カラーの写真を撮るのに、カメラマンを送っても…

カラーの写真を撮るのに、カメラマンを送っても…
『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』:【12 「打ち上げ」作業】から                         ヴィッキー・ウォール
         生命活動には一定程度の“熱”は欠かせないようですね。
あまりのもかじかんだ身体と心では、まともに生命現象に反応することすらままならないようです。
身体の血液やマインドの思考も流れ出すためには、まずは最小限度のくつろぎが必要なようで、そのくつろぎのためにはある程度の温かさが、熱が必要なようです。
ヴィッキーさんたちの住まいを訪れてくれた二人のジャーナリストにとっては、田舎の吹雪の寒風はあまりにも厳しかったようで、家の中に入ってもしばらくまともな反応が起こらなかったようです。
しかも、ボトルがある地下の実験室に案内するためには、もういちど外に出なくてはなりません。
まったく二人の都会人にとってはうんざりだったかもしれませんね。
こんな田舎にまで取材に来たことに内心では後悔していたかもしれません。
ところが、少し身体が温まってきて、ふと目の前のボトルを実際に見てみると、そこには何か生きた生命の輝きが感じられたのかもしれませんね。
        ——————————————————————– と、突然、サイモンの連れていた女性に変化が起こりました。 初めは気の進まないままボトルを手にしたものの、いったん手にしてみると、 何か逆らいがたい衝動を感じて、もう手放せなくなってしまったかのよう、 それから唐突に口にした質問は的を射ていました。 それで私は語り始め、今や私たちは、愛しい子供たちの話をしていました。 情報が私の口から流れ出し、今や語っているのは愛そのもの、それに対し彼 女は始終一定の距離を置いていましたが、それで私の熱意と喜びが削がれる ことはありませんでした。 サイモンは相変わらず無表情のままでした。
それから私たちは、玄関まで彼らを見送りましたが、サイモンは私たちの失 望を感じとっていました。 そのとき彼の友人のシェリルが急に振り返り、私にキスをしたのです。 過去生でのつながりを感じていたとはいえ、彼女の思いやりは私を驚かせ、 私のハートを喜びで満たしました。 それは彼らの訪問の目的とは関係がない、人と人が触れ合う純粋な喜びでは ありましたが。 結果だけを見れば惨敗のようでした。 サイモンの様子からして、記事を書いてもらえる見込みはほとんどないでし ょう。
それから数日後、マーガレットが朝刊を読んでいたときのことです。 束になった郵便物の一番下の手紙に、私たちははっと姿勢を正しました。 それは、まばゆいようなお礼の手紙で、あついもてなしに対してのみな らず、分かち合った美しい情報に対する感謝に満ちていました
「あなたと『バランス』について、『ヒアズ・ヘルス』に記事を書きたいと  思っています。カラーの写真を撮るのに、カメラマンを送ってもよろ  しいでしょうか」。
手紙の主は、シェリル・イサークソンでした。 私たちは歓声をあげました。 気づかないうちに、私たちは天使をもてなしていたのです。
      『オーラソーマ 奇跡のカラーヒーリング』(p98-99)
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やっぱり、こういうものに反応するのは女性ですね。
自動車やコンピュータなど機械的なものに反応するのが男性であるようなものでしょうか。
どうやら写真を撮ってもらえるようですね。
pari 記