『レスキュー』をひづめや骨に塗るように伝えました。

調剤薬局の実務をこなした経験や、その後のキロボジスト(足治療医)のキャリアもあって、ヴィッキーさんはバランスボトル(イクイリブリアム)を医療と関連して語ることを躊躇しませんでした。

その関係で、当初のバランスボトルは医療目的で使われることも多かったようです。

実際、微細エネルギー領域での不調和が最終的には肉体の病気となって現れるわけですから、オーラの不調和を修正するバランスボトルが医療効果を発揮する場面があることに不思議はありません。

ただし現在は、オーラソーマは肉体の病気に関わる効能をいっさい言及していません。

なので、オーラソーマが採っているそのような現在のスタンスに慣れた感覚からすると、ヴィッキーさんのこのあたりの発言は、とても大胆に聞こえるのは否めません。

しかし、現象世界は絶えざる変化の世界です。

一方的に化学薬品の開発にのみ邁進してきた現在の医薬品の世界にも、また新たなリバランシングの波が押し寄せて来るのかもしれません。

実際ここで紹介されている挿話では、バランスボトルに含まれていたハーブエッセンスとエッセンシャルオイルの活性化されたエネルギーは、馬の蹄の関節炎に驚くほどの治療効果を発揮したようです。

では、別のオーラソーマティーチャーからヴィッキーさんの耳に届けられた、別の馬の治癒例をご紹介しましょう。


私のところへヒーリングにやってきたある女性が、自分の馬を診てくれないかと相談を持ちかけてきました。
獣医が診断したところによれば、それはひづめの関節炎である趾骨瘤だということで、山ほどの薬が処方され、さらにこの薬は寿命を縮めるだろうし、服用量も増えていくだろうとのこと。

その女性はひどく心を痛め、私に何とかならないだろうかと聞いてきました。

直接訪ねていくのは無理だったので、私は遠隔治療を行うから、薬を飲ませたあとにショックを和らげるようオレンジのオーラソーマを体の外側に塗り、それから『レスキュー』をひづめや骨に塗るようにと伝えました。

しばらくしてまた獣医が来たときには、すでに驚くほどの回復ぶりで、もう薬はいらないということになったのですが、彼はどうしてこんなによくなったのか分からず、首をひねっていたということでした。

その彼が言うには、病気はやはり私の言った通り骨の中だったとのこと、私は骨の話をした覚えはないのですが、彼女はそう言い張っています。

それから私は上下ともグリーンのボトルを勧める必要を感じ、今はそれを使っていて、その馬はずっと調子がよくなったようです。

私は馬のことは何も知らず、特に気が合うということもないということを付け加えておくべきでしょう。

『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p263-264)




【しばらくしてまた獣医が来たときには、すでに驚くほどの回復ぶりで、もう薬はいらないということになったのですが、彼はどうしてこんなによくなったのか分からず、首をひねっていたということでした】

人は自分の信念と70%は合致する論理しか受け容れられないということを聞いたことがあります。

あまりにも自分の観点からかけ離れた事実は理解できないものなのでしょう。

pari 記

 

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