知っているものもちょっと含まれているので、大部分の私たちが知らないものと知ることができないものに、ほんのちょっと私たちが知っているものを足したものが大宇宙ということになりそうです。
  
  ところで、私たちが体験できないものがあったとして、それは存在するのでしょうか?
それとも存在しないのでしょうか?
  
  うーん、よくわからん。(-_-;)
  
  そうそう、たとえ、そういうものが存在したとしても、私たちにはそれは知り得ないのですから、それは私たちには起こり得ないわけです。
  
  自分が知り得ないもの、自分には起こり得ないもの、それがあったとしてもわからない、なかったとしてもわからない、そういうものって、存在すると思いますか?
  
  (*^_^*)
  
  なんだか、大宇宙って、想像ととても似ているような気もしますね。
  
  江口美和子さんは、「創世記第1章」を読んで、いろいろなイメージワークを想像なさったんだそうです。
  
  では、江口さんの「創世記第1章のイメージワーク」から“自由な力を手にする「私」”というテーマに関連するお話を伺うことにしましょう。
  
         
  
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  自由な力を手にする「私」
  
  「創世記のイメージワーク」は言葉の世界にも広がりを見せ、私にさまざまなことを語りかけてくれました。
  私たちの住むこの大宇宙は、まるで全包容的な「心」のようです。
  
  大宇宙の「心」は一個の自我に似て、なにを創造するかを選択し、真実を現しながら理念を創造する力を持っています。
  私たちが求めるもの「すべて」を創造する超個性的な力であり、創造のエネルギーなのです。
  この大宇宙の心のうちに住んでいる私たちは、その心から発生したのであるから、私たちが個性として選択して求めるものを、大宇宙は実現してくださいます。
私たちが心の眼を開くと、つまり、現在にのみ縛られず、原点を過去に探り、未来に目を向ける視座を獲得すれば、今までに見ることのできなかった美と、調和のとれた輝かしい世界を、自分の周囲に見いだすことができるでしょう。
  
  自分をとりまくあらゆる環境が変わり、まわりの人々も違う姿に見えることでしょう。
  今までの人間関係が別の物語を紡ぎだします。
  家族に笑いが生まれ、明るい言葉が舞い、健康は増進し、資産も増大するでしょう。
  創造を呼びおこす想像力とは? 
  
  大宇宙の心が活動世界に現れるのは、大宇宙の想像力の現れなのです。
  最初に大宇宙を創造するとき、創造の方向を決めるとき、ひな形などはありません。
  大宇宙は自己の想像力を使わなければなりません。
  
  天と地を想像によって創造した大宇宙の意志は、天体世界の美と調和を活動世界に顕現しました。
  想像こそが、大宇宙が天と地を創る手法なのです。
  
  この大宇宙は、人間性を超えた存在です。
  私たちにそのことを気づかせようとしています。
  大宇宙の生命は原因から結果へと移動し続け、偉大なる運行の法則を決して破りません。
  法則は私たちの住む大宇宙が歩む単なる道に過ぎないのです。
  
  大宇宙の心は、私たちの知ったり、感じたりする、すべてのこと、物の根源であり、叡智であり、生命であり、豊かさであり、美しい調和なのです。
  
  そして大宇宙は、私たちの意志に反対するなんらの意志も持っていないので、私たちが求めるとおりの姿や形を現します。
  
  人間は、大宇宙が活動するのと同じように、いつも創造の過程を繰り返しています。
  だからこそ、人間が「このことを実現させたい」と思うと、それは実現します。
  人間がそれを創造するのではなく、実は贈られるのです。
  私たちの中に、そして私たちを取り巻くすべてに宿る無限の大宇宙の叡智が、私たちのために仕事をしています。
  私たちは委ねるだけでよいのです。
  私たちが希望するすべてのこと、ものは、今すでに無限の世界において真実である、と信じた瞬間、希望すること、ものはすでに存在します。
  今、そこにあるのです。
  ……
                  『リビング・エナジー』Vol.6(p88)
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  【大宇宙の心は、私たちの知ったり、感じたりする、すべてのこと、物の根源であり、叡智であり、生命であり、豊かさであり、美しい調和なのです】
  
  【大宇宙は、私たちの意志に反対するなんらの意志も持っていないので、私たちが求めるとおりの姿や形を現します】
  
  大宇宙にはこんなふうに想像する江口さんも含まれているのですね。
  
  pari 記
   



 
	        	        		 
	        	        		 






 











