B14 Wisdom in the New Aeon(新時代の叡智)

https://artbeing.com/aura-soma/equi/B014.html

ヴィッキーさんのメッセージは「思考の明晰性、新しい時代の知恵」

ニューエイジチャルドセットということでいえば、このボトルはちょうど小学校に上がったころでしょうか?
ヴィッキーさんは思春期とも言っていますが。

これは学校でいろいろな知識を学んだり、いろんな子どもたちと遊んだり、交際範囲が広がるにつれ、自分自身の知恵を駆使していく必要がでてきますね。
そういう子どもにとって自分自身の知恵とつながるのをサポートしてくれそうですね。

ヴィッキーさんは次のように書いています。

「こうして私たちは今、思春期から青年期へかけての年代にやってきました。
それは生まれて間もないころ、まだ泉門が閉じる前に与えられたものが、知恵とともに解放される時期なのです。過去の記憶の貯蔵庫は、将来への架け橋であり、シルバー・コードの記憶の貯蔵庫の贈り物を、心置きなく現在に活用することができるのです」
オーラソーマ  ヴィッキー・ウォール著

オーラソーマを学んだり、色の言語を学ぶにはヴィッキーさんの言葉をかみしめて読んでみることが一番の勉強になりますね。

どんな組み合わせにしろ、上の部分にゴールドが来たら、それは知恵と関連し、知恵を与えるということを覚えておいてください、とヴィッキーさんは書いています。

ここで、イエローゴールドの違いを見ておきたいと思います。
色の言語です。

イエローは知識ゴールドは知恵、というふうに言いますが、その違いはどこから来るのでしょう?

ゴールドはカラーローズでは、原色のイエローと第二の色のオレンジの間にある第三の色と呼ばれています。

つまりは、イエローオレンジを混ぜるとゴールドになる、という意味です。

ゴールドというと、金色と思うかもしれませんが、オーラソーマでは、このイエローオレンジの中間の色のことをいいます。

イエローは知識、知性、混乱、恐怖というような色の言語がありましたね。

ゴールドにもイエローが多く含まれているので、そのイエローの持つ意味も含んでいますが、ではイエローとの違いはなんでしょう?

それは、そこに感情とか感じる要素のオレンジが含まれているので、感情的な要素を含んだ知識、知性、混乱、恐怖ということになります。

イエローのようなメンタルな知的な知識、知性ではなく、より自分の腹の部分、より深いところで感じるところの知識、知性。

オレンジは腹で感じる直感という要素もあるので、そういう要素が知識と知性に加わるわけですね。

それがゴールドの知恵ということになります。

ゴールドの混乱、恐怖も、イエローはメンタルな、頭で混乱していて、頭でわかる恐怖、というようなものですが、ゴールドの混乱と恐怖は、もっと感情的な要素を含んだ、不合理な混乱や恐怖ってことになりますね。

タロットは、ウエイト版では「節制」TEMPERANCE 、クローリー版では「アー ト」ARTとなっています。



ウエイト版では羽の生えた天使がカップからカップに水を移しています。
そして目の前にはすんだ水の池があり、右足を浅瀬につけ、左足は陸の石に置いています。
遠くで山の上から夜明けの日が昇ろうとしており、道がその山に向かって続いています。

カップや水は感情的要素を表し、池は無意識的な要素を象徴しているようです。
前回の死に直面した魂は、そこで新しい器に移し替わるほどの変化を体験し、感情的な側面、無意識的な側面で大きな変化を通り抜けて、そのなかで感情的な部分、無意識的なところで統合しようとしているのかもしれません。

夜はまだ明けていません。しかしまわりには草花も咲き、希望が感じられます。

クローリー版では白い顔と黒い顔の二つの顔をもった女性が、黒い手と白い手の両手でなにかを火の鍋にくべ、錬金術のように何かを作り出そうとしているようです。



白と黒、生と死、光と闇、意識と無意識、愛と憎しみ、喜びと悲しみ、それらの二元性を統合しようとしているようです。
死という未知なるものに直面した魂は大きく揺さぶられ、これまで知っていたと思っていたことも不確かとなり、何もわからないという状態、不合理な混乱や恐怖を経験しているかもしれません。

それらに意識の光が当たるとき、内なる知恵が見いだされるのでしょう。
内なる錬金術のアートを象徴しているようです。

えたに 記(2004,10/09)

 

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