ヴィジョン

ヴィッキーさんが語りおろした『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』は、終盤近くなってますます語りの自由度を高めています。

https://artbeing.com/cd_book/aurasoma1/BKJ02.html

とくにこの「ヴィジョン」という章の内容は、ヴィッキーさん自身の生涯の仕事の意味を俯瞰するような意味合いもあったかもしれませんね。

ヴィッキーさんの人生の意味は、もちろん本人にしか判断できないわけですが、ただヴィッキーさんが見たヴィジョンが、彼女の生涯の仕事へのご褒美として、その意味を鳥瞰させてくれる大きな絵柄だったということはありそうです。

それはともあれ、ここではヴィッキーさんは世間の常識を前提にした客観説明などはいっさい放棄して、ただ瞑想中に自分の内面に起こった一種のヴィジョン(内的視覚体験)として、これからこの惑星に起こるかもしれない可能性を語っているようです。

もともと誰かを説得しようとして語られている内容ではないので、ただそういうたぐいの情報を求めている人たちへのプレゼントとして語られたものなのでしょう。

あらゆる物質に生命が宿っていて、現象世界すべてが光り輝いているようなヴィジョンというのもあるのかもしれません。

いわゆるスピリチュアル情報のなかには、そのようなタイミングについて言及している情報もあるようですから。

では、レインボー・エイジ(虹の時代)への予兆を告げるかのようなヴィッキーさんが見たヴィジョンを2回に分けてご紹介しましょう。


26 ヴィジョン

わたしは、もうひとりの強い御使が、雲に包まれて、天から降りてくるのを見た。
その頭にはにじをいただき、その顔は太陽のようで、その足は火の柱のようであった。
     ヨハネの黙示録一〇章一節

今は1987年、私はその年の数秘学的な意味に気づいていました。

       1+9+8+7=25
       2+5=7

神秘的で魔術的な数字である七は、予言において繰り返し現れ、レインボー・エイジ(虹の時代)、すべてが刷新される時代の数と言われています。


光とともに私たちはやってくる
この哀れな、苦しみに満ちた地上へと
メッセージをもたらすため
希望と喜びのメッセージを
自由はきっとやってくる
冬のあとに春が必ず来るように
地は変容を遂げて美しい光を放ち
愛と平和はあまねく支配する
『花の王国』より

部屋全体が脈打ち、いつの間にか不思議なエネルギーに満たされ、期待と切迫感のせめぎ合うなか、瞑想中の私は、空中を漂うような不思議な感覚を味わっていました。

まるで目に見えない力が私を上から引き上げているかのよう、そして私の全存在は、部屋にあるすべての生き物が発している力と結びつきを持っている、より高い、新しい次元へとさらわれていったのです。

植物や、私の手の載っている木の椅子の肘掛けさえ暖かく息づいていましたが、私は、下に横たわる自分の地上の肉体にも、鋭い意識を保ち続けていました。

私の知る限り、ただひとつのことを除いて、部屋には以前と変わったところはないようでした。
それは、私の小さな「バランス」の宝石の祭壇に、ディープパープルマゼンタ/レッドの「バランス」オイル(訳註・これはヴィッキーが自分のためにつくったボトルで、今のセットにはありません)が加わったこと

その日毎に必要な安らぎや指示を得、霊的にだけではなく肉体的にも活力を得、その色によってチャクラのバランスを整えるのは、いつもこの祭壇の前なのですが、私の内に突然、この特別なオイル、天と地をつなぐパープルマゼンタ/レッドの必要性が理由もなく、しかし間違いなく生じていました。

何かが起こりはじめていました。
私の目がボトルへと吸い寄せられていったかと思うと、不思議な形がボトルというボトルに現れはじめ、オイルの底からさまざまなシンボルが浮かび上がってきました。

そして、それはいつか頂点に達し、すべては砕け散り、辺りは一面の泡、その泡はにぎやかなおしゃべりを交わし合い、動き回り、交わり合ってダンスを踊っています。
部屋の温度は、どんどん高くなっていくかのよう、私は、永遠の繭に柔らかく抱きとめられたかと思うと、内側から爆発が起こり、ちりぢりばらばらになって時間の一部になりました。

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『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p280-282)



【まるで目に見えない力が私を上から引き上げているかのよう、そして私の全存在は、部屋にあるすべての生き物が発している力と結びつきを持っている、より高い、新しい次元へとさらわれていったのです】

【部屋の温度は、どんどん高くなっていくかのよう、私は、永遠の繭に柔らかく抱きとめられたかと思うと、内側から爆発が起こり、ちりぢりばらばらになって時間の一部になりました】

ヴィッキーさんが爆発して、永遠の一部になったのでしょうか。

pari 記

 

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