ブルーはマインドそのものを表す
「オーラソーマとは何か ?」から マイク・ブース
ブルーは原色の中の原色と言われます。
この色は人間が最後に発見した色なのだそうですね。
つまり、それまで世界を覆っている空の色は、それもまたひとつの色なのだとは認識されていなかったのでしょう。
ブルーはまだ“他者”が生まれる前の気配、他に誰一人いない空間の記憶をもっている色です。
他に誰もいないがゆえの安らぎ、平安を知っている色のエネルギーなのです。
言ってみれば、ブルーとは顕現の世界に現れようとする“最初の意図”とも言えるでしょうね。
しかし現れの世界とは識別されなければ成り立たない世界であり、そのゆえに二元性の原理の中に表現されなければなりません。
だからこそ、どんな色も二元性ゆえのパラドックスを抱えなければならないのです。
他に誰一人いないがゆえの安らぎを知っているとは、取りも直さず、他者を慮ることに対する違和をもっているということです。
ブルーが“権威の問題に対する困難”を抱えているのはそのためなのです。
しかし自分が支える二元性の世界に対する違和を抱えているとはいえ、明らかにブルーは世界の創造に向かって滲み出した色でもあります。
【ブルーはマインドそのものを表す】といわれるのはそのためでしょうね。
ブルーこそが顕現の世界を支えている根源色なのです。
ではそのあたりの秘密をマイク・ブースの言葉で語っていただきましょう。
—————————————————————— オーラソーマでは、意識を変える一つの手段として、鉱物や植物のサインを使います。 色は、このことと関連し、特定の象徴を持ちます。 これについては、特定のものに絞ることができると言ったほうがいいでしょう。 象徴を通して説明しようとすると、色は逆説的になります。 真実のところ、たぶん存在するすべてのものは、何らかの逆説の中に存在しているのです。
色を見るとき、そこに逆説があることは明らかです。 ブルーは原色のなかの原色であり、権威の問題に対する困難、養うことと分析的な思考における困難という側面を持ちます。 けれどもまた、思いやりや養うこと、信仰や信頼もそこにはあるのです。 ブルーはマインドそのものを表し、また空の要素でもあります。
また肉体的には、ブルーは甲状腺を含めた喉と関係しており、また呼吸とも関係しています。 たぶんブルーを使うことによって、マインドにより平和をもたらすことができ、それによって、気づきを増すということも言えるでしょう。
『リビング・エナジー』Vol.1(p29) ——————————————————————–
【象徴を通して説明しようとすると、色は逆説的になります】
【真実のところ、たぶん存在するすべてのものは、何らかの逆説の中に存在しているのです】……。
顕現の世界はすべての特徴が逆説によって支えられているのでしょうね。
pari 記